万が一の時の本当に助かる保険(生命保険、損害保険、健康保険)

万が一の時の遺族年金と共にお金の面で助かるのが保険です。いざという時のための、生命保険、損害保険、健康保険の知っておくべき事について説明します。

保険とは

保険は、偶発的アクシデントに備えたものです。基本的な考え方は、相互扶助、公平な危険負担、大数の法則(大きな数で見ると一定の法則がある)、収支相等の原則(保険料総額と保険金総額が相等しい)などがあります。

さらに損害保険独特のものとして利得禁止の原則(保険金で利益を得てはいけない)があります。このため、生命保険と損害保険では、対象が異なることはもちろんとして、保険金の支払いについて差異があります。

各々の特徴を理解し、保障に重複のないように保険を掛け、万が一の時にどの程度の保険金が支払われるかを確認しましょう。各保険ともいろいろな形態がありますので、以下では、一般的な考え方を説明します。

生命保険

生命保険は主として自分(人)に対して掛ける保険です。「定額払い」が基本となっており定額払いは、保険金支払いの事由に該当した場合に決められた金額が支払われます。生命保険は複数社かけていたら保険がおりないということは基本的にありません。対して損害保険は実損を補償するのが基本ですので、重複されている部分は保険金がおりません。

各家庭でいろいろ事情があると思いますが、介護関係の問題が無いとかある程度の貯えがあり子供もが独立しているという場合は、年金もありますので、大きな額を保障する必要はありません。精々、葬式関連と1年程度の保障で良いと思います。
また、生命保険の非課税控除がありますので、遺族には大助かりです。ある程度蓄えがある方は、相続税対策の一つとして活用されている方も多いようです。

少し気になるのが、死亡保険金を支払われないケースですが、次のとおりです。

  • 効力が発生する日から2年以内(会社により1~3年の幅あり)に被保険者(保険の対象者)が自殺した場合
  • 受取人の故意によるとき
  • 被保険者の犯罪または死刑執行によるとき
  • 契約者の故意によるとき

あまり皆さんには関係ない事ばかりですね。

損害保険

損害保険は、生活の中で遭遇する可能性のある、自動車、住宅・家財、第3者への人的・物的損害を与える等のいろいろなリスクに対して、経済的負担を軽減さえるための制度です。

そして、損害保険は「実損払い」の契約であり、保険金額を上限として、実際の損害額が保険金として支払われます。このため、例えば同じ自動車に対して複数の損害保険契約を結んでいた場合でも、重複して保険金を受け取り、利益を得るという事はありません。

ただし、自動車保険の場合、重複した内容であっても事故による保険金支払いで、どちらかが優先されるという事はありません。自動車保険(損害保険)と生命保険の保険金は、事故で亡くなった場合では、両方給付を受けることができます。
皆さんの自動車保険やその他の損害保険で、自分自身が不慮の事故や病気で亡くなった場合に給付が記載されていれば、生命保険金とは別に損害保険から給付されます。金額は少ないと思いますが、確認された方が良いですね。私の場合は、疾病の場合は100万円、自動車事故の場合は200万円でした。

健康保険

健康保険でも被保険者が亡くなった時に給付があります。

つまり、被保険者が業務外の事由により死亡した時は(業務内は労災保険の範囲)、その者により生計を維持していた者で埋葬を行う者に対し、「埋葬料」として一律5万円が支給されます。
また、奥さんや家族の被扶養者が亡くなったときは、被保険者に「家族埋葬料」として5万円が支給されます。

少ない金額ですが、しっかり請求してもらいましょう。

まとめ

万が一の時に備えて、保険関係で知っておくべきことを説明しました。備えておきたい保険金は何千万円も準備しておきたいと考えるかもしれませんが、50~60歳以降の保険料は高額になります。保険加入の重複を避け、最低限必要な保険金を考えましょう。
また、最近ではインターネットに特化した保険会社もありますので、このようなところを活用すると掛金も安く済みますので、検討されてはいかがでしょうか。

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