楽天証券のポイント投資における積立投資信託の具体的な設定手順、さらにスポット注文の一例

楽天証券では、貯めた楽天ポイントを使用して投資信託や株式を購入する事ができるポイント投資のサービスがあります。特に、ポイント投資で投資信託を購入するとR SPU!( 楽天スーパーポイントアップサービス)により、楽天市場で買い物をすると楽天ポイントが+1倍加算される特典があります。楽天ポイントを有効に使えて貯める事のできるポイント投資の具体的な設定手順と注意点について説明します。

楽天証券のポイント投資とは

ポイント投資とは、楽天ポイントを使って、株や投資信託を買うことができるサービスで、購入金額の一部または全額に、楽天ポイントを充当することができます。また、ポイント残高が不足している場合は、利用可能なポイント数を利用し、残りは現金で精算します。

対象ポイントは、楽天ポイントと楽天証券ポイントですが、期間限定ポイントは使用できません。

R SPU!とは

R SPU!( 楽天スーパーポイントアップサービス) は楽天グループの商品やサービスを活用することで、楽天市場の買い物で得る楽天ポイントがさらにアップできるサービスです。

例えば、楽天証券と楽天銀行の関連では次がSPUの対象となります。

  • 楽天カードの引き落としを、楽天銀行口座に設定すと、楽天ポイントが+1ポイント加算されます。
  • ポイント投資で500円/回以上の投資信託を購入する事で、楽天ポイントが+1ポイント加算されます。株式購入は対象外です。

ポイント投資における積立投資信託の設定手順

ここからは、楽天証券のポイント投資の具体的な設定手順について説明します。もしも、この記事の前段階にあたる申込方法等についてご興味があれば、次のサイトをご覧ください。

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楽天証券の口座開設方法と異なる楽天カードと楽天銀行カードについて

また、本題に入る前にマネーブリッジに設定されているかをご確認ください。既に設定されている方は、下記の②からご覧ください。

① マネーブリッジの設定を確認します。楽天証券トップの最上部右側に「マネーブリッジ」の(色の薄い)アイコンが表示されていますので、それをクリックすると、設定状況の画面が現れます。下図は、設定されていない場合の画面で、「マネーブリッジ申込」をクリックします。

マネーブリッジとは、楽天証券口座と楽天銀行口座間の自動入出金サービスです。楽天銀行の預金残高から楽天証券で株式等を購入できたり、証券口座にある資金を楽天銀行の口座に、手数料無料で自動的に入出金してくれます。

また、マネーブリッジを設定することで、楽天銀行の普通預金金利が0.1%に優遇されますので、是非設定することをお勧めします。

マネーブリッジの申込画面
【マネーブリッジの申込】

②-1 ポイント投資設定前の楽天証券トップページです。マネーブリッジは設定済で、楽天銀行口座に100,000円入っていますが、楽天銀行に最低1万円残すように設定しているため、楽天証券の画面には、買付可能額が90,000円と表示されています。くどいですが、(楽天証券口座に入っているお金ではなく)楽天銀行口座にあるお金です。

②-2 楽天ポイントの保有数を示しています。総保有ポイントは、3,165ポイントで、ポイント投資で利用できるのは、1,020ポイントです。残りの「2,145= 3,165-1,020」は、期間限定ポイントでポイント投資に利用できません。

②-3 R SPU!の条件達成の有無が示されています。現状では、「未達成」で条件未達です。

ポイント投資設定前の状況
【ポイント投資設定前の状況】

③ 積立投資信託を選択・注文します。積立投資信託の設定は、楽天証券トップページ上部バナーの「投信」をクリックし、検索・信託商品確認等を行い、自分の投資スタイルに合った投資信託を選択します。ここでは、一例として、米国S&P500指数に連動する投資信託を選択しています。

投資信託を選択後、下図の「積立注文」をクリックします。

投資信託の選択と積立注文
【投資信託の選択と積立注文】

④ 積立投資信託を購入する際の引落方法等を選択します。楽天カードを選択すると楽天カード決済時に楽天ポイントが付きますので、この例がお勧めです。

また、ポイント投資の積立投資信託では、積立指定日が毎月1日と決まっており、この日以外に変更はできません。また、楽天カードでの決済可能額は、50,000円/月と上限があります。

