自分で準備するお葬式のすすめ(お葬式はどこに頼む)

万が一の時に、急にお葬式を頼むと結構高かったという話をよく聞きます。お葬式は葬儀専門会社にお願いする場合もありますが、セレモニーホール等が運営する冠婚葬祭互助会の積立方式、前払い方式、会員方式などもあります。前もってこれらを考えておくのは、お金の準備とともに残された家族にとって大切なことです。少し調べてみましたので、これらについて紹介します。

お墓の準備の前に

お葬式をどうしようかと考え始めたのは、株式投資関係の記事を読んでいた時に「ティア」という会社の紹介記事を目にした時からです。その記事では、比較的不透明な葬式費用を明朗会計にして、伸びている会社という内容でした。
お墓の準備もさることながら、お墓の前にあるのは葬式ですので、少し調べてみました。

注目している葬儀会社

今、注目している葬儀会社は下表のとおりです。価格は、家族葬(30名以内)を目安に比較してみましたが、実際は見積書を見ないとよくわからないというのが本音です。なお、Webサイトで紹介している家族葬などの葬儀の費用には、お坊さんの費用が含まれていません。お坊さんの費用は、「イオンのお葬式」や「小さなお葬式」の費用を参考にし、このぐらいの目安かなぐらいの気持ちでご覧ください。
※表中のコードとは証券コードの事です。

以下、各々の特徴について説明します。

注目している葬儀会社

イオンのお葬式

イオンの株式を持っていると株主優待で葬儀費用の割引があります。家族葬460,000円のもので、割引15,000円、さらに「そなえ割り」加入で最大割引55,000円となります。

「そなえ割り」とは、事前に申し込む方式で、入会費・年会費共に無く、2親等までのお葬式に利用可能です。

サンライフ式典事業

サンライフホールディングの冠婚葬祭部門で、主に神奈川県、東京都を中心に展開しています。ここも株主優待があり、自社グループ施設利用券(3,000円/100株)の他に割引特典(婚礼衣装15%割引、同料理・飲物5%割引、葬儀斎場使用料・祭壇20%割引)等があります。

また、冠婚葬祭互助会サン・ライフメンバーズがあり、例えば20万円コース(2,000円×100回)に入会すると会員価格での葬儀費用と掛金がその葬儀費用に充当できます。お葬式だけではなく、ホテルブライダル施設での結婚式でも使えます。

小さなお葬式

この会社も記事を読んで知りました。申し込み無料の早割りがあり、事前に申込みをするだけで、小さなお葬式の葬儀が通常よりも最大71,000円も割引されます。また、喪主をお願いする方がいない場合でも特別料金の生前契約が可能で、申込み時に預けたプラン料金は信託会社・弁護士が管理します。

なお、この会社(ユニクエスト)は、「てらくる」も運営しています。
「てらくる」とは、お葬式や法要でお勤めを行うお坊さんを定額で手配してくれるサービスです。この定額費用の中には、お車代、御膳料、心づけなども全て含まれています。他の会社に葬儀を依頼する場合でも、別に「てらくる」でお坊さんを頼むことも一考かと思います。

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ティア

始めに書いたとおり明朗会計が売りの会社です。以前は葬儀とは関係の無い株主優待制度があったのですが、昨年の9月で終了しました。

こちらの会社では、「ティアの会」に特長があります。「ティアの会」は1回限りの入会金が必要ですが、月々の積立金や年会費が不要です。入会すると「ティアカード」がもらえ、このカード1枚につき会員価格でお得になった葬儀を1回限り利用することができ、利用後は会員権利が失効します。この「ティアカード」は、家族、親族、友人など 誰でも利用可能です。
入会金は、1口10,000円ですが、ネット限定で1口7,000円、2口のペア割で10,000円となります(夫婦、親子で入会)。
ただ、この会社は愛知県が主体で、首都圏にも進出中なのですが、まだ提携している葬儀場が少ないのが現状です。これからの展開に期待したいです。

もう少し調べてから決めます

定年後、私を含めて高齢者は増えていきますので、葬儀関係はこれからも益々大きなビジネス分野となっていくと思います。これからも新たなユニークな葬儀会社が現れると期待しつつ、もう少し、葬儀の決断を待とうと思います。

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