マイナポイント第2弾が実施されており、マイナンバーカードの新規取得・健康保険証利用申請・公金受取口座登録等で合計20,000円相当のポイント付与があります。本稿では、主な電子マネー決済での手続き形態とポイント付与タイミングについて紹介します。
マイナポイント第2弾とは
マイナポイントは、マイナンバーカードの取得・利用を促進するための国の施策で、条件を満たすと現金相当のポイントを受取ることができます。
マイナポイント第1弾としては、2021年12月までにマイナポイントを申請・設定した決済方法を利用して2万円の買物をすると5千円相当(購入金額の25%)のポイントが付与されました。
さらにマイナポイント第2弾(青字をクリックするとサイトへ移動します)として次の施策がなされています。
- 新規登録:マイナンバーカードの新規取得者に最大5,000 円相当(購入金額の25%)のポイントが付与されます。これは第1弾終了後の2022年1月1日から開始されています。第1弾時に新規取得をしてこの特典が未申請であればポイントを取得する事ができます。
- 健康保険証利用申込み:マイナンバーカードを健康保険証として利用登録を行った人に7,500 円相当のポイントが付与されます。
- 公金受取口座登録:マイナンバーカードの公金受取口座として預貯金口座を登録した人に7,500 円相当のポイントが付与されます。
マイナポイントはキャッシュレス決済を広める目的でなされていますので具体的な決済方法としては、QRコード決済、電子マネー決済、クレジットカード決済、デビッドカード等があります。この記事では、主な電子マネーでの手続き方法の種類とポイントの付与タイミングについて比較してみます。
電子マネー決済における比較
主な電子マネーとしては、WAON、nanaco、楽天Edy、Suicaとします。マイナポイントは各々のポイントと紐付けしますので、付与されるポイント名は、WAONポイント、nanacoポイント、楽天ポイント、JRE POINTとなります。
なお、主なQRコード決済の比較は次の記事でまとめていますので、ご覧ください。
マイナポイント第2弾が実施されており、新たに健康保険証利用登録や公金受取口座の登録でマイナポイントが合計15,000円相当付与されます。また、第1弾時に25%ポイント(最大5千円相当)還元を未実施の人は追加で申請できます。手続き方法とポイ[…]
手続き方法の比較
申込は、スマホアプリ、コンビニATM、コンビニのマルチコピー機、ショップ店頭等から可能です。ただし、キャッシュレス決済の種類により異なりので、個別の確認が必要です。
マイナポイント・サイトでは、次の方法で記載されています。()内は、この後の表の「手続きの対応」で記載した略称です。
- パソコンから(パソコン):パソコンから登録・申請等ができます。
- スマートフォンから(スマホ):スマホアプリから登録・申請等ができます。
- コンビニのマルチコピー機から(コンビニ):ローソンのマルチコピー機から登録・申請等ができます。
- ATMから(ATM):セブン銀行ATMから登録・申請等ができます。
- マイナポイント手続きスポット(コンビニ・ATM以外):市区町村窓口・民間事業者が提供する手続スポットで登録・申請等ができます。
- 店頭でICカード等を直接購入:店頭でICカード等を購入する際に、決済サービス事業者が登録・申請等を支援してくれます。
次の表は、登録サービス名と手続きの対応状況を現したものです。
WAONとSuicaのスマホでの手続きでは、独自のスマホアプリからは手続きが出来ず、スマホのマイナポイントアプリから手続きをしなければなりません(※1)。
ポイント付与タイミングの比較
次に電子マネー決済におけるポイントの付与タイミングを、新規登録、健康保険証利用申込み、公金受取口座登録の場合で比較してみました。
マイナポイント事務手続き作業の込み具合もありますが、原則、次の表のとおりで、
我が家では、奥さんがWAONで申込みをしました。よくイオンで買物をするためです。
蛇足になりますが、イオンの株主を保有していると株主優待制度で、半年毎に買物代金の3%~7%がキャッシュバックされたり、毎月20日・30日の買物代金5%OFF等の特典があります。また、株主でなくとも、イオンカード(クレジットカード兼WAONカード)を保有していると毎月20日・30日が買物代金5%OFF等の特典があります。
イオンカード(イオンカードセレクト)では現在キャンペーンを実施中ですのでご興味があれば下記をご覧ください。
留意点
いままでの内容を含めて留意点をいくつか記載します。
- マイナポイントと紐付けるキャッシュレス決済は、ご自身で使い勝手の良いものを選ぶのがベストです。第1弾で新規登録特典(25%還元)をされていない人は、ご自身のお金を2万円出す事で、合計4万円相当のポイント付与があります。結構金額が大きいですので、比較的使いやすいポイントを設定すべきだと思います。
- WAONの場合は、第1弾の①新規登録(25%還元)を終えている人は、イオンスーパー等に設置されているWAONステーションからも第2弾の②③申込みが可能です。イオンカードとマイナンバーカードを持参しなければなりませんが、こちらの方が簡単かもしれません(マイナンバーカードの4桁のパスワードも忘れずに)。
- ポイント付与タイミングは先の表で示しましたが、事務処理で遅れる場合があります。余裕を持って申込みをしましょう。
なお、WAONのパソコンからの設定方法については次の記事でまとめていますので、ご覧ください。
マイナポイント第2弾(2021年11月19日発表)が実施されています。既にマイナンバーカードを取得している人でも健康保険証利用登録や公金受取口座の登録でマイナポイントが新たに合計15,000円相当付与されます。ただし、既にこれらの登録を終[…]
さいごに
電子マネーでの手続き方法の形態とポイント付与タイミングについて説明しました。マイナポイントと紐付ける事ができるキャッシュレス決済は、いろいろとあります。我が家の場合は、奥さんが今回含まれているWAONの電子マネー、私がPayPay、子供がd払いです。
マイナポイントは国の事業ですので、付与されるポイントは全て私たちの税金が原資です。これを実施しないという事は、自分に還元されるお金が他の人に渡ることにもなりますので、少々モヤモヤが残ります。
特に第1弾を実施済の人は、簡単に申込みができますので、是非実行してみてください。
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