今年も残り少なく慌ただしくなってきましたが、ネット系大手の楽天銀行・楽天証券と住信SBIネット銀行・SBI証券について、年末・年始キャンペーンを紹介します。これらのキャンペーンはよく継続もしていますので、お休みの日にでも検討されてはいかがでしょうか。自分の興味のあるものをピックアップしてみました。
今回対象とした金融機関
今回対象にするネット系金融機関は楽天グループの楽天銀行・楽天証券とSBIホールディングスの住信SBIネット銀行・SBI証券です。これらを選んだのは、ネット系金融機関の大手であり、しかも証券取引等で投資を行う場合に金利優遇、ポイント還元が厚い、ATM・他行振込手数料無料回数がある等利用者にとってメリットが大きい点があります。
これらの恩恵を享受しているユーザの一人として、キャンペーンへの興味も調べてみました。
なお、メリットについては、次の記事でまとめていますので、ご覧ください。
銀行の預金は1行あたり預金の元本1,000万円まで保護されますので、資産がある人は分散しているのが普通です。しかし、まだ預金額が少ない人でもネット銀行を2行利用していると手数料無料回数を増やすなどメリットがあります。そして関連する証券会社[…]
次に各金融機関の気になるキャンペーンを紹介します。なお、オレンジ色の部分をクリックすると対象サイトへ移動しますので、詳細をご確認ください。
楽天銀行のキャンペーン
- 楽天銀行カード新規入会＆クレジット機能利用で8,000ポイント：楽天カードと楽天銀行キャッシュカードの一体型カードです（年会費永年無料）。キャンペーン期間は「2021/12/13（月）10:00～2021/12/20（月）10:00」で条件クリアすると8,000ポイント付与されます。楽天カードを既にお持ちでない人のキャンペーンです。
- 新規の給与・賞与・公的年金受取（5万円以上）で抽選50名に20,000ポイント付与：抽選というのが残念ですが、これを開設すると次の大きなメリットがあるのでお勧めです。エントリー期間は、「 2021年11月22日（月）10：00～2022年1月5日（水）23：59」です。
- 他行宛振込手数料が3回/月無料になり、使い切れなかった分は2回まで翌月繰越し、最大5回/月まで利用する事ができます。
- 楽天サービスの「ハッピープログラム」の会員ステージに応じて、1～3ポイント付与されます。
- 資金お引越し定期：自分名義の他行口座から楽天銀行への振込資金に対して適用されます。通常の円定期預金金利は0.02％ですが、1カ月物で0.1％とより好金利です。現在、恒久的な優遇サービスですので、期限はありません。次のマネーブリッジをしない人向けです（証券取引をしない人）。
楽天証券のキャンペーン
- 楽天銀行開設とマネーブリッジ設定でもれなく現金1,000円プレゼント：マネーブリッジとは楽天証券口座と楽天銀行口座の自動入出金サービスで、口座間の資金移動を自動で行ってくれます。さらに、0.1％（税抜）の優遇金利が適用されます。現状、キャンペーン期間の制限はありません。
- 純金プラチナ積立デビューキャンペーン：はじめて純金・プラチナ取引で、もれなく200ポイントプレゼント。1万円以上の積立開始で、さらに300ポイントプレゼントされます。楽天証券の積立て手数料は、1.65％と比較的低水準です。エントリー期間は、2021年12月26日（日）23:59までです。なお、関連して「純金プラチナ積立 ボーナス増額キャンペーン」や「純金プラチナスポット取引 ボーナスWキャンペーン」なども実施しています。
住信SBIネット銀行のキャンペーン
- SBI証券口座開設優遇プログラム：住信SBIネット銀行からSBI証券口座を開設し、SBIハイブリッド預金への25,000円以上の振替で、現金5,000円プレゼントされます（SBI証券総合口座への入金）。SBIハイブリッド預金とは、住信SBIネット銀行口座とSBI証券口座の自動入手金サービスで、0.01％（税抜）の優遇金利もあります。キャンペーンを得る条件のSBI証券口座開設完了日は現状2022年5月31日まであり、その時期によりエントリー期間や特典入金日が異なります。
- WealthNavi for 住信SBIネット銀行の口座入金で最大10万円プレゼント：分散資金運用アプリWealthNavi対応の口座へ、キャンペーン期間中に20万円以上入金した人に入金合計額と自動積立の利用状況の応じて現金がプレゼントされます。例えば、20万円以上50万円未満の場合、自動積立による入金無しでも250円、自動積立による入金ありでは500円の現金がプレゼントされます。キャンペーン期間は、2022年3月8日までです。
- 円定期預金特別金利キャンペーン：期間限定で円定期を特別金利で1年もの0.1％で提供しています。キャンペーン期間は2022年2月6日です。
- 対象NEOBANK円定期預金キャンペーン：提携NEOBANK（JAL NEOBANK、T NEOBANK、ヤマダNEOBANK、おうちバンク）の代表口座開設・円定期預金（3ヶ月もの）新規預入の人が対象で、年3％の優遇金利を得る事ができます。既に通常支店（イチゴ支店等）口座を保有している人でも提携NEOBANK口座を追加開設・円定期預金が可能です。ただし、1口座あたり合計50万円が上限になります。キャンペーン期間は、2021年11月29日（月）～2022年1月9日（日）です。
- 対象NEOBANK円定期預金 特別金利20％キャンペーン：上位同様に提携NEOBANK（JAL NEOBANK、T NEOBANK、ヤマダNEOBANK、おうちバンク）が対象です。こちらは円定期預金1ヶ月もので年20％、1口座あたり上限10万円です。キャンペーン期間は、2022年1月9日（日）までです。
SBI証券のキャンペーン
- 個人向け国債キャンペーン：個人向け国債の変動10年、固定5年、固定3年について、合計50万円以上購入すると購入額に応じてキャッシュバックされます。例えば、購入金額50万円以上100万円未満の場合で変動10年では500円、300万円以上400万円未満では3,000円がキャッシュバックされます。このキャンペーンは現状毎月継続されています。
- 最大5万円のFXキャッシュバックキャンペーン：期間中にドル/円以外の全通貨ペアの新規取引数量合計に応じて、期間中に新規取引されるドル/円を1単位につき最大10円（合計50,000円まで）キャッシュバックされます。キャンペーン対象期間は「2021/12/1（水）～2021/12/30（木）」ですが、残念ながら2021/10/31以前にFX口座を開設された人が対象です。
さいごに
今回は楽天系とSBI系の金融機関の中で、自分が興味を持ったキャンペーンだけを紹介しましたが、その他のキャンペーンも沢山あります。金利については、優遇されているとはいえ相変わらず低い値です。それでも、証券口座との自動入出金サービスを活用することで、楽天では0.1％、SBIでは0.01％の優遇金利を得る事ができますので、証券取引をしなくとも口座開設・自動入出金サービス設定をしておくだけでも意味があると思います。
これから年末にかけて忙しくなると思いますが、正月などの休みの間に今回紹介したキャンペーンも参考にしていただき、来年の方針を考えてみてはいかがでしょうか。
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