定期券が不要になりSuica定期券を止めましたが代わりにモバイルSuicaをスマホに入れました。さらに利便性を良くするためにJREポイントとGooglePayについて連携を取りました。設定方法と主な注意点を簡単にまとめてみました。
最近定期券を使わない
新型コロナウィルス感染拡大を防ぐためリモートワークが増えている方も多いと思います。私も同様で、既にJRの定期券は未更新のまま数か月が過ぎてしまいました。
JR定期券はSuicaカードのタイプでしたが、たまに電車を利用したりお金をチャージしておけば電子マネーとして使えて大変便利です。このため、今更ですが、モバイルSuicaに変更しました。
そしてSuicaで貯めていたJREポイントにはモバイルSuicaを登録し、GooglePayにモバイルSuicaを紐付けて、更に使い勝手を良くしましたので、これらについて説明します。
まずモバイルSuica
SuicaはGooglePayからも登録できるのですが、一部利用できないサービスがありますので、まずモバイルSuicaとして新規登録しました。
モバイルSuicaの登録
モバイルSuicaは、駅の改札で利用するとき、その都度アプリを起動することなくそのままタッチすれば通過できますので、大変便利です。
次の図は、モバイルSuicaサイトのトップ画面で、クリックするとサイトへ移動します。この記事では、私の場合を中心に記載しますので、モバイルSuicaの詳細については同サイトでご確認ください。登録方法はとても簡単でした。
なお、モバイルSuicaへのチャージにクレジットカードを使う方はそのカード情報が必要になりますので手元に持っていてください。
モバイルSuicaの注意点
私は、元々持っているSuica定期券をモバイルSuicaに切り替えて利用しようと考えていましたが、結果的にはNGでした。これを含めて注意点を次に記載します。
- 今まで使っていたカードタイプのSuica定期券をモバイルSuicaに切り替えるタイミングは、新規登録時の一度に限りです。既に新規登録をしていたり利用中のモバイルSuicaへは移行する事ができません。
- 有効期限切れのSuica定期券は移行できません。
- 「ビュー・スイカ」カード(クレジットカード)の定期券は移行できません。
- 切替え操作を行うと、今まで使っていたカードタイプのSuica定期券はすぐに使用できなくなります。
- Suica定期券からの切替えをした場合、翌朝5:00以降に携帯情報端末からログインして「SF(電子マネー)の移行操作」を行う必要があります。これが完了するまでは、定期券以外の機能が利用できません。
私に特に関係する箇所は、上記①②です。④⑤については従来のSuicaカードがうまくモバイルSuicaに移行できた方に関係がある説明です。
いままで利用していたSuica定期券の返却
スマホにモバイルSuicaを設定すると、いままで使っていたSuicaカードが不要になります。このSuicaカードを返却すると預り金(デポジット)500円が戻ってきます。切替え操作をした方もいままでのカードタイプのSuicaが使えなくなりますので、切替え翌日以降に、デポジット500円を返金してもらう事ができます。
ただし、返却する場合には手数料220円が必要になりますが、この手数料を正規の手続きで220円以下や0にする方法があります。次の文章はJR東日本サイトからの引用です。特に※のところをご覧ください。
定期券部分の払いもどし額と入金(チャージ)残額の合計から、手数料220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金します
※定期券の有効期限を過ぎている場合は、入金(チャージ)残額から手数料220円を差し引いた金額に、預り金(デポジット)500円を加えて返金します。 なお、入金(チャージ)残額が220円以下の場合は、預り金(デポジット)のみの返金となります。
JR東日本 Suica定期券の払いもどし(Suicaの返却)
つまり、Suicaカードにチャージされている金額が0円の場合は手数料無しということです。今までのSuicaカードを返却する時は、頑張ってチャージ金額を使い切ってしまいましょう。
JREポイントとの連携
次は、モバイルSuicaと今までのJREポイントとの連携です。いままで、JREポイントを活用されている方は良くご存じだと思いますが、次の図はJREポイントサイトのトップ画面です(図をクリックすると同サイトへ移動します)。
モバイルSuicaとJREポイントの連携方法は、JREポイントサイトのID/パスワードによりログインして入り、トップ>会員ページ>登録ポイントサービス確認・変更に移動し、Suicaの欄でモバイルSuicaに登録したメールアドレスとパスワードを追加します。
念のため、もう一度再ログインして先ほどの「登録ポイントサービス確認・変更」を見ると登録された「JRE POINT交換番号、SuicaID番号、Suica種別:モバイルSuica等」が確認できます。
GooglePayとの連携
次はモバイルSuicaとGooglePayの連携です。ここでは、既にGooglePay設定済みとして説明を進めます。
スマホのGooglePayを起動するとトップ画面に設定済または設定可能な電子マネーやクレジットカード等が表示されます。
この画面で「設定する」をクリックし、Suicaのところにチェックマークを入れるだけです。拍子抜けするほど簡単でした。必要な情報は既にスマホに入っているのでそれを活用しているようです。
GooglePayでSuicaを利用する場合の注意点
GooglePayではSuicaを利用すると少し制限があります。一部は下記に示しますが、詳細は上図をクリックしてご覧ください。
- GooglePayアプリからSuicaのネット決済サービスは利用できません。Suicaのネット決済サービスを利用する場合はモバイルSuicaから実行する事になります。
- JRE POINTからのチャージをGooglePayで受け取ることはできません。モバイルSuicaアプリで受取る事になります。
- Suicaのチャージ払戻しや退会は、GooglePayからできません。モバイルSuicaから実行します。
オートチャージの設定方法
モバイルSuicaやGooglePayをスマホに設定しているとチャージが簡単にできます。このためオートチャージのメリットが少なくなっていますが、それでも残高確認が必要ありませんので便利です。オートチャージのやり方も説明しておきます。
- モバイルSuicaを立ち上げます。
- トップ>SF(電子マネー)メニュー>オートチャージ設定>オートチャージ申込/変更と進みます。
- 指定金額(残高条件/入金金額)を設定し、「次へ」をクリックします。
- 内容を確認し、「申込/変更する」をクリックします。
さいごに
今回はモバイルSuicaを中心に説明しました。しかし、あらためて感心するのは、Google(実際はAppleが先行していますが)等の目の付け所です。電子マネーやクレジットカード等キャッシュレス機能がGooglePay(やApplePay)に集約されています。キャッシュレス機能のプラットフォーム化ですね。
まだまだ対応数は少ないですが、キャッシュレスサービスがこのようなプラットフォーム上に集約され、最後まで残るのだろうなぁ~と考えています。凄いものですね。
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