定年後のデイトレ・チャレンジ、次に繋げる反省点

会社勤めの頃から大きな損失をしない程度に株式投資をしていましたので、この経験の下、定年後にデイトレ・チャレンジ中です。まだ日が浅いですが、自分の欠点も見えてきましたので、少し整理してみたいと思います。

デイトレのメリット

株式投資でデイトレ(デイ・トレーディング、日計り取引とも言います)と聞くと一見リスクが高そうに思えますが、株式売買取引がその日のうちに完結しますので、思いの他リスクは小さいものです。会社勤めの頃はパソコンやスマホに噛り付いているわけにもいきませんので難しいですが、定年後に時間の余裕ができる場合は、今までの株式投資の経験を活かしたリスクコントロールの下で取引するのも楽しいと思います。

デイトレのメリットを簡単にまとめると次のとおりです。

  • リスクコントロールが可能:あらかじめ投資額や損切ポイントを決めておく事で大きな損失を防ぐことができます。最悪でも翌日以降に持ち越さないので損失が達磨状態になることが防止されます。
  • 日計り取引手数料が無料:SBI証券や楽天証券等多くのネット証券では、日計り手数料(デイトレ手数料)を無料にしています。このため、1日内であれば何度デイトレを実施しても手数料は無料です。
  • 真剣だが気軽に売買:デイトレは信用取引を活用するので売から入ることができます。その日のうちに取引を閉じますので(信用売に場合は返済買で終わる)、売から入る場合でも比較的精神的負担が軽いです。
  • ニュースに敏感:その日のデイトレの方針を事前に決めるうえでも、取引中でもニュースをよく読むようになります。日米金利動向、日米株式市場、外国為替レート、個別業績、寄付前成行数等々に敏感になり、視野が広くなったような気になります。

俎上の銘柄

デイトレの初心者なので、今はトレーニングを実践する期間として考えています。

そうすると動きが比較的分かり易く、成行でも極端な価格にならない出来高の大きな銘柄をターゲットにしたいと思います。

この結果、決めたのが三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)です。

MUFGは最近の日米金利動向で金利上昇=利益増期待があり、株価も960円/株(2023年3月3日終値)、株価の刻みの呼値は0.1円で1日の動きが良いからです。

例えばMUFGを切れの良い1,000株購入すると960,000円と約100万円の信用取引になります。そして株価が0.1円動くと取引値は約100円動きますので考えやすい点もあります。

このことから、当面はMUFGを取引1回あたり1,000株で実施しようと思います。

これらの方針等については、次の記事でまとめていますのでご覧ください。

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定年後のデイトレ

デイトレ結果(まだ実践トレーニング中)

現状の成績

次のグラフは私の実践トレーニング中のデイトレ結果です。

横軸は売買回数です。2-1とは2日目の1番目の取引という事を示しています。これから実働19日間、1日あたり1回~4回の取引をしています。そして青棒がプラス橙色がマイナスです。

縦軸は損益累計で各回のプラス・マイナスの累計となっています。1回のデイトレでは100万円程度の取引ですので可愛らしいものです。現在トレーニング中なので書籍で読んだ事等をいろいろと試していますが、取引ボリュームはトレーニング終了後もこんなものだと思います。なお、取引はSBI証券を利用しており、デイトレ(日計り取引)の場合は手数料無しなので、大変助かっています。手数料無しでなければデイトレ・チャレンジをしていなかったと思います。

また、私のデイトレはスキャルピングといった方が正確です。スキャルピングとは超短期取引で短い時間で何度も取引をして利益を積み上げていく方法です。意識して行っている訳ではないのですが、一旦、信用買または信用売のポジションを持つとパソコン画面に縛られるので数分後には反対売買を実施しています。

反省点とこれからに向けて

1回の取引は、1株1000円弱×1000株なので、1円上がると約1,000円の利益になります。グラフを見ると、#15-1の時で-9,070円、#18-1の時で-7,900円とマイナスの時の方が金額が大きくなっています。この損失をリカバリーするためにその後数回のプラスが必要になっています。

ここは明らかに損切が遅れた事(下手くそ)がわかります。この時の心境は「マイナス後のリカバリーが嫌だ、取り返せてもプラスマイナス0では面白くない」という事ですが、結果的に傷口を広げています。

しかも、通常であれば数分で完結する勝負も期待願望で20分~30分間も費やしてしまいました。この時間があれば、さっさと損切し、再度取引をして取り返せたかもしれません

これを含めてこれからは次の方針で実践していきたいと思います。

  • 取引後に1円の損失が発生するところを損切ポイントとする。
  • 株価の動きが緩慢になってきたら当日の取引は終了する。
  • 歩み値や板、テクニカル指標等を参考にしつつ、自分の感覚も大切にする。
  • 必ず当日の反省点を記録する。

ちなみに私の取引では、歩み値・板、前日の高値・安値・終値、テクニカルではボリンジャーバンド・フィボナッチライン・ストキャスティクス等を参考にしています。

さいごに

デイトレ(スキャルピング)は自分の感を大切にしつつ、感情を抑える事が重要だと思います。特に損切ポイントは重要です。先のグラフを見ると一目瞭然です。

デイトレを始める前は、頭では損切は早くと理解していても実践では、だらだらと結果的にはなってしまう場合がありました。その点、問答無用の損切規則を決めておくことは最も大切な点だと考えます。

このようなデイトレを楽しむのも残り10年弱と思いますが、いつ止めるかも含めて、しっかりと歯止めを考えていきたいと思います。

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定年後のデイトレチャレンジ、その結果と反省を含めたこれからの方針
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