レオス・キャピタルワークスのIPO、申込時に考えた事

ひふみ投信等で有名なレオス・キャピタルワークスのIPOが始まりました。金融市場が不安定な時期なので逆風の中での船出です。先に金融関係銘柄の住信SBIネット銀行や楽天銀行等有力なIPOも実施されていますが、これらは、もしかすると低迷時期の今が仕入れるチャンスなのかもしれません。購入前に準備として少し調べてみました。

レオス・キャピタルワークスのIPO

IPOとは「新規公開株式」のことで、未上場企業が株式を証券取引所に公開・上場することで資金調達ができ、投資家は公開された株式は市場で売買できるようになります。

レオス・キャピタルワークスのIPOの取り扱いは次のとおりです。

  • 銘柄名(銘柄コード、上場市場): レオス・キャピタルワークス株式会社 (7330、東証グロース)
  • 仮条件:1,100円/株~1,300円/株
  • ブックビルディング期間:2023年4月10日0:00~2023年4月14日11:00
  • 発行価格決定日(抽選日):4月17日
  • 抽選結果:4月17日18:00~
  • 購入意思表示期限:4月20日12:00
  • 上場日:4月25日
  • 購入手数料:無料(全てのIPO手数料は無料)

なお、レオス・キャピタルワークスは、SBIホールディングスの関連会社であるSBIファイナンシャルサービシーズが51%超の株式を保有しており、上場後のSBIグループの株式保有割合は48.89%となります。

有名なひふみ投信について

レオス・キャピタルワークスを一躍有名にしたのは、ひふみ投信と藤野英人ファンドマネージャーの存在です。ひふみ投信は(インデックスファンド全盛に今の時期に反して)アクティブファンドで、日本市場の有望株式を足でこまめに調査し、中・長期の視点で投資を行っています。藤野英人氏は何度もテレビで紹介されていますので、ご存じの方も多いのではないかと思います。

主な投信銘柄

運用している主な投資信託は次のとおりです(ただし、iDeCo対応や私募信託信託を除きます)。

ここで直接販売とはレオス・キャピタルワークスが直接販売している商品、間接販売とはSBI証券とか楽天証券等他社を介して販売している商品で、直接販売の商品をマザーファンドとしています。ただし、信託報酬等の費用はどちらも同じで差がありません。

区分直接販売間接販売
内外株式ひふみ投信ひふみプラス
まるごとひふみ100
海外株式ひふみワールドひふみワールド+
内外資産複合
(バランスファンド)
ひふみみらいまるごとひふみ15
まるごとひふみ50

ひふみ投信は若干海外株式等も含まれていますがほとんどが国内株式から構成されており、ひふみワールドは国内株式以外の海外株式から構成されています。また、プラス(+)が付いている商品は直接販売商品と同様の構成です。

さらに、ひふみみらいまるごとひふみ15まるごとひふみ50は債権も含まれており、株式と債券割合が各々異なります。いずれもひふみ投信ひふみワールドと債券での異なる割合で構成されています。詳細は、レオス・キャピタルワークスのサイト等でご確認ください。

比較

国内株式がほとんどを占めるひふみプラス(ひふみ投信がマザーファンドなので実質ひふみ投信です)とインデックスファンドの代表としてeMAXIS Slim国内株式(日経平均)でパフォーマンス等を比較してみたいと思います。

主な特徴

次の表は、両商品の特徴です。ひふみプラスの方が歴史があり(設定日が古い)、その分基準価額がeMAXIS Slim国内株式(日経平均)の約3.5倍、総資産17倍強です。また、信託報酬率では、ひふみプラスの方が大きいですが、アクティブファンドの中では比較的低い方だと思います。

これを見るとひふみプラスは設定期間が長い(約2倍)とは言え、日本のアクティブファンドとしては総資産が大きく人気の高さが示されています。

項目ひふみプラスeMAXIS Slim国内株式(日経平均)
運用会社レオス・キャピタルワークス三菱UFJ国際投信
タイプ国内株式国内株式
設定日2012.5.282018.2.2
基準価額45,682円13,004円
総資産4822.7億円270.64億円
信託報酬率1.078%0.154%

パフォーマンス比較

次のグラフは、設定来のパフォーマンス比較です。オレンジ色がひふみプラス、青色がeMAXIS Slim国内株式(日経平均)です。

最近の株価低迷にかかわらず、また途中何度かの下落がありますが、ひふみプラスは設定来約11年間で200%を超えています。つまり設定時に100万円投資した場合に現評価額は300万円超です。

【設定来のパフォーマンス(基準価額+分配金)比較】※楽天証券サイトから抜粋。

そして次のグラフは、過去5年間のパフォーマンス比較で、少し景色が変わります。つまりほぼeMAXIS Slim国内株式(日経平均)が設定されてからの比較になります。

これを見るとひふみプラスおよびeMAXIS Slim国内株式(日経平均)共に若干低迷していますが、それでもインデックスファンドのeMAXIS Slim国内株式(日経平均)の健闘が光ります。

【過去5年間のパフォーマンス(基準価額+分配金)比較】※楽天証券サイトから抜粋。

これもあり、ひふみ投信マザーファンドのファンドマネージャー(運用責任者)を一旦離れていた藤野英人氏(最高投資責任者、Chief Investment Officer (CIO)として)が2023年1月より同ファンドの運用責任者に復帰とのニュースがありました。

これからの方針

来年からNISA枠拡大(従来120万円/年→360万円/年)がありますので、一時期の株式市場低迷があるとはいえ、長期的には投資環境が益々良くなると考えています。このため、次の方針で臨みたいと思います。

  • IPOに申し込み、当選した場合は購入する。
  • IPOに外れてもIPO発行価格を下回る場合は購入する。その後も下回る場合は追加購入する。
  • ただし、本株式を自分のポートフォリオのメインにはしない(上限500株ぐらいか)。

さいごに

アクティブファンドのパフォーマンスは投資方針を決定するファンドマネージャーに強く依存します。特にカリスマ性のある藤野氏ですので、ひふみ投信マザーファンドも藤野氏の去就に大きく依存されることになります。藤野氏があと何年ファンドマネージャーを現役で務めるか不明ですが、長期投資を考える場合にこれが最大のリスクだと思います。

とはいえ、国内では有名なファンド会社の上場ですので、少し購入させていただき、業績等を注視していきたいと考えています。

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