積立投資信託の引落口座の設定
【引落口座の設定】

⑤ 毎月の積立投資信託を購入する金額を入力し、「設定する」をクリックします。

この段階では、まだポイント投資でのポイント利用は設定されていません。

積立投資信託の積立金額の設定
【積立金額の設定】

⑥ ポイント利用を設定します。ポイント利用を「利用する」を選び、この例では、「毎月」を選択して利用するポイントの上限を指定し、「設定する」をクリックします。

積立は「毎月」の他に「毎日」があります。また、保有ポイントが上限(この倍は1,000ポイント)に達していない場合は、楽天カードから不足分が補填されます。

ポイント投資におけるポイント利用の設定
【ポイント投資におけるポイント利用の設定】

⑦ ポイント利用設定状況の確認と分配コース選択・口座区分選択を行い、「目論見書の確認へ」をクリックします。

ポイント利用、分配金コース、口座区分等の設定と確認
【ポイント利用とその他の確認】

⑧ 積立投資信託の目論見書と約款等を確認します。

目論見書等の確認
【目論見書等の確認】

⑨ ポイント利用設定の全てを確認し、問題なければ「取引暗証番号」を入力し、「注文する」をクリックします。

これでポイント投資の積立投資信託の設定は終了です。

ここで要注意なのは、積立投資信託設定日と初回買付日にズレが生じることです。

下記の例では、積立投資信託設定日が8月21日ですが、設定締切日が毎月12日のため、9月1日買付に間に合いません。その結果、初回買付日は10月1日になっています。

ポイント利用設定状況の確認と注文方法
【ポイント利用設定状況の確認と注文方法】

⑩ ポイント投資での積立投資信託の設定確認を念のため見てみます。

楽天証券トップページの上部バナー「投信」→「積立設定」とクリックすると次の画面が現れます。ポイント利用設定状況が「利用する」になっており、正常に受け付けられた事がわかります。

積立設定の確認
【積立設定の確認】

ポイント投資における投資信託スポット注文での画面表示の例

⑪ 参考にポイント投資で投資信託をスポットで注文した場合の例をトップトップの画面表示で説明します。

②~⑩の説明で、ポイント投資による積立投資信託の初回購入までは少し時間がかかることが分かりました。このため、早くR SPU!のメリット(楽天市場での買い物で楽天ポイントが+1倍アップ)を享受するために投資信託を少しスポット注文しました。注文内容は次のとおりです。②の画面と比較して見ると分かり易と思います。

  • 同じ投資信託商品を1,000円注文する。
  • 1,000円の内訳は、ポイント利用500円相当と楽天銀行口座内の500円とする(マネーブリッジ設定済)。

⑪-1 資産合計として楽天銀行口座内のお金が500円確保されています。

⑪-2 楽天銀行口座の90,000円の500円分は資産合計欄に移動しているため、買付可能額が89,500円となっています。なお、楽天銀行口座内の実際額は100,000円ですが、この内1万円は楽天銀行最低保有額(自分で設定します)として確保されているので楽天証券側には現れません。

また、スポット注文したので、「注文1件」となっています。

⑪-3 積立投資信託の注文で500ポイント利用しますので、「総保有ポイント」及び「楽天証券で利用可能なポイント」が各々500ポイント少なくなり、2,665ポイント、520ポイントとなっています。

また、「R SPU! 」に「条件達成予定8月」と表示されました。他の楽天サイトでR SPU!の状況を確認したところ、その日のうちに、楽天ポイントの加算特典が表示されていました。

ポイント投資設定後のトップページ画面
【ポイント投資設定後のトップページ画面】

注意点・留意点について

既に注意点や留意すべきことを述べましたが、次のサイトでこれらをまとめていますので、一部重複しますが、ご覧ください。

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楽天銀行と楽天証券の口座開設方法並びにポイント投資の方法

また、楽天証券のポイント投資について、もう少しお知りになりたい方は次の楽天証券公式サイトをご覧ください。

→楽天証券公式サイトを見る

さいごに

ポイント投資は大変面白いサービスです。キャッシュレス決済で還元されるポイントは、おまけの意識が強いですので、なんとなく消費してしまいますが、これを投資に回すことで、さらに得をした気分になります。

楽天市場は、日本を代表するショッピングモールですので、楽天カードをお持ちの方も多いと思います。ポイント投資を活用し、少ない金額から積立投資信託等を始めてみる事は、これからの長い人生を考える上で、リスクを抑えて大切な資産形成方法を知る良い機会と思いますので、検討されてはいかがでしょうか。

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