イオングループは、 総合スーパーのイオンを中核に、クレジットカード、電子マネーWAON等のキャッシュレス決済サービスなどがあり、また株式優待で利用金額に応じた現金還元など、利用者密着のユニークな手厚いサービスがあります。利用者にはうれしい、これらのサービスについて説明します。
イオンのキャッシュレス決済サービス
イオングループには、イオン銀行があり、キャッシュカードとクレジットカード、そして電子マネーWAONとして使えるイオンカード(正式名称はイオンカードセレクトですが簡単のためイオンカードと称します)があります。
イオンカードと電子マネーWAONについて説明します。
イオンカード
入会費・年会費無料のカードです。クレジットカードとキャッシュカードと電子WAONの3つのカードとして利用できます。主な特長は次のとおりです。
- 入会費・年会費無料
- ATMは全国約55,000台以上で手数料無料(イオン、ミニストップ、ダイエー等に設置)
- 他行ATM入出金利用手数料が最大月5回無料(イオン銀行との取引状況により優待ステージが決まる)
- 毎月20日・30日は買い物代金5%OFF(イオン、マックスバリュー、ビブレ、イオンスーパーセンター等)
- イオングループの対象店舗( イオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュー等)なら、ときめきポイント200円(税込)毎に2ポイント還元
- 毎月10日・20日・30日はイオンモール専門店でときめきポイント200円(税込)毎に5ポイント還元
今、イオンカードの入会・利用キャンペーンを実施中です。イオンの「暮らしのマネーサイト」より、新規でWeb申込をし、発行されたカードで利用期間中にクレジット払いを合計2万円(税込)以上利用された方に、2,000円相当の「ときめきポイント」がもらえます。
「ときめきポイント」とは、貯まったポイント数に応じて商品との交換ができる特典です。通常はクレジットカードの利用200円(税込)毎に1ポイント貯まります。
- 申込期間2020年6月22日10:00~8月31日9:59(継続の場合あり)
- 利用期間2020年6月22日10:00~10月10日23:59
電子マネーWAON
WAONとは、イオンが提供する電子マネーです。チャージ(入金)することにより買い物などで利用できます。主な特長は次のとおりです。
- 発行手数料300円と一応記載されていますが、上記のイオンカードを一緒に申し込めば無料です。また、年会費も無料です。
- WAONで買物200円(税込)ごとに1WAONポイント(1円相当)が付きます。ただし、200円(税込)未満の端数は切り捨てです。
- WAONポイントはWAON(電子マネー)に交換して、買物に使えます。WAONポイントのままで買物はできません。
- イオン銀行口座からのWAONオートチャージ200円ごとに1ポイント、電子マネーWAON利用200円(税込)毎に1ポイントと、ダブルで貯まります。
- 「電子マネーWAON会員(所有者情報登録)」もしくは、「WAON POINT会員」の会員登録をしているとWAON利用200円(税込)毎に2ポイント となり、さらにお得です。
- イオンカードと同様に毎月20日・30日は WAON利用で買い物代金5%OFF(イオン、マックスバリュー、ビブレ、イオンスーパーセンター等) になります。
なお、「ときめきポイント」からWAONポイントの交換ができ(ただし、1,000ポイントから、500ポイント単位での交換となる )、WAONポイントから電子マネーWAONの交換ができます。
この交換は、イオンの「暮らしのマネーサイト」から手続きをします。
マイナポイントへのWAON登録
マイナポイント事業での、キャッシュレス決済サービスとしてWAONを登録(紐付け)することができます。
WAONを登録により、2020年9月から2021年3月末までの期間でWAONチャージ(上限2万円)でチャージ額の25%が電子マネーWAONで還元(最大5千円相当)されます。
さらにWAONの特典としてチャージ額の10%(最大2千円相当)がWAONとしてもらえます。
つまり、マイナポイントとWAON特典により、上限2万円のチャージに対して最大7千円相当が電子マネーWAONとして還元されます。還元率としては大きな値です。
イオンの株主となるメリット
