証券会社との連携が強み、あなたの資産形成に役立つ2大ネット銀行の比較

住信SBIネット銀行と楽天銀行を比較してみました。各々、SBI証券、楽天証券と強力に連携しており、使い勝手のよい銀行だと思います。日常的な生活や資産形成・運用を行う上での利便性などで比べてみましたので報告します。

まずは大まかな結論から

数あるネット銀行の中で、住信SBIネット銀行と楽天銀行を選んだのは、各々証券会社と連携が強く、資産形成や運用に向いている銀行というのが理由です。その他の特長あるネット銀行もありますので、2大といっているのも主観が入っており、一つの意見として捉えていただければと思います。

まずは、大まかな結論から述べ、その後に少し詳細な説明をしたいと思います。

住信SBIネット銀行のメリット

ネット銀行は、市中銀行のように窓口がありませんので、銀行口座内の入出金が気になりますが、コンビニなどでのATM使用や他行への振込の手数料無料回数が比較的多く、使い勝手が良いと思います。

しかし、何といっても住信SBIネット銀行の強みはSBI証券と連携し、かつ外貨に強いということです。

SBI証券は、ネット証券では一番の大手で、証券会社を中心に銀行があり保険があり等々で金融グループを構成しています。このため、SBI証券で資産運用を行う場合は、必ずこの銀行を使用することになります。

特長的な外貨即時決済サービスでは、外貨普通預金からSBI証券の外貨建口座に入金・出金ができます。

例えば、SBI証券でFXにより円貨から米ドルに交換し、それを現引(現受)して実際の米ドルを口座に受け取ることができます。この米ドルで、米ドル建ての株式・ETFを購入する事も、売却してドルで受け取ることも可能です。

米ドル投資をされる方には必須の銀行です。

楽天銀行のメリット

楽天スーパーポイント(以下、楽天ポイントといいます)が循環する楽天商業圏の中核ですね。 楽天ポイントは、楽天グループの中で受け取ったり、支払ができ、あたかも現金にように使う事ができます。

このため、楽天銀行を使うと楽天ポイントが貯まりやすくなりますし、楽天ポイントで証券関係の取引ができるものもあります。

楽天市場で良く買い物をされる方は、是非持っていた方が良いと思います。

日常的な使い勝手の比較

次の表は、住信SBI銀行の利用高に応じた優遇サービスです。主な条件は、沢山条件があるのですが、分かり易いものだけを記載しています。

住信SBIネット銀行のスマプロランク

住信SBIネット銀行では、スマプロポイント のポイント還元サービスがあります。スマプロポイントは、500ポイント以上から1ポイント1円相当で現金に交換ができます。また、JALのマイルにも交換可能です。ただ、楽天ポイントに比べると見劣りしますので、これからの改善を期待したいところです。

次の表は、楽天銀行の利用高に応じたサービスです、

楽天銀行のパッピープログラム

ATM等の利用手数料は、住信SBIネット銀行と比較して若干劣りますが、楽天ポイントの獲得倍率が増えたり、振込手数料を楽天ポイントで支払ったりが可能です。

資産形成・運用を行うための比較

次の表は、資産形成・資産運用等で利用する場合の比較です。

表区分の自動入出金とは、銀行口座と証券口座が連結されていることで、株式を購入した場合に銀行口座から自動的に振り替えてくれたり、株式を売却した場合に銀行口座に自動で入金してくれたりするサービスです。

いちいち人手で口座振替を行う必要がなく、とても便利です。しかも金利優遇サービス(市中大手銀行の定期預金より良い)があります。

住信SBIネット銀行と楽天銀行の比較、証券会社連携、純金積立、為替コスト等

資産形成・運用の比較は、実際は、証券会社も比較しなければなりませんが、ここでは銀行中心に記載しています(証券会社の比較は別の機会に)。

住信SBIネット銀行は、やはり外貨に強く、為替コスト(1通貨単位の片道の手数料、例えば1ドルに交換する場合4銭の手数料がかかる)の比較的低いです。
この表には出ていませんが、何といっても外貨サービスが良いです。

一方、楽天銀行は、金利が良いですね(相対値で良くとも絶対値で金利が低いので私的にはあまり気になりませんが)。また、楽天ポイントの優遇とか純金積立でも手数料が比較的低いですね。
表には記載していませんが、楽天ポイントで外貨預金へ預入れる事もでき、1ポイント=1円と換算して、50ポイントから可能です。
証券会社で見ると、SBI証券の方が少し良いように見えるのでここで頑張っているのかもしれません。

さいごに

ネット銀行を見ると今の市中銀行の辛さが分かってきます。私は、給与振込で三菱UFJ銀行を利用させていただいていますが、ほとんど現金は使いませんし、便利さを感じません。

つまるところ信用だけが大手銀行の存在意義かと思います。信用はとても重要なのですが(最重要ですね)、大手とはいえ、どこも安心できない世界です。これは金融に限りません。何が起きても不思議ではない世の中ですので、興味を持ちながら(好奇心か)見ていきたいと思います。

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