AmazonFBAとメルカリの費用比較、順調に売れると。。。

アマゾンFBAを活用すると配送手間が軽減されますが、毎月費用がかかります。メルカリではスマホから手軽に出品できますが、配送は自分でしなければなりません。一長一短のある両者ですので、実際に出品されている商品を例に比較をしてみました。

AmazonFBAを活用したネット販売

Amazonではネット出品者用のFBA(Fulfillment By Amazon)サービスがあります。これに登録して商品をAmazonフルフィルメント倉庫に送ると、その後の、商品保管、注文処理、梱包、出荷、配送、お問い合わせ、返品対応等を全てAmazonが代行してくれますのでAmazonでのネット販売ビジネス参入が比較的容易です。

ただし、FBAは月額5,390円(税込)の有料サービスで、商品をAmazonフルフィルメント倉庫への送料や商品保管料・商品が売れた場合の販売手数料(主に代金の8~15%)・購入者への配送料等が別にかかります。

詳細は次の記事でまとめていますので、ご覧ください。

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FBA登録申込をしてみました

メルカリを活用したネット販売

メルカリは日本で一番有名なネットのフリマ(フリーマーケット)です。中古品はもちろんの事、新品でスマホから簡単に出品できます。主な特長は次のとおりです。

  • スマホのアプリから無料で簡単に登録ができます。会費もありません。
  • 費用は、商品が売れた時に販売手数料10%(売却代金の10%)だけがかかります。
  • 商品の販売・購入は匿名が可能です。
  • 購入後の商品梱包・発送は自分で行いますが、らくらくメルカリ便(ヤマト運輸)やゆうゆうメルカリ便(郵便局)を利用する事により手軽にかつ通常配送よりも安く送る事ができます。

詳細は次の公式サイトをご覧ください。

メルカリ初心者ガイド
【メルカリ初心者ガイド】

また、配送方法・費用は次をご覧ください。

費用の比較

それでは、具体的な商品で費用の比較をしてみます。FBAは、商品カテゴリーにより販売手数料率が異なります

このため、Case1として販売手数料率15%の商品カテゴリー「ホーム&キッチン」のキッチンペーパーホルダーを、Case2として販売手数料率10%の商品カテゴリー「スポーツ&アウトドア」のウェットスーツハンガー2本とを各々比較します。

なお、FBAは、出品者向けに費用構成等がわかる「料金シミュレーター」というサポートツールがありますので、これで算出した値を使っています。

Case1:商品カテゴリー「ホーム&キッチン」

FBAの販売手数料率が15%の場合です。

  • 商品名:キッチンペーパーホルダー
  • カテゴリ:ホーム&キッチン
  • 梱包サイズ:28 x 21.8 x 11.1 cm
  • 重さ:590g

1商品毎の比較結果は次のとおりです。

FBA(販売手数料15%)とメルカリの比較
【FBA(販売手数料15%)とメルカリの比較】

各項目を比較すると次のとおりです。

商品カテゴリの販売手数料率

FBAは、カテゴリーにより販売手数料が異なります。「ホーム&キッチン」カテゴリーの場合は、売却価格の15%です。

メルカリは、一律売却価格の10%です。

販売価格

共にFBAに現在掲載されている価格を入れています。

販売手数料

FBAは、販売価格の15%ですので、348円です。

メルカリは、販売価格の10%ですので、231円です。

購入者への配送料

FBAは、料金シミュレーターの結果、514円です。これは、寸法80㎝以下(寸法=幅+奥行+高さ)・重量5kg以下の配送代行手数料(Amazonフルフィルメント倉庫→購入者の送料)514円が適用されています。

メルカリは、 寸法60㎝以下(かつ2kg以内)の梱包サイズが適用できるので700円です。自分で梱包しなければなりませんので、手間な反面サイズを小さくできる工夫の余地があります。

