Pontaポイントや永久不滅ポイント等を使ってポイント投資できるStockPointですが、大和証券系ネット証券のCONNECTと連携できるサービス「StockPoint for CONNECT」を始めました。証券口座や関連する銀行口座を作らなければなりませんが、1株からポイント運用ができるなど、手軽に始める事ができるこのサービスについて紹介します。
StockPointの概要
STOCK POINT株式会社が提供するポイント運用サービスです。商品の購入やサービスでもらえるポイントを貯め株価に連動した株式ポイントに交換して運用ができます。
なお、「StockPoint for CONNECT」は、同じくSTOCK POINT株式会社がCONNEC社と提携して実施するサービスですが、内容が少し異なります。これについては後半で説明します。
StockPointのポイント運用の始め方
StockPointでポイント運用をする場合は、スマホアプリをダウンロードし、メールアドレスを入れて会員登録するだけで、証券口座を作る必要なしで擬似的な株式投資体験を行う事ができます。以下、StockPointのポイントをSPと表して説明します。
- スマホにStockPointアプリをダウンロードします。
- 保有ポイントをSP(StockPointのポイント)に交換します。
- StockPointaアプリでSPを運用します。
StockPointを株式に交換する場合
ポイント運用しているSPがある程度の数量になると現物の株式に交換する事ができます。この場合は、証券口座が必要です。
StockPointの指定証券会社は次の2社です。
- SBI証券
- みずほ証券
StockPointのポイントとは
StockPointのポイントにはいろいろな種類があり、しかも後半で説明する「StockPoint for CONNECT」での名称と異なるものがありますので整理してみました(私も使い始めたばかりで誤解があるかもしれませんが)。
- StockPoint:会社名やサービス名を表したり、次の運用ポイントと同義でも使用します。
- 運用ポイント:銘柄ポイントとフリーポイントから成ります。
- 銘柄ポイント:銘柄を選択し、株価等と連動し残高が減ったり増えたりするポイントです。
- フリーポイント:StockPointアプリ内でのみ利用できる株価と連動しないポイントです。任意の銘柄ポイントへ交換することができます。フリーポイントには、有効期限のあるものと有効期限の無いものがあります。銘柄ポイントからフリーポイントに交換した場合は、有効期限がありません。
- キャッシュポイント:「StockPoint for CONNECT」内のフリーポイントに相当するポイントです。
StockPointと提携しているポイント
現在(2021年3月)、提携しているポイントと交換レートは次のとおりです。
- 永久不滅ポイント ※セゾンカードの永久不滅ポイントです。
- 永久不滅ポイント⇒SP:1永久不滅ポイントを4SPに交換できます。交換は1永久不滅ポイント単位です。
- SP⇒永久不滅ポイント:5.1SPを1永久不滅ポイントに交換できます。交換は5.1SP単位です。
- フリーポイント⇒永久不滅ポイント:フリーポイント5SPを1永久不滅ポイントに交換できます。交換は5SP単位です。
- ドットマネー ※Amebaサイトのドットマネーです。
- ドットマネー⇒SP:100ドットマネーを95SPに交換できます。交換は100ドットマネー以上、1ドットマネー単位です。
- SP⇒ドットマネー:100SPを98ドットマネーに交換できます。交換は1SP単位です。
- エムアイポイント ※三越伊勢丹グループのMIカードのポイントです。
- エムアイポイント⇒SP:600エムアイポイントを500SPに交換できます。
CONNECTとは
CONNECTとは大和証券グループのスマホ取引に特化したネット証券会社です。
特長
主な特長は次のとおりです。
- スマホでの取引に特化しており、スマホアプリをダウンロードして登録・利用します。
- 国内株式は一般的に単元株単位(例えば1単元=100株)で売買されますが、1株から投資が可能です。
- 取扱商品は、東京証券取引所に上場している株式・ETF・REIT、一般NISA、つみたてNISA、IPO(新規公開株)、信用取引等です。
- 国内株式取引の手数料は一律売買代金の0.033%で手数料上限660円(税込)、信用取引の手数料一律0.033%(税込)と非常に安価です。しかも、毎月10回取引手数料が無料になるクーポンがもらえます。このクーポンは余った場合に翌月まで繰越す事が出来ますので、ほとんどの取引が手数料無料でできます。
- StockPointを利用したポイント運用ができます。これは次の節で紹介します。
証券口座等が必要
ただし、CONNECTは本物の株式投資ですので、証券口座も銀行口座も必要になります。
- CONNECTに証券口座を開設する必要があります。
- CONNECT証券口座の入出金用として大和ネクスト銀行にCONNECT専用口座を開設する必要があります。CONNECT専用口座を作るとCONNECT証券口座との間で自動的に資金移動を行ってくれます。しかも、簡単に開設でき、あまり意識しないで利用できます。
StockPoint for CONNECTの始め方
