FBAとメルカリの配送料比較、Amazon出品事始め

FBAを活用したAmazon出品に挑戦中ですが、Amazonの出品が難しい物はフリマのメルカリに出品しています。この場合、商品が売れた場合に購入者へ送る費用はどの程度の差になるのでしょうか。各配送費用等を比較して見ましたので説明します。

Amazon出品とメルカリ出品

Amazonでは有料のFBA(Fulfillment By Amazon)があり、これに登録して商品をAmazonフルフィルメント倉庫に送ると、その後の、商品保管、注文処理、梱包、出荷、配送、お問い合わせ、返品対応等を全てAmazonが代行してくれるますのでAmazonマーケットプレイスでのネット販売ビジネス参入が比較的容易です。

ただし、Amazonマーケットプレイスの信用を守るため、粗悪な商品やブランド等の権利侵害・法律等に抵触するような商品が出品されていないかのチャックが恒常的になされており、これらに引っ掛かると最悪Amazonアカウントを取り消される可能性があります。

例えば、米国から輸送中に破損したものを気が付かずにAmazonマーケットプレイスから販売し、その後購入者からクレームが付く場合やブランド元からクレームが付く場合などがあります。

このような危険性のあるものは、Amazonマーケットプレイスでの販売を諦めて、自分で使うか又は売れるような物はメルカリ等のフリマで販売することが考えられます。特に商品箱が壊れているような商品は最初からフリマでの販売を考えた方が良いかもしれません。

このような場合に気になるのが送料です。AmazonのFBAを利用した場合とフリマの代表としてメルカリを利用した場合の送料比較を見て行きたいと思います。

商品購入者への送料等の比較

購入者へ配送する商品のサイズを仮定してFBAを利用する場合とメルカリ便を利用する場合の配送料等の比較をしてみます。

商品サイズと配送経路

商品サイズは次の2ケースを考えます。

  • ケース1:A4サイズ(29.7cm×21.0cm)
  • ケース2:140サイズ(幅・奥行・高さの和が140cm以下)

FBAとメルカリ便の比較ですので、配送経路は次のようになります。なお、出品者・購入者共に関東圏に在住とします。

  • FBA(a1+a2):出品者からAmazonフルフィルメント倉庫への配送はFBAパートナーキャリアのヤマト運輸をを利用します(a1)。Amazonフルフィルメント倉庫で商品は保管され、売れると同倉庫から購入者へ配送代行手数料の名目で費用が加わります(a2)。
  • メルカリ(b):出品者自信が商品をメルカリに出品します。売却が決まると出品者・購入者匿名可能な「らくらくメルカリ便」で購入者に商品を送ります。
FBAとメルカリの配送経路の比較
【FBAとメルカリの配送経路の比較】

公表されている配送料等

(a1)FBA納品の配送料

FBA納品にはFBAパートナーキャリアであるヤマト運輸を利用します。
下表から、140サイズで608円です。A4サイズの場合は、一つの商品を一つの箱に入れて送るということはしないと思いますので、一箱に20商品入れて一回で運ぶと仮定すると30円/個(≒608円/20個)程度となります。

FBA納品の配送料(ヤマトオプション)
【FBA納品の配送料(ヤマトオプション)】
※Amazon資料の抜粋

(a2)FBA配送代行手数料

商品が売れた場合のAmazonフルフィルメント倉庫から購入者への配送料です。A4サイズでは標準1の381円140サイズでは大型5の1,020円です。

FBA配送代行手数料
【FBA配送代行手数料】
※Amazon資料の抜粋

(b)メルカリの配送料

メルカリに出品して売れた場合の購入者への配送料です。クロネコヤマトのらくらくメリカリ便を利用するとして、ネコポスでA4サイズの送料は175円宅急便の140サイズで1,300円です。

配送方法サイズ料金(税込、全国一律)
らくらくメルカリ便
ネコポス
A4
(1㎏以内)
175円
らくらくメルカリ便
宅急便
140サイズ
(20㎏以内)
1,300円
【らくらくメルカリ便の配送料】
※メルカリ資料の抜粋

比較結果

A4サイズの場合は次のとおりです。

  • FBAの場合(a1+a2):411円=30円(a1)+381円(a2)
  • メルカリの場合(b):175円(b)

140サイズの場合は次のとおりです。

  • FBAの場合(a1+a2):1,628円=608円(a1)+1,020円(a2)
  • メルカリの場合(b):1,300円(b)

A4サイズと140サイズの場合では、共にメルカリの方が配送料を低く抑える事ができます

これから考える事

今回の比較では、FBAの大口利用料(税込5,390円/月)FBA販売手数料(商品分野により異なりますがだいたい売値の10%~15%)、フルフィルメント倉庫の商品保管料(1円~数十円)メルカリでの売却時手数料(売値の10%)等は除外して考えました。

FBA販売手数料(売値の10%~15%)とメルカリでの売却時手数料(売値の10%)をほぼ同じと考えるとFBA大口利用料やフルフィルメント倉庫保管料がいらない分、メルカリの方が安くすみます

メルカリ側からの見た特徴を記載すると次のとおりです。

  • メルカリの費用の方が安くあがります。
  • 商品保管のスペースが必要です。
  • 売却時の梱包・発送を自分でしなければならないので手間が増えます。反面最適サイズの梱包ができるので配送料を抑える事ができます(FBAの場合は一回り大きな箱に入れられる可能性があります)。
  • メルカリ出品時に値下げ交渉を持ち込まれる場合があります。

結論としては、出品する商品が少ない場合は、メルカリ等のフリマを利用した方が良さそうです。

さいごに

海外から商品を購入すると箱が破れていたり大きなキズがついている状態で届くものがあります。特に安い商品の場合は、よくあります。このような商品は、ネット出品の際にどうしたものかと悩んでいましたが、これからはメルカリ等のフリマ出品を考えたいと思います。

ネット出品に初めてチャレンジしていますので、分からない事も多く、それなりに大変ですが新たな事もわかりますので面白いものです。ネット出品した商品はそれなりに売れているのですが、初期投資費用の回収までは行きませんので約2ヶ月経過してまだ赤字です。早く黒字転換になって欲しいものです。

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