介護を勉強しよう(介護を理解するための勉強方法)

日本人の健康寿命と平均寿命の差は10年以上もありますが、この10年間以上の間は、誰でも介護を受ける可能性があります。介護を理解する手っ取り早い方法は通信教育等で関連する資格について学ぶことです。ここでは、介護に関連し、通信教育で学べる主な資格を調べてみましたので、説明します。

介護を知る事の必要性

60歳で定年を迎えたとして、日本人の平均余命は、厚生省「平成30年簡易生命表の概況」から男性で約24年、女性で約29年です。人生を終えるまで少し余裕がありますが、健康寿命と平均寿命の差は10年以上ありますので、最後の10年間ほどは、介護に頼る可能性が大きいです。

このため、介護とは、どのようなものなのかを知っておくことが今後のためにも有益です。どうせなら体系的に勉強するのが近道の場合もありますので、通信教育のユーキャンの資料を主な参考資料として介護に関する資格について調べてみました。

介護に関係する主な資格

資格としては、国家資格や民間の資格等いろいろあります。以下に主なものを説明します。

ケアマネージャー

ケアマネージャーとは、介護保険制度において要支援・要介護認定者およびその家族からの相談を受け、ケアマネージメント(介護サービスの給付計画の作成、自治体や他介護サービス事業者との連絡・調整等)を行うための資格です。受験資格は、一定の国家資格(医師、介護福祉士、看護婦等)と5年以上の実務経験等が必要です。

介護のプロになりたい方には、心強い資格ですが、介護を知るという目的だけでは、ハードルが高い資格です。

介護福祉士

介護福祉士は国家資格です。主な仕事内容は、身体介助、生活援助、要介護者の家族に対して家庭介護の相談・助言等があり、現場の責任者として介護の指導を行います。受験資格は、特別養護老人ホーム等の介護などを3年以上実務があり、実務者研修が終了した方です。

この資格も介護のプロになりたい方には、良い資格ですが、介護を知る目的だけでは、ハードルが高い資格です。

認知症介助士

この資格は、認知症にフォーカスした内容になっており、認知症のメカニズムから認知症の方の接し方・介助方法についてと認知症発症予防に役立つ知識を学ぶことができます。公益財団法人日本ケアフィット共育機構が主催しています。

比較的取っ付き易い資格です。介護の方の理解や接し方、介護の予防等を体系的に学ぶことができます。

終活アドバイザー

終活とあるとおり、人生の後半期をよりよく生きるための準備や制度、最後のお葬式やお墓の知識等が得られる内容になっています。最近書店などでよく見かけるようになったエンディングノートの書き方講座といえば分かり易いでしょうか。

この中で介護については、介護制度の仕組みや内容を学ぶことができます。介護を含めて、人生最後に向けて準備することが明確になります。

介護予防健康アドバイザー

介護予防とあるとおり、主に高齢者が安全に運動できるように適切なアドバイス、計画作成、サポートをおこなうことを学ぶことができます。同じ運動をするのでも、その運動がどのような意味を持っているのかがわかりますので、自分はもちろん、家族や地域ボランティア活動などにも活用することができます。

NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会) JAPANが認定団体の資格で、取りやすい資格です。

介護食コーディネータ

高齢化が進むと食べる力が衰えてきます。また、いろいろと無理ができない体ですので、塩分やその他栄養素も適度に取らなければなりません。高齢者に合ったレシピや調理のコツ等が学べます。

取りやすい資格ですので、料理を作る事が好きな方やこれから料理作りにチャレンジしてみようという方には、良いと思います。
なお、本コーディネータは、一般社団法人日本味育協会により認定されます。

さいごに

最後の10年をより良い生き方で過ごすために、また避けられないのであれば、今のうちから介護についても理解しておかなければなりません。
今回紹介した中で、ケアマネージャーと介護福祉士以外はお金にはなりそうにありませんが、これら以外については資格を取るイメージではなく、自己啓発的に通信教育を受けて、理解し、知識を得ることに意味があります。このような知識を得ることにより自分を含めて家族や地域へ貢献できることがあるかもしれません。

介護に関係する資格はまだ他にもありますので、自分の波長と合うものから少しチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

楽天市場
5



介護について
白ノ葉ブログの最新情報をチェック!