イオンは、株主への還元が厚いことで有名な企業です。良くイオン関係のスーパー等で買い物をされる方は、株主になっておくことも一考と思います。
イオンの株価
次の図は、イオンの最近2年間の株価チャートです。
2020年3月の新型コロナウイルスの影響による大幅下落から今は回復基調にあり、2020年7月3日終値2,508円/株です。この値は、後で利回りを計算する時に使います。
イオンの株主優待制度
イオンの株を購入するとイオンからイオンオーナーズカードが送られてきます( 株主本人カード・家族カード各1枚の合計2枚)。このカードを、例えばイオンスーパーの買い物会計時に提示すると、半期単位で利用額に応じた現金が還元されます。
還元率は、保有株数により3%~7%と異なり、株式購入最低単位の100株では3%の還元率となります。
私も最低の100株を保有しており、下記が半期の利用明細と還元(6.ご返金額)の実績です。
「4.ご返金対象お買上額」136,067円に対して、「 6.ご返金額 」4,092円と3%以上が還元されています。これは、お買上明細にある個別利用ごとに3%を計算しており(小数点以下は切り上げ)、その影響で3%より少し多くなっています。
年間の利回りを計算してみます。年間還元額は単純に上記の2倍とすると8,184円、配当は1株36円でしたので3,600円(=36円×100株)、100株購入するためには 250,800円(=2,508円×100株、手数料無視)ですので、次のようになります。
年間利回り
=(8,184円 + 3,600円)/ 250,800円 =4.7%
なかなか良い利回りですね。しかし、会社として無理をしている数字にも見えません。株価は下がる危険性もありますが、売買で儲けるのではなく、配当と利用者還元を期待した購入するのも有りと思います。まるでイオンの会員権を購入している感じですね。
そういえばイオン株主優待の一つにイオンラウンジ利用可があります。イオンラウンジのある店舗は限られていますが、オーナーズカードを提示することで入室でき、飲み物などが無料で用意されています(ただし、今を新型コロナウイルスの影響で休止中です)。
メリットをまとめると
イオンカード等を新規入会やイオンの株主であることを前提にしてメリットをまとめると次のようになります。
- イオン銀行に口座を作り、イオンカードに新規入会(クレジットカード、キャッシュカード、電子WAON付き)⇒ 2,000円相当の「ときめきポイント」 ゲット。
- 上記WAONをマイナポイントのキャッシュレス決済サービスに登録(紐付け)し、イオン銀行から2万円をWAONにチャージ⇒2,000円相当の「ときめきポイント」 ゲット。
- 「ときめきポイント」を商品に交換しない場合は、イオンの「暮らしのマネーサイト」より「ときめきポイント」 →「WAONポイント」→「電子マネーWAON」に交換しておく。
- イオンスーパー等で買い物をする場合は、極力WAONにチャージしてからレジでキャッシュレス決済する→WAONポイントゲット(必要に応じて 電子マネーWAONに交換)。
- イオンの株主の場合は、イオンから半期ごとに送られてくる「オーナーズカードご利用明細書」をイオンのサービスカウンターに持っていき、還元額を現金でもらう( 押印したこの明細書とオーナーズカード要持参)。
まだ、10のつく日とか、さらに還元アップを狙える方法がありますが、少々長くなってきたのでこのぐらいにしておきたいと思います。
さいごに
マイナポイントのキャッシュレス決済サービスの登録はどこにしようか考えどころですが、私は射幸的なPayPayで、奥さんは堅実なWAONかなぁ~と思っています(各サービスの特典比較は下記サイトをご覧ください)。
マイナポイントへのキャッシュレス決済サービスとの紐付けが開始されました。この紐付けは1サービスだけですので、各社、利用者の囲い込みのために特典・キャンペーンを出し始めています。これからも追加・変更されると思いますが、現状での特典をまとめて[…]
マイナポイントの開始は、2020年9月からですので、それほど慌てる必要はありません(一部早めの期限が来るのもありますが)。楽しみながら調べてみるのも面白いと思いますので、ご参考になれば幸いです。
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