シニアやスマホに慣れない人向けにらくらくフォン等簡単に操作できるスマホがありますが、らくらくフォンの機種には制限があり、折角のスマホ機能を最大限活用するのが困難ですし、必ずしも性能が高いわけでもありません。しかし、らくらくフォン以外にもう1台実質無料購入できる通常のスマホがあれば、別途練習がてら機能・操作に慣れる事ができます。楽天モバイルを利用すると練習用スマホを実質無料で購入できますので、これらの方法について説明します。
うちの奥さんがもう1台スマホを必要とする理由
我が家では家族全員Android系のスマホを使用しています。スマホの操作は慣れるとそれほど難しく無いのですが、うちの奥さんはガラケーからスマホに移行した後にスマホをうまく使いこなす事ができず、時々パニックになりました。
このため、スマホをドコモの「らくらくフォン（正式名称：らくらくスマートフォン）」に交換して愛用しています。らくらくフォンはシニア向けということもあり、表面的には操作方法を限定しているので、操作が簡単なのですが、反面性能や機能が劣っている所があります。
らくらくフォン性能の一例
例えば、現状のらくらくフォンの機能の一部を示すと次のとおりです。価格は、4万円強で、買い替え時にdポイントが1万円程度貯まっていると仮定すると実質3万円程度で購入できますが、特殊仕様のため値下がりがあまりありません。性能的には中級以下で、それほど悪いとは思いませんが、それでもディスプレイが小さく、バッテリー容量やメモリ容量が少ないのでやはり見劣りします。
- 名称：らくらくスマートフォンF42A
- ディスプレイ：約4.7インチHD
- プロセッサ：Snapdragon450
- OS：Android10
- カメラ：アウトカメラ約1310万画素、インカメラ約500万画素
- バッテリー容量：2110ｍAh
- 内蔵メモリ：RAM3GB/ROM32GB
- 重量：約143g
- その他：防水・防塵機能、おサイフケータイ、らくらくタッチ等
やはり気になる事は
性能的には、中級以下ですのでこの程度かなと思います。しかし、やはり気になるのが使い勝手です。スマホは、これからも進化を続けていきますので、より高性能でより使い勝手の良い製品がどんどん出てくると思います。そして、世の中、キャッシュレス決済・ネット取引等が主流になってきますので、このような特殊仕様のらくらくフォンに慣れるとそれらに追随できるのかが心配です。
そこで、らくらくフォンを利用する一方、もう1台通常スマホがあればそれで練習ができ、操作に慣れる事ができるなと考えたわけです。楽天モバイルでは、スマホ代が実質無料になるキャンペーン・機種がありますし、データ通信料1GB以下無料、Rakuten Linkを利用すると通話料金・SMS料金無料ですので、これを活用するのが良さそうです。
次に楽天モバイルを活用する方法を説明します。
もう1台を楽天モバイルで
通常にスマホ操作等に慣れる方法と利用料金がほぼかからない方法を説明します。
もう1台の利用イメージ
- 楽天モバイルでほぼ実質無料になるスマホ機種を選らび新規契約します。また、必要ならばAndroid用に新しいgmailアドレスを取得し、設定します。
- 楽天モバイルの利用・操作は、屋内Wi-Fiを原則にします。例えば、屋内ではネットバンキング・ネット証券等ネット取引、Rakuten Linkを使った通話・SMS、ゲーム、ネットサーフィン等で利用します。
- 屋外での利用は確認したい操作に限定し、データ通信料を1GB以下に抑えます。例えば、屋外では楽天Pay・PayPay・GooglePay等キャッシュレス決済、モバイルSuica等の交通系キャッシュレス決済などで利用します。
楽天モバイルの実質ほぼ無料スマホ
次のようなスマホが実質ほぼ無料になっています（2022年1月時点）。実質と断っているのは、購入時お金が必要ですが、ほぼ同等相当がポイントバックされるためです。
主なスマホ機種は次のとおりです。各々、購入後ポイント付与があり、負担は実質0円～1円です。これらのキャンペーンは終了日未定ですが、実際に購入される際に詳細等をサイトでご確認ください。対象際サイトは、画をクリックすると移動します。
利用もほぼ無料
楽天モバイルの利用料料金プランは「Rakuten UN-LIMIT VI」の1プランのみで、データ利用量により利用料金が変わります。ただし、利用料金の最大は2,980円/月（税抜）で、4Gのみならず5Gにも対応しています。まだまだ5G対応エリアは少ないですが、嬉しいプランです。詳細については、次の画をクリックするとサイトへ移動しますので、そちらをご覧ください。
留意事項
楽天モバイルを新規契約するとほぼ実質無料でもう1台のスマホを入手し、利用できますが留意点もいくつかあります。
まずは、楽天モバイルではドコモ・au・ソフトバンク等のような手厚いサポートを期待する事ができません。利用料金が格安なので仕方がないところもありますが、スマホが苦手なシニアにとっては厳しい面でもあります。何かトラブルが生じた場合は、ネットで調べるとかヘルプディスクへ連絡をする事になりますが、これにも苦痛を感じるかもしれません。このため、家族の中で楽天モバイルを利用されている人がいるか、他キャリアでも同じ機種を購入されると少し安心です。
また、これは一般的な事ですが、スマホでネット取引や決済を行う場合はセキュリティ対策（アンチウイルスソフト）を忘れずに実施してください。この費用も考えておく必要があります。
さいごに
スマホは今後も一層使いやすいものになっていくと思います。らくらくフォンは、入門機器としては素晴らしいと思いますが、今では一般のスマホでもブラウザをAndroid標準メニューでは無く、簡易メニューに切り替えるものがでて来ています。
今の内から、今回提案した方法でスマホ操作等に慣れる方法もありますので、ご検討されてはいかがでしょうか。
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