住信SBIネット銀行(NEOBANK)のIPOには外れましたが、初値1,200円を下回ったところで購入しました。最近の金融不安に伴い銀行株が低迷していますが、SBI証券で株式投資をしている人には馴染みの銀行です。SBI証券口座と自動連係できるハイブリッド預金口座や外貨に強く応援したい会社の一つですので、これからも下値を拾っていきたいと考えています。
住信SBIネット銀行について
住信SBIネット銀行(以下通称のNEOBANKといいます)は三井住友信託銀行とSBIホールディングスの折半出資で設立された銀行です。元々2021年10月に上場申請していましたが、ウクライナ情勢等による市場悪化のため延期され、1年後に再度上場申請し、ついに2023年3月29日に株式上場しました。
NEOBANKの私のお気に入りの主な特長は次のとおりです。
- NEOBANKスマホアプリで手数料無料サービス:NEOBANKアプリをスマホにインストールし、セキュリティ「スマート認証NEO」を登録するとATM入出金・他行宛振込が各々5回/月まで手数料無料で実行できます。しかも、スマホだけでコンビニATMから入出金できます。
- ハイブリッド預金でSBI証券口座と自動入出金:NEOBANKハイブリッド預金でSBI証券の株式購入ができたり、SBI証券で株式売却したお金をハイブリッド預金に自動的に移動させることができます。これらの手数料は無料です。
- ハイブリッド預金の金利優遇:ハイブリッド預金の金利は0.01%と優遇されています。
- 為替交換レートの差が小さい:例えば米ドルと円貨を交換する場合は片道6銭/米ドルです(外貨積立の場合は片道3銭)。米ドルを円で買付、その後米ドルを円に戻すと往復12銭/米ドルの差(手数料相当)になります。
※2023年4月1日時点では買付レート132.88円/米ドル、売却レート132.76円/米ドル。 - 外貨即時決済サービスが無料:NEOBANKとSBI証券間で外貨を直接かつ手数料無料(SBI証券が負担してくれる)で移動させることができます。
上場後の株価の動き
次のグラフは、NEOBANKの上場後3日間の5分足チャートです。IPO発行価格1,200円でしたが、初日は最安値1,172円となり終値1,205円、2日目はIPO発行価格を下回り終値1,185円、3日目はやや回復して終値1,217円です。期待が大きいだけにまだまだ物足りない状況です。
米国地方銀行や欧州クレディスイスから生じた金融不安が十分払拭されたとは言えないので、暫くは神経質な動きが続きそうです。
これからの方針
金融不安で株式市場は大きな傷がつきましたので、これからの数か月は上がり下がりを繰り返すのではないかと考えます。しかし、次の理由でNEOBANKには期待したいと思います。
- 高配当が期待できそう:株式上場後の三井住友信託銀行(三井住友トラストホールディングス傘下)とSBIホールディングスの持ち株比率は約34%ずつです。三井住友トラストホールディングス予想配当利回り4.40%、SBIホールディングス予想配当利回り5.72%程度であり、同様に高配当が期待できる。
- 口座数が増加傾向継続で伸びしろがある:NEOBANKの口座数が600万を突破したとのニュースがありました。手数料無料サービスが多く、スマホ活用の利便性が良く、市中銀行からネット銀行への移行がまだまだ続きそうです。
このため、NEOBANKの株式は継続保有し、下落した場合は下値を丁寧に拾っていきたいと考えています。
さいごに
業績が良い会社でも市場全体の下落には否応なく巻き込まれてしまいます。NEOBANKも例外ではありませんので、この点については注意しておかなければなりません。
この場合、最悪保有継続でも数年後には戻る可能性が大きいのではないかと思いますが、一旦手じまいする事も頭の隅に残しておかなければなりません。
大切なお金を守るため、最悪が生じた場合には何をするかを今のうちに決めておくことが必要だと思います。このためにも余力のある投資に心がけたいものです。
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