楽天には、楽天スーパーポイントの通常ポイントと期間限定ポイントがあり、楽天キャッシュもあります。さらに楽天グループのサービスを連携する事で、楽天スーパーポイントアッププログラムによりポイントが加算される特典があります。これらについて、自分のケースを基に少し整理をしてみます。
楽天のポイントサービス
まずは、楽天のポイント及び楽天キャッシュについて簡単に説明し、各々利用できるサービスについて比較してみます。還元率は全て、100円につき、1ポイントです。
楽天ポイントの通常ポイントとは
楽天市場等で買い物をするともらえるポイントで楽天スーパーポイントと言います。楽天スーパーポイントは、次の期間限定ポイントと一緒に使われる事もありますし、狭い意味ではここで説明する通常ポイントを指す場合があるようです。
ここでは、紛らわしいので、以下「通常ポイント」と称します。
通常ポイントの有効期限はポイント獲得月を含めて1年間です。ただし、期限内に新たなポイントを獲得すれば有効期限は延長されるますので、有効期限が無いようなものです。
楽天ポイントの期間限定ポイントとは
「期間限定ポイント」とは、利用期間がさらに限定されており、それぞれ獲得した特典内容により異なります。また、 提携サービスのポイント交換や利用ができない等の制限があります。
なお、通常ポイントと期間限定ポイントが混在して保有している場合は、特に指定がない限り期間限定ポイントから優先して使われます。
楽天キャッシュとは
楽天キャッシュは、楽天市場や楽天ペイアプリ加盟店等で利用できる電子マネーです。楽天カードのクレジット機能や楽天銀行から楽天キャッシュにチャージができ、楽天Pay経由で支払いや友達に送ることができます。
実は、旧スマホを楽天モバイルのスマホ下取りサービスに出したところ、この楽天キャッシュで支払われました。普段使っていないのですが、楽天キャッシュを調べて見ようかという事で、この記事を書くきっかけになりました。
スマホ下取りサービスにご興味があれば下記サイトをご覧ください。
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利用できるサービスの比較
次の表は、楽天スーパーポイントの通常ポイント、期間限定ポイント、楽天キャッシュが楽天のどのサービスで利用できるかを現わしています(ざっと調べた結果ですので、誤りがあればご指摘ください)。
以下、特長のあるところを説明します。
楽天Payでは、楽天キャッシュが混在保有していた場合、先に通常ポイント→期間限定ポイントの順で使われ、不足分は楽天キャッシュで支払われます。
楽天カードからの引き落しでは、通常ポイントだけが利用できます。受付期間は請求確定金額反映後の毎月12日~最長24日で、楽天カードのサイトである e-NAVからその都度申請しなければなりません。
楽天銀行デビッドカード、楽天Edy、楽天証券ポイント投資の利用も通常ポイントだけです。
楽天totoは、楽天ポイント不可で、楽天キャッシュだけが利用できます。
楽天ドリームス(公営競輪)は、楽天ポイント等を電子マネー デルカ(公営競技の投票やデジタルコンテンツの購入用の電子マネー)に変換してから購入しなければなりません。電子マネー デルカへのチャージ(入金)は、事前にKドリームスと楽天IDの連携が必要で、スピードチャージのみ対応しています。
楽天ポイント総合サイトでポイント等確認
通常ポイント・期間限定ポイント・楽天キャッシュ等はRakuten PointClubのサイトから確認できます。
ポイント実績等がどのように表示されているのかを私の例で見ていきます。
利用可能ポイントの見え方
まず現れるのは、利用可能ポイントのサマリです。全体の利用可能ポイントと、その内訳である、通常ポイント、期間限定ポイント、楽天キャッシュの現在値が表示されています。
楽天キャッシュの数値は、先に説明した楽天モバイルでのスマホ下取りサービスで戻ってきた数値です。数年前のAQUOSですが、良い値段で戻ってきました。
ポイント実績の見え方
次の図は、ポイント獲得、利用した実績の表です。下から上に向けて説明します。
楽天市場の買い物で8,250円を支払い、その内、期間限定ポイントを2,000ポイント利用しました。2,000の上に82とあるのは、 8,250円購入で得られた通常ポイントです。
その後、楽天モバイルから楽天キャッシュで、6,260が獲得できました。
「Super Point Screen」も「楽天リワード」も設定・クリックするとポイントがもらえる同じようなサービスなのですが、「Super Point Screen」は通常ポイントで、「楽天リワード」は期間限定ポイントが獲得となっています。
ここらあたりは、やってみない事にはわからないところです。
獲得予定ポイントの見え方
次は獲得予定のポイントです。赤丸は、楽天市場で購入した額に対応するポイントを示し、赤四角は楽天スーパーポイントアップ(以下、SPUと称します)特典で加算されたポイントを示しています。
注目すべきは2点あります。
まず1点目は、SPUの加算です。この場合は、楽天カード利用(+1と+1)で+2、楽天モバイル利用で+1、楽天証券(ポイント投資)利用で+1、スマホから購入したので楽天市場アプリ利用で+0.5となり、元の楽天市場分と合わせて、5.5倍のポイントが還元されます(実は楽天カード引落を楽天銀行に変更したので、さらに+1で6.5倍になるはずでしたが今回は間に合いませんでした)。
もう1点は、ポイント数が82と62の2つある事です。これは、楽天市場購入分が8,250円なので82ポイントが付きましたが、この内2,000ポイントは期間限定ポイントを利用したので、楽天カードからの支払額が「 8,250円-2,000円相当=6,250円」となり、62となりました。
ポイントを貯める上での留意点
楽天市場での購入にポイントを利用しても還元されるポイントは減額されないのが、分かりました。しかし、この購入タイミングで楽天カード引落分がポイント利用により減ると、楽天カード分で獲得するポイントが減る事が分かりました。
このため、購入時や何かのサービスの支払時に直ぐにポイントを利用しないで楽天カード払いにしておき、楽天カード利用分を銀行口座から引き落とす際にポイントを使えばもう少しポイントを貯める事ができるのかもしれません。
ただし、最初の表下の楽天カードのところで説明したとおり、通常ポイントだけが利用でき、しかも受付期間が決まっていますので、これが留意点でしょうか。まとめると次のとおりです。
- ポイントは、極力楽天カード引き落とし時に利用する。
- このため、通常ポイントを残すようにする。
(注:まだ実際に確認していませんので、確認後この部分は見直します)。
さいごに
ポイント還元は毎月精々1,000ポイント貯まれば良い程度ですので、小さな話です。しかし、なかなかクイズを解いているようで面白いものです。節税や年金同様に知的ゲームのような感覚ですね。
今回は楽天のサービスを説明しましたが、流れの早い社会の状況下で、また異なるサービスが次々と現れてくると思います。頭の体操を兼ねながら、なるべく付いて行きたいものです。
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