StockPointと(大和証券系)CONNECTとの連携サービスが開始されました。この名称が「StockPoint for CONNECT」です。
サービスの概要
「StockPoint for CONNECT」は例えば次のように利用します。
- 利用できるポイントを貯めます。
- 上記ポイントをあらかじめ決められている100銘柄超の株式等に中から好きな銘柄を選んで投資します。
- 選んだ銘柄の実際の株価に連動してポイントが増減し、投資を擬似体験できます(ポイント運用といいます)。
- ポイント運用で貯まったポイントは本物の株式に交換できます。
StockPointの運用ポイントには、株価等と連動し残高が減ったり増えたりする「銘柄ポイント」と、残高が変動しないキャッシュポイントがあります。
StockPointのポイント運用を他のポイントから利用する場合は、一旦、キャッシュポイントに交換します。キャッシュポイントに交換できる他のポイントとその交換比率は次のとおりです。
- Pontaポイント:1Pontaポイント⇔ 1キャッシュポイントに交換できます。ただし、キャッシュポイントをPontaポイントに戻す場合は1%の交換手数料が必要です。
- 永久不滅ポイント:100永久不滅ポイント⇒450キャッシュポイントに交換できます。交換は100ポイント単位です。
- ドットマネー:100ドットマネー⇒97キャッシュポイントに交換できます(100ドットマネー以上1ドットマネー単位)。交換にあたり、3.5%の手数料(小数点以下四捨五入)が必要です。
口座の作り方
PC(パソコン)から申し込む事もできますが、ここでは、スマートフォンから申込む方法を記載します。
- 口座開設をクリックし、利用するメールアドレスを入力します。
- 上記メールアドレスに口座開設用のURLが送られてきますので、そのURLをクリックします。
- 口座開設サイトに移動して、本人確認・登録作業を行います。本人確認の方法としては、次の3種類の内、いずれかをスマホカメラから撮り、それをアップロードします。
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード(又はマイナンバー記載の住民票の写し)と運転免許証(又は各種保険証)
- マイナンバー通知カード(又はマイナンバー記載の住民票の写し)と「パスポート、在留カード、特別永住者証明書、住民票の写し」の中から2点
- その他、氏名、住所等必要な情報を入力して口座受付を完了します。
- 数日後に簡易書留で「ログイン情報のお知らせ」が送られてきます。これには、次の情報が記載されています。
- QRコード(Android版、iPhone版):CONNECTアプリダウンロード用です。
- ログインID:申し込み時に登録したメールアドレスです。
- 初回ログインパスワード:初回ログイン時に変更が可能です。初回は4桁ですが、変更時は6~16桁の英数字で指定します。
- 暗証番号:取引時に必要な4桁の番号でログイン後変更が可能
- 上記で口座開設は完了です。
私の場合、上記③については既にマイナンバーカードを保有していましたので、マイナンバーカードの写真をアップロードして終わりです。
なお、「StockPoint for CONNECT」を行うためにはStockPoint側でCONNECTとのID連携をしなければなりませんので、ご注意ください。
これは、「StockPoint for CONNECT」へログイン後にCONNECTのID(メールアドレス)とパスワードを入力すれば手続き終了です。
キャンペーン
新興のStockPointとCONNECTですので、よくキャンペーンを張っています。現在実施中のキャンペーンは次のとおりです。
- ポイントで株主になろうキャンペン3(期間:2021年2月15日~3月26日)で、毎日抽選(株式ガチャ)で株式に交換可能なポイントが当たる
- StockPoint for CONNECT 新規会員登録で100pプレゼント
- CONNECT アプリから証券口座開設で2,000pプレゼント
- CONNECTの口座開設で500Pontaポイントもらえる!
実は私もついついキャンペーン(ポイントで株主になろうキャンペン3)に乗ってしまい次のメールが送られてきましたので、再度、StockPointやCONNECTを調べて見たのがこの記事を書く切っ掛けです。
各キャンペーンの詳細は次をご覧ください。
さいごに
新しいポイント運用のStockPointとネット証券CONNECT、そして各サービスを連携した「StockPoint for CONNECT」について説明しました。国内取引かつ銘柄等が限られていますが、資産運用の取っ掛かりとしては良いサービスだと思います。
ただ、ポイントの名称がいろいろあり、初めての人にとっては混乱してしまい、これだけでも嫌になってしまうかもしれません。
ポイント運用やポイント投資は、StockPoint/CONNECTだけではありませんし、ポイント一つとっても世の中キャッシュレス決済の普及・拡散中でいやになるほど沢山あります。
後発のサービスなので、よりシンプルにかつ明快にして欲しいなぁ~と感じてしまいます。それだけでも他社と差別化できると思いますので、今後のさらなる改善に期待していきたいと思います。
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