SBI証券iDeCoセレクトプランへの変更理由とその方法

SBI証券のiDeCoでは、オリジナルプランとセレクトプランがあります。投資信託商品を比較するとセレクトプランの方が信託報酬率が低くて良さそうなので、プラン変更を行いました。これら変更理由と方法について説明します。

SBI証券のiDeCoプラン

オリジナルプランからセレクトプランに移行中

SBI証券では、iDeCo(個人型確定拠出年金)としてオリジナルプランセレクトプランがあります。うちの子は、いまオリジナルプランで積立・運用中ですが、同証券の記事などを目にするとオリジナルプランにない投資信託商品が紹介されていますので、おかしいなと気付き、調べたところ現在はセレクトプランを推奨している事がわかりました。

この経緯は、SBIホールディングスの2018年9月のニュースリリースにiDeCo(個人型確定拠出年金)新プラン設定のお知らせ※クリックするとサイトへ移動します」に公開されています。理由は商品数の上限にあるようですが、SBI証券としてオリジナルプランの新規受付を中止し、オリジナルプランからセレクトプランへの変更は手数料無料でできますので、移行を推奨しています。

確かにセレクトプランの方が、信託報酬率の低い名前の良く聞く商品が並んでいます。次に国内株式、海外株式(米国)、海外株式(複数)、内外資産複合の区分で最も信託報酬率の低い商品を比較してみたいと思います。

オリジナルプランの主な投資信託商品

次の表がオリジナルプランの主な投資信託商品です。区分の国内株式はTOPIX連動、海外株式(米国)は米国単一市場(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)、海外株式(複数)は全世界(ただし、この銘柄は日本を除いています)、内外資産複合の8資産とは、日本株式・海外先進国株式・新興国株式・日本債券・海外先進国債券・新興国債券・日本REIT・海外REITです。

SBI証券におけるiDeCoオリジナルプランの主な投資信託商品
【オリジナルプランの主な投資信託商品】

セレクトプランの主な投資信託商品

次の表がセレクトプランの主な投資信託商品です。区分はオリジナルプランとほぼ同じ考え方です。ただし、海外株式(米国)は米国単一市場(S&P500)です。また、海外株式(複数)は全世界を対象としており、ニッセイ外国株式インデックスファンドには日本が含まれませんが、SBI・全世界株式インデックス・ファンドは日本も含まれています。

このSBIのファンドは、海外株式(全世界)区分の中で信託報酬率が最も低い商品ではありませんが、一つでほぼ全世界の株式をカバーしており、比較的信託報酬率も低いので挙げています。

SBI証券におけるiDeCoセレクトプランの主な投資信託商品
【セレクトプランの主な投資信託商品

比較結果

オリジナルプランとセレクトプランの主な商品を比較すると、一目瞭然でセレクトプランの方が信託報酬率が低く、かつ、よく名前の知られたものが多いという結果です。

つみたてNISAは、20年間に渡り積立購入・運用をしますので、人気があり信託報酬率が低い事が重要です。

この結果、いま運用中のオリジナルプランを止めてセレクトプランに変更することにしました

プラン変更方法

SBI証券では、新規のオリジナルプラン設定を中止しており、オリジナルプランで運用中に人にはセレクトプランへの変更が可能になっています。この変更方法について説明します。

変更の流れ

セレクトプランへの変更方法は、Webサイトから直接行う事が出来ません。まずはWebサイトから変更申込を行い、郵送されてくる書類から始めます。主な流れは次のとおりです。

  1. SBIのサイト(左記をクリックするとサイトへ移動します)からプラン変更届の郵送を申込ます。
  2. 自宅にプラン変更届が返信封筒と共に郵送されてきますので、必要事項を記入の上、返送します。下記は同封されていたプラン変更届の記入例です。
  3. SBI証券にプラン変更届到着後、セレクトプランのID・パスワードが発行されます。
  4. このID・パスワードを用いてセレクトプランでの投資信託商品の選定・掛金配分設定等を行います。※翌々月26日以降からセレクトプランで運用。
  5. オリジナルプランで運用していた商品は、SBI証券の任意のタイミングで現金化されてプラン変更届締日(毎月5日)から2~3ヶ月後にセレクトプランに移換されます。
SBI証券におけるiDeCoプラン変更届の記入例
【プラン変更届の記入例】

留意事項

上記の流れに記載されているとおり、プラン変更を行うと、いま積立・運用しているオリジナルプランの資産は全て売却・現金化した上で資産の移換を行います。また、資産の移換には2~3カ月程度を要します

変更後の投資信託商品

セレクトプランに変更後は、どのような商品を選ぶか迷ってしまいます。つみたてNISAは20年間積立可能ですので、積極的に株式型で運用したいと考えています。

世界に株式市場は米国を中心に動いていますので、次のようなパターンで、後はご自身の投資方針にも依ると思います。最も積極的に運用するのであれば「米国株式型」比較的安定性を求めるのであれば「全世界株式型」、そして両者の中間としての「米国株式型+日本株式型」です。

商品例は次のとおりです。

  • 米国株式型:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • 米国株式型+日本株式型:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)+eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)(または、ニッセイ日経平均インデックスファンド
  • 全世界株式型:SBI・全世界株式インデックス・ファンド (雪だるま(全世界株式))

さいごに

積立投資信託商品については、私なら積極運用の米国株式型でしょうか。しかし子供に推奨するのであれば比較的安心感のある全世界型かと迷ってしまいます。逆なのかもしれません。米国は先進国の中でも唯一人口増があり、世界経済の中心です。米国がコケルと皆コケルので、長期の積立てが可能であれば米国株式型を押したいところです

いろいろ悩みは尽きませんが、このようなことを考えるのもある面楽しいですし、まずは始める事が大事だと思います。皆さんはどのタイプでしょうか。。。

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