新NISAに向けて検討した投信積立の候補、基本とバリエーション

2024年1月から新NISAが開始されます。これに向けて投信積立について自分が実行する銘柄と配分をまとめてみました。また、検討の過程で派生したその他の構成についてもまとめました。

まずは基本型で開始

私が実行しようと考えている新NISAでの投信積立の銘柄と配分は次のとおりです(円グラフは毎月)。ただし、毎月購入する金額が大きいですので、あくまで割合と考えてください。

債券型のeMAXIS Slim 先進国債権インデックスについては、その他の資産運用で別途国債や社債等を購入されている人は不要かもしれません。もしも不要とした場合、その購入金額は個別株式の方へ回したいと思います。

eMAXIS Slimオールカントリーは、日本株を含みますがその割合は約5.5%(目論見書の値)と低いので日本株式型のSBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンドを加えています。

SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)は金(ゴールド)の投資信託です。昔から資産の5~10%程度は金を保有した方が良いと言われています。

個別株式等については、余力があれば中・長期保有しても良いと考える株式を購入する手もあると思います。ただし、個別株式はリスク大ですので、個別株式を避け、全て投信積立で長期運用でも良いと思います。

また、リート(REIT:不動産投資信託)は金利に影響を受け、株式と相関が強いと思われるので候補から除外しています。

この構成での全体の管理運用費用は0.1244%です。

【新NISAで実践する投信積立の配分(基本型)】

なお、SBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンドSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)は、SBIが最近商品化しているザクっとシリーズのもので、SBI証券からしか購入できません。このため、代わりの候補としてはeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)(管理運用費用0.143%以内)やSMTゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)(管理運用費用0.525
~0.675%)があります。

なお、本稿で候補としてまとめた投資信託については次の記事をご覧ください。

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新NISAに向けて投信積立銘柄を考える

いろいろと迷うバリエーション

投信積立の銘柄を考えるとキリがありませんが、基本型を基によりシンプルした構成と少しアグレッシブにした構成を追加します。

もう少しシンプルに

日本株式型の投資信託を止めて株式型は、eMAXIS Slim オールカントリー1本にした構成です。この中には約5.5%の日本株も含まれています。全体の管理運用費用は0.1133%です

投信積立ての割合の例(表)
投信積立ての割合の例(円グラフ)
【新NISAで実践する投信積立の配分(よりシンプルに)】

日本株をアクティブに

日本株式型のSBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンドの代わりにアクティブファンドのひふみプラスを購入するパターンです。管理運用費用が高くなりますが、より分散効果が向上すると思います。全体の管理運用費用は0.3174%です

投信積立ての割合の例(日本株アクティブ、表)
投信積立ての割合の例(日本株アクティブ、グラフ)

【新NISAで実践する投信積立の配分(+日本株アクティブ)】

日本株アクティブ+NASDAQ100

収益をより期待するために日本株アクティブ型のひふみプラスに加えて米国NASDAQ100に連動するニッセイNASDAQ100インデックスを追加します。よりeMAXIS Slimオールカントリーと重複して米国株中心になり、リスクも大きくなります。管理運用費用は0.3208%です。

投信積立ての割合の例(日本株アクティブ+NASDAQ100、表)
投信積立ての割合の例(日本株アクティブ+NASDAQ100、グラフ)
【新NISAで実践する投信積立の配分(+日本株アクティブ+NASDAQ100)】

日本株アクティブ+NASDAQ100+SOX

ニッセイSOX指数インデックスF米国半導体株は、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)に連動するファンドで、さらに収益重視の構成です。管理運用費用は0.3197%です。

【新NISAで実践する投信積立の配分(+日本株アクティブ+NASDAQ100+SOX)】

その他の留意点

先に記載したとおり、新NISA枠を活用した個別株式の購入は要注意です。リスクの大きい事もありますが、利益発生・売却後の新NISA枠が復活するのは翌年になります。また、一般株式のように損益通算や損失繰越もできません。このため新NISA枠の活用については、投資信託を第一優先で埋める事を考えるのが良いのではないかと考えています。

投資信託のスポット購入や個別株式購入を行う場合は、2024年1月早々実行するのは要注意です。新NISA開始時に株式市場に流れる資金が過熱する可能性があるからです。また、株式の格言(アノマリーでも)として「節分天井、彼岸底」というのもありますので、少し落ち着いてから実行するのが良いかもしれません。

さいごに

新NISAの投信積立について、自分で何を購入しようかと検討した結果をまとめてみました。まずは最初に載せた基本型で開始したいと思います。適宜見直しが入るかもしれませんが変更は簡単ですので、あまり気にしても仕方がありません。また、クレジットカードで2024年1月から投信積立を開始するためにはその設定の締め切りは、SBI証券では12月10日(三井住友カード)、楽天証券では12月12日ですので、これに間に合わせなければなりません。皆さんもご注意ください。

なお、本稿の銘柄等はあくまで参考例として載せているものですので、購入を推奨するものではありません。最終的な購入可否等についてはご自身で判断してください。

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楽天市場
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新NISAで実践する投信積立銘柄とその比率
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