月額保管手数料

FBAは、Amazonフルフィルメント倉庫での月額の商品保管料です。これは、料金シミュレーターの結果です。

メルカリは、自宅保管なので0です。

受取額

これは販売価格から費用を差し引いた金額です。

FBAで1,399円、メルカリで1,386円と、受取額はFBAの方が13円多い結果になっていますが、ほぼ同等です。なお、個別の説明は、表の下にありますが、

Case2:商品カテゴリー「スポーツ&アウトドア」

次にFBAの販売手数料率が10%の場合です。例となる商品は次のとおりです。

  • 商品名:ウェットスーツハンガー2本
  • カテゴリ:スポーツ&アウトドア
  • 梱包サイズ:43 x 18 x 9 cm
  • 重さ:520g

次の表は、FBAとメルカリが同じ販売手数料率10%での比較です。Case1と特に異なるところを、表の下に記載します

FBA(販売手数料10%)とメルカリの比較
【FBA(販売手数料10%)とメルカリの比較】

各項目は次のとおりです。

商品カテゴリの販売手数料率

FBAは、カテゴリー「スポーツ&アウトドア」なので、売却価格の10%となり、メルカリと同じです。

メルカリは、一律売却価格の10%です。

販売価格

共にFBAに現在掲載されている価格を入れています。

販売手数料

FBAは、販売価格の10%ですので、322円です。FBAは料金シミュレーターでは小数点以下四捨五入しています。

メルカリは、販売価格の10%ですので、321円です。メルカリの場合は小数点以下切捨てとなります。

購入者への配送料

FBAは、Case1と同様に寸法80㎝以下(寸法=幅+奥行+高さ)・重量5kg以下で配送代行手数料(Amazonフルフィルメント倉庫→購入者の送料)514円です。

メルカリは、 寸法80㎝以下(かつ5kg以下)の梱包サイズで800円です。

月額保管手数料

FBAは、料金シミュレーターの結果です。

メルカリは、自宅保管なので0です。

受取額

販売価格から費用を差し引いた受取額がFBAで2,322円、メルカリで2,094円と、 受取額はFBAの方が228円多い結果になっています。

その他の費用

いままでの費用は、1個当たりの配送・売上に係る費用ですが、次のとおりそれ以外の費用もあります。なお、梱包材の費用も必要ですが、FBA(Amazonフルフィルメント倉庫への配送時)もメルカリ(自宅から購入者への配送時)も同じ程度として割愛しています。

FBAとメルカリのその他費用
【FBAとメルカリのその他費用】

各々次のとおりです。

定額費用

FBAは、Amazonの大口出品プランの費用が必要です。 大口出品プランは月額5,390円(税込)必要です。

メルカリの場合は登録料や会費等は無料です。

倉庫への配送料

FBAは、Amazonに出品する商品をまずフィルメント倉庫へ送らなければなりません。この例では、配送料が割安になるヤマト運輸のFBAパートナーキャリアサービスを使う事を仮定しています。140サイズ・関東圏から関東圏で608円で送る事ができます。一旦、Amazonフルフィルメント倉庫に入ると先のCase1やCase2のようにAmazonが配送代行をしてくれ、売上に応じて課金されます。

メルカリは、自分で送りますのでここでは無しです。既にCase1やCase2のように「購入者への配送料」として組込み済みです。

引出手数料

これは売上金を銀行口座等へ引き出すための手数料です。

FBAの場合は、ありません。FBAの定額費用に含まれています。

メルカリは、1回200円の引出手数料が必要です。

月当たりに、倉庫への配送が1回、銀行への引出が1回づつあったとすると、FBAでは5,998円、メルカリでは200円となり、FBAの方が5,798円多い結果になっています。

損益の考慮点

Case1・Case2では、商品1個当たりの13円~228円、FBAの方が受取額が多いですが、その他費用でFBAは+5,798円必要です。これから単純に考えるとFBAのネット販売では、商品の取扱量(月当たりの送付商品数や売上商品数など)が26個/月以上(26個≒5,798÷228)なると有利になります。

FBAとメルカリの比較をまとめると次のとおりです。

  • FBAのメリット
    • 金額の面では、商品の売上個数が26個/月以上あたりからFBAのメリットが出てくる。
    • 商品配送では、フルフィルメント倉庫へまとめて送れるので手間が少ない。メルカリは1商品づつ購入者に送らなければならない。
    • 自宅での商品保管場所がいらない。
  • メルカリのメリット
    • 金額の面では、商品の売上個数が25個/月以下にメリットが出てくる。
    • スマホで操作ができ、手続きが簡単。

さいごに

FBAとメルカリの費用について比較してみました。FBAにチャレンジしているとどうしても購入後の返品等が生じてしまいます。その際は、自宅に一旦戻し、それからメルカリへの出品して処理しています。ただ、この返品処置は赤字幅を抑える程度の効果しかありませんので、最初からメルカリにしたらどうなのかと思い、本稿をまとめてみました。

FBAを実施している方は、最初から26個/月程度の売上に満足していないと思いますので、この面ではFBAの方がメリットがありそうです。しかし、FBAは大口出品プランやその他手数料が高い気がしていますので、なかなか利益が出ません

メルカリでは今までのフリマに加えて新たに「メルカリShops」が登場しています。まだ機能が限定的で不十分ですが、機能強化され、FBAのコンペチタ―になるのであれば、費用の低減にも繋がります。メルカリ等その他プリマ・フルフィルメントサービス会社等のこれからの進展に注視していきたいと思います。

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