イオンの株主優待では、スーパー等での買物代金の3%~7%が半年毎にキャッシュバックしてくれます。今回も2022年2月期末のキャッシュバックの明細書が届きました。株式配当金と合わせると4%以上の利回りになります。今のイオンの株式状況を含めて紹介します。
イオンの株主優待
イオンの株主になるとイオンオーナーズカードが2枚(株主本人カード・家族カード各1枚)送られて来ます。このカードを提示してイオン系スーパー等で買物をすると半年単位(権利確定は2月末日と8月末日)で利用代金に応じて3%~7%をキャッシュバックされたり、イオン系店舗で割引価格で買物ができたりします。
ここでは、イオンの株主優待をキャッシュバックに絞って説明します。
利用額に応じたキャッシュバック
イオン系スーパー等で買物をすると半年毎にキャッシュバック(買上金額100万円/半期まで)があり、返金率は保有株数により次のとおりです。この優待を受けるためには8月末日と2月末日の「株主権利確定日」に100株以上保有していることが必要です。
所有株数 | 返金率 |
---|---|
100~499株 | 3% |
500~999株 | 4% |
1,000~2,999株 | 5% |
3,000株以上 | 7% |
イオンギフトカードのプレゼント
また、イオンの株式を3年以上継続して保有し、かつ毎年2月末日時点の株主名簿に基づき、1,000株以上保有の株主には、保有株式数に応じたイオンギフトカードがプレゼントされます(例えば1,000株~1,999株でイオンギフトカード2,000円)。保有株数が1,000株以上と多く、ハードルが高いので、この詳細については割愛します。
株式の状況
イオンの最近の株式の状況を見てみたいと思います。次のグラフは、イオンの2年間の株価チャートで、2022年4月15日終値は2,476.5円/株です。
主な株式指標は次のとおりです(Yahoo!Japanファイナスから)。
- 終値(2022年4月15日):2,476.5円
- 1株配当(会社予想):36円(=中間配当18円+期末配当18円)
- 配当利回り(会社予想):1.45%
- PER(会社予想):83.86倍(連結)
- PBR(実績):2.19倍(連結)
イオンの関連会社の赤字やイオンリテール既存店売上高減などがあり、優良企業のイオンでも現状では株価が低迷しています。
そして、次の画はイオンの10年間の株価チャートです。このチャートで見ると、ほぼ底を打っている可能性があります。
キャッシュバックの実績と利回り
私もイオンの株主で、100株を保有しています。100株保有は3%のキャッシュバックがあります。
次の図は、「2021年9月1日~2022年2月28日」分のキャッシュバック(優待返金引換証)の明細書です。これをまとめた優待返金引換証も一緒に届きますので、引換可能なイオン系スーパー等のサービスカウンターにもっていくと現金をバックしてくれます。
今回は、3,783円です。次の画は上記の明細です。「4.ご返金対象お買上額 112,298円」に対して、「6.ご返金額 3,373円」と3%強の額が返金されます。これは左下の「お買上明細」の明細毎にご返金額が3%(小数点以下切上)で計上されているためです。しかも特典対象お買上げ額は消費税込みですので、消費者(利用者)有利になっています。これも嬉しいですね。
なお、この前の期である「2021年3月1日~8月31日」では、「4.ご返金対象お買上額 125,871円」、「6.ご返金額 3,783円」でした。
これらを配当と共にまとめると次の表になります。左側の項目では、優待(株式優待)の買上額と返金額(キャッシュバック、約3%)、株式配当金は100株分、株価は2022年4月15日終値の100株分、利回りは配当だけの率と「配当+優待」での率を現しています。
この結果、配当(株式配当のみ)の利回りは1.45%で少しもの足りないですが、配当+優待の利回りは4.34%と魅力的な値になっています。
イオンは、日常よく利用するスーパーでもあり、比較的人気が高いので、今後コロナ禍が終息するに伴い、消費復活で株価回復の可能性があります。チャート的に見ても丁寧に下値を拾っていくのが良いかもしれません。
さいごに
定年を過ぎて、年金が主な収入源になってくると高配当や株主優待のある株式銘柄を保有したくなります。そのような中でもイオンは、生活に密着していますので、安心して保有を続けることができます。
散歩がてら、ちょっとショッピング(ウィンドウショッピングか?)したくなるようなお店の雰囲気を今後も期待したいと思います。
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