株式相場に役に立つ格言と主なイベントで投資方針を考える

今年の株式市場は、後半少しもたつきましたが全般的に好調でした。年末年始休暇の間に2024年の投資方針を決める方も多いかと思いますので、前提条件の一助となる株式投資に係る主な格言と国内外のイベントについて整理してみたいと思います。

十二支における相場格言

十二支の相場格言としては、『辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。 戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁盛、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる』とあります。

2023年は卯年でしたので、この順番で並べると次のとおりです。2024年は辰年、2025年は巳年と株式相場のさらなる上昇が期待されそうです。

  • 卯は跳ねる
  • 辰巳天井
  • 午尻下がり
  • 未辛抱
  • 申酉騒ぐ
  • 戌は笑い
  • 亥固まる
  • 子は繁栄
  • 丑はつまずき
  • 寅千里を走る

相場格言と主なイベント

次の表は、月や季節に応じた相場格言と主なイベントを整理した表です。イベントとしては、株式相場に大きな影響を与えそうな日銀政策決定会議FOMC(米国 連邦公開市場委員会)その他で気になるものの日程を相場の格言と並べてみました。

2024年代表的な相場の格言日銀政策決定会議 FOMC   その他
1月1/22-231/30-311/13:台湾総統選挙
2月節分天井
3月彼岸底3/18-193/19-203/5:米スーパーチューズデー
3/17:露大統領選挙
4月4/25-264/30-5/1
5月株は5月に売れ
6月6/13-146/11-12
7月サマーラリー7/30-317/30-317/7:東京都知事選挙
8月夏枯れ相場
9月(5月に売って)9月に買う9/19-209/17-18自民党総裁選挙
10月10/30-31
11月11/6-711/5:米国大統領選挙
12月掉尾の一振12/18-1912/17-18

簡単に説明すると、次のとおりです。

株価は2月の節分頃に天井(高値)をつけ3月の彼岸頃に底(安値)となる傾向があります。

株は5月に売れ、そしてその対として9月に買えとなります。英語でも「Sell in May and go away」と有名です。

7月に活況付くとサマーラリーと言われますが、8月になると多くの投資家がお盆等夏季休暇で閑散となります。このため、株式取引の動きが少なくなり、夏枯れ相場と言われます。

12月では、株価が年末にかけて上昇する傾向から掉尾の一振と言われています。当年に損失が発生した場合でも含み損を確定し、次に備える事も必要な月になります。

また、来年は台湾の総統選挙(1/13)米国大統領選挙(11/5)があり、国内でも自民党総裁選(場合によっては総選挙)も取りざたされていますので安全保障上でもリスクの高い年になります。

さいごに

国内の株式相場では、債券利上げ容認による銀行・金融セクターの動意、大きな利益剰余金とPBR改善、業績相場の流れなどがあり、活況が予想される反面、アジア圏での地政学的リスクの高まりが気になるところです。

特に米国大統領選挙の行方によっては、昔のモンロー主義が復活し、世界の不安定が増大する事になります。アジア圏での地政学的リスクが安定してこその日本の金融市場ですので、これらの動向に目が離せない年となりそうです。

とはいえ、いつでもリスクは付きものなので、これなのヘッジもある程度考えながら投資を実行したいと思います。

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相場格言と2024年主なイベント
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