むかしビデオで撮影した子供たちの思い出動画を掲載した特設サイトを作成しました。 動画コンテンツはYouTubeにアップロードし、既に他の目的で使用しているドメインにサブドメインを追加し、このサブドメインでHPを作っています。セキュリティも考慮していますので紹介します。
作成までの流れ
数十年前は、VHS-Cとか8㎜ビデオ等で子供たちの動画を取っていました。これを以前、PCに動画で取り込んでいましたが、これらを整理するためにYouTubeで動画コンテンツを保存し、その管理をサブドメインのHPを作成して行いました。
作業の主な流れを次のとおりです。なお、ここではサイトのレンタルサーバーとしてXserverを利用し、既にドメインを取得済として説明していきます。
- 動画をYouTubeにアップロードします。
- Xserverのサーバー管理に入り、サブドメインを作成します。
- サブドメインにWordPressをインストールします。
- WordPressでHP(我が家の特設サイト)を作成します。
以下、順に説明します。
YouTubeへのアップロード方法
GoogleのYouTubeにアクセス
ご自身のGoogleアカウントを使用してYouTubeを起動します。
次に「動画をアップロード」をクリックします。なお、右上カメラマークを押して「動画をアップロード」を選択することでも同じ事ができます。
動画のアップロード
次の画面が現れたら、アップロードする動画をドラッグ&ドロップします。同様のことが「ファイルを選択」をクリックしてもできます。
動画コンテンツ情報の設定
動画ファイルを選択後、次の詳細情報を入力していきます。なお、詳細情報は動画アップロード後も変更が可能です。
- タイトル(必須):動画のタイトルを入力します。
- 説明:動画の説明を記載します。記載は任意です。
- サムネイル:YouTubeで表示されるサムネイルを指定します。サムネイルは任意に画像データや動画アップロード後に自動的に3種類表示されるものから選択します。このため、動画アップロード後に選択するのが良いです。
- 再生リスト:動画のグループ分けが再生リストを指定することで可能です。
- 子供向け否か:「はい、子ども向けです」又は「いいえ、子ども向けではありません」を選択します。特に問題なければ「いいえ、子ども向けではありません」を選択します。
- 公開設定:非公開(自分と自分が選択したユーザーのみ動画視聴可能)、限定公開(動画リンクを知っているユーザが動画視聴可能)、公開(誰でも動画視聴可能)から選択します。ここでは、限定公開を選択します。なお、限定公開では、検索では見つける事が出来なくなり、動画リンクを知っている人だけが視聴可能になります。
- 保存:最後に右下の「保存」を押して入力した情報を保存するとアップロードが開始されます。
動画のアップロード時間は環境に依りますが結構かかります。私の実行例では、1GB以下で4時間程度かかりました。古いビデオのフォーマットが「.mpg」の場合は、「.mp4」に変換する事でファイル容量が半分程度になりますので、大きなデータは事前に変換して実施した方が良いです。
サブドメインの作り方
次はホームページのドメインを作成する方法です。ここでは既にドメインを保有し、そのドメインで他のサイトを作成・運営している人が対象になります。もしも、まだドメインを持っていない方は、ドメイン取得やレンタルサーバーが必要ですので、次のXserverのサイトをご覧ください。
Xserverサーバーパネルからサブドメイン設定
Xserverサーバーパネルにログインし、「サブドメイン設定」をクリックします。
サブドメイン情報の入力
「サブドメイン設定追加」のタグから次の設定を行います。
- 設定対象ドメイン:自身が保有するドメイン名から「変更」をクリックして選択します。
- サブドメイン名:サブドメイン名を決定します。サブドメイン名とは、例えば、設定対象ドメイン名が「sample.com」であれば、「xxx.sample.com」の「xxx」に相当する名前で、任意に決められます。
- コメント:備忘として任意のコメントが記載できます。
- 確認画面へ進む:最後にクリックします。
サブドメイン情報の確認
入力した情報を確認し、問題なければ右下の「追加する」をクリックします。
「追加する」をクリックした後に次の画面が現れます。
サブドメインにWordPressをインストール
作成したサブドメインにHPのコンテンツ作成ツールであるWordPressをインストールします。
WordPress簡易インストール
Xserverサーバーパネルに戻り、「WordPress簡易インストール」をクリックします。
ドメインの選択
サブドメインを作成したドメインを選択します。
WordPressの設定
WordPressの起動等に必要な情報を入力します。
- 設定対象ドメイン:サブドメインの上位ドメインを選択します。
- サイトURL:サブドメインに合ったHPのURLを選択します。
- ブログ名:HPに表示されるブログ名を記入します。
- ユーザ名:対象HPのWordPressを起動する際に入力するユーザ名を記入します。
- パスワード:対象HPのWordPressを起動する際に入力するパスワードを記入します。
- メールアドレス:連絡用のメールアドレスを記入します。
- 確認画面へ進む:最後にクリックします。
WordPress設定情報の確認
サブドメインのWordPress設定情報が確認できます。この中で、管理画面URLがWordPressコンテンツの編集用URLです。
我が家専用HPの作成方法
先の管理画面URLをアクセスするとWordPressの編集画面になります。この編集方法は多岐に渡りますので、最初に行う事とページにパスワードを設定する方法だけを説明します。
HPのテーマ設定
ダッシュボードの「外観」から「テーマ」を選択します。テーマとはWordPressのコンテンツを作成する上での基本構成です。
ここでは、あらかじめ準備されていた無料テーマ「Twenty Twenty」を選択します。コンテンツは、この 「Twenty Twenty」 で定義されている書式で作成されていきます。WordPressには無料・有料の数多いテーマがありますので、いろいろ試してみるのも面白いと思います。
ページの作成とパスワード設定方法
我が家用HPの作成する主なポイントは次のとおりです。
- コンテンツページの作成としては、投稿ページと固定ページの2種類があります。今回は動画だけの管理を考えているので固定ページで良さそうです。毎回異なった内容を追加していく場合は、投稿ページで作成するのが良いです。
- ページの作成では、例えば動画コンテンツのリストを記入し、個々のリストとYouTubeで取得した動画リンクとのリンクを貼ります。これにより、視聴したい場合はHPにアクセスし、該当するリストをクリックするとYouTubeコンテンツに移動するので便利です。
- 各ページはパスワードを設定する事が可能です。パスワードを設定すると対象ページを開く際にパスワードの入力が求められます。次の図は、パスワード設定(パスワード保護)をしたものです。これは、ページ編集画面右サイド>投稿>表示状態>公開をクリックすると現れます。
セキュリティをまとめると
我が家の動画が掲載されているサイトの保護をまとめると次の2通りです。
- YouTubeでは限定公開としているので、検索では見つける事が出来ません。動画リンクを知っている家族だけが視聴可能です。
- HPではパスワード設定されていますので、これを知らない人はアクセスできません。
さいごに
サブドメインで新たに家族動画用のHPを作る方法を説明しました。私も約30年前の子供や甥っ子・姪っ子がおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に映っている動画をYouTubeとHPにアップして親戚に人たちに連絡したところ、大変喜んでくれました。
自分の若い時の細い姿も確認できましたし、懐かしかったですね。皆さんもPCに昔の動画が残っていれば是非チャレンジされてはいかがでしょうか。
===↓ブログ村ランキングに参加しています。
にほんブログ村