キャッシュレスで公金支払い

年末調整が終わり、来年の確定申告が気になる時期ですが、最近ではスマホアプリのPay払いが可能です。以前から一部の納税でクレジットカード決済が可能でしたが手数料がかかりました。しかしPay払いの場合は手数料なしで納税できます。国税庁サイトの内容を基に納税のPay払いについて説明します。

国税をスマホアプリで納税

国税庁のサイトを見るとスマホアプリ納付の名称で説明があります。

これは国税庁から委託を受けた納付受託者(GMOペイメントゲートウェイ株式会社)が運営するスマートフォン決済専用のWebサイト(国税スマートフォン決済専用サイト)を介して、Pay払いを選択・納付する方法です。

このため、パソコンからアクセスする事は不可で、スマホからのみ納付手続きができます

利用できるPay払い

現状利用できるPay払いは次のとおりです。楽天Payがありませんが、だいたいメジャーどころのPay払いがカバーされています。

  • PayPay
  • d払い
  • auPAY
  • LINE Pay
  • メルカリPay
  • amazon pay

納付可能な税目

主な税目としては、次のとおりです。また、加算税や延滞税等の附帯税の納付も可能です。

  • 申告所得税及び復興特別所得税
  • 消費税及び地方消費税
  • 法人税
  • 地方法人税
  • 相続税
  • 贈与税
  • 源泉所得税及び復興特別所得税
  • (まだまだあります)

主なメリット・デメリット

  • メリット
    • メンテナンス時期を除き、夜間休日を問わず24時間利用可能です。e-Taxの受信通知からアクセスする場合はe-Tax利用時間内に限ります。
    • 納付に係る決済手数料はありません
    • Pay払いの運営会社に規定されたポイントが付与されます。
    • 家族の国税も納付可能です。
  • デメリット(及び注意点)
    • 領収書は発行されませんので、必要な人は、納付書・現金と共に金融機関や税務署の窓口で納付しなければなりません。
    • 上記窓口で納付される場合は、スマホアプリ納付を利用する事ができません。
    • 決済金額は一度の納付手続で30万円までです。また、利用されるPay払いで設定された利用上限金額により、決済可能な金額が制限される場合があります。
    • 複数の税目(所得税や消費税等)をまとめて納付する事ができません。税目毎に納付手続をしなければなりません。
    • 納付金額や内容を間違った場合は、スマホアプリからの取消・変更ができません。この場合は、所轄の税務署へ連絡することになります。

スマホアプリ納付については、国税庁サイトに詳しく説明されていますので、ご興味があれば、下記サイトご覧ください。

クレジットカード決済

キャッシュレス納税としては、クレジットカード納付があります。

国税としては、国税庁が委託した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)の運営するサイトから納付するのものと、地方税等を自治体が委託して納付するものがあります。

ここでは、私の住む街の地方自治体が実施している内容を簡単に説明します。委託先は、(以前はYahoo!カードでしたが)株式会社エフレジ(F-REGI Co.,Ltd. https://www.f-regi.co.jp/fr/)が代行しています。

利用可能なブランド

クレジットカードの利用可能なブランドは次のとおりです。中国系の銀聯がありませんが、メジャーなブランドは押さえています。

  • VISA
  • マスターカード
  • JCB
  • アメリカンエキスプレス
  • ダイナースクラブ

納付可能な税金

自治体により納付可能な税金やその他の公金(水道料とか)が異なりますが、私の住む街では次のとおりです。

  • 市県民税(普通徴収)
  • 固定資産税・都市計画税(土地・家屋)
  • 固定資産税(償却資産)
  • 軽自動車税(種別割)

手数料

納付金額に応じて次の手数料(システム利用料)が発生します。この手数料は自治体に入るのではなく、運営会社・クレジットカード会社へ支払われる費用となります。

納付金額システム利用料(税込)
1円~10,000円55円
10,001円~20,000円165円
20,001円~30,000円275円
30,001円~40,000円385円
40,001円~50,000円495円
以降、納付金額10,000円ごと+110円加算
クレジットカード決済の費用

ここでは、地方税等のクレジットカード納付について説明しましたが、国税のクレジットカード納付については、次のサイトをご覧ください。

さいごに

税金もキャッシュレスで決済するようになってきました。現金も考えてみれば紙と金属に国が信用を与えたものですので、決済手段も国が信用を与えれば済むものなのだとあらためて実感した次第です。

現状のPayがこれだけ流通してくると次は銀行が中核となるデジタル通貨がそろそろ出てきそうです。今後どのようなサービスが現れるか期待してみていきたいと思います。

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