ETFの売買手数料無償化が進んでいるので国内ETFを調べてみました

最近のネット証券のETF売買手数料無償化の動きが活発化しています。しばらく、ノーロードの投資信託しか購入していませんでしたが、国内ETFについても調べてみました。しかし、投資信託の信託報酬の値下げ競争といい、今回のETF売買手数料無償化といい、証券会社は厳しいですね。国内ETFの抜粋したものを紹介します。

ETFとは

ETF(Exchange Traded Fund)とは、東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などの特定の指数の動きに連動し、東京証券取引所などに上場・取引できる投資信託のことです。要するに東京証券取引所で株式と同じように売買できるインデックス型の投資信託です。

ネット証券のETF売買手数料無料化の動き

最近では、SBI証券、楽天証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、マネックス証券等のネット証券で、相次いでETF売買手数料の無料化または実質無料化のニュースが発信されています。

一般のノーロード型(売買手数料無し)の投資信託と比較し、ETFは信託報酬率が低いのに売買手数料があることがデメリットでしたが、それが無くなろうとしています。

私は、国内ETFは動きが良くなかったので、暫く国内ETFは売買していなかったのですが、また調べ始めました。

抜粋した国内ETF

調べた国内ETFは次の表のとおりです。とりあえずは、東証の平均的な指数に連動するもの、投機的・ヘッジ的な目的で購入するもの、金に投資するものです。

各ETFの特徴

東証の平均的な指数に連動するもの

コード1306、1308、1348、1475は、TOPIXに連動するものです。各々、野村、日興、三菱UFJ国際と日本の代表的な運用会社と米国のブラックロックが日本市場に参入しているものです。比較的信託報酬が低く、純資産が大きいものがお勧めになります。純資産が小さいといざ売却の時になかなか売れない事態になりますが、この種類は特に問題ないですね。念のため、各銘柄のチャートを確認し、チャートにがくがくが無いものが良いですが。

しかし、野村証券は 他の銘柄もそうですが、純資産が比較的大きく、営業力が強いですね。とはいえ、手数料無償化の流れで野村證券のような日本最大手も大変だと思います。

また、証券コード1321の日経225は東証1部上場銘柄のうち代表的な225銘柄を基に計算されている指数に連動しているもの、証券コード1593は日本取引所グループ(JPX)の400銘柄に連動しているものです。

投機的・ヘッジ的な目的で購入するもの

おもしろいと思った銘柄は、証券コード1357・1459と証券コード1570・1458です。前者は日経平均の変動率に対してマイナス2倍の値動きに連動するETFで、後者は日経平均の変動率に対して2倍の値動きに連動するETFです。

日経平均の変動率に対してマイナス2倍の値動きに連動するという事は、反対売買をすることと同じで、しかも2倍でできます。例えば、機関投資家は上昇中にヘッジのために一旦売却とかを実施するらしいですが、それがこのETFで代用できます。

また、後者の日経平均変動率に対して2倍の値動きをするものは、上記と同様な使い方ができます(反対方向に動かなければなりませんが)。さらに、投機的な動きもできます。

これらのETFは、出来高(表には記載していません)と比較して純資産が少ないですが、ヘッジや投機目的で売買され、長くは保有されないためだと思います。

こちらも野村證券が強いのですが、楽天は信託報酬を下げて頑張っています。

どちらにしても、おもしろいのですが私には無理ですね。

金に投資するもの

証券コード1540の「純金上場信託(現物国内保管型)」は、東京商品取引所の金先物価格に連動しているETFです。商品名は「金の果実」で、金の現物が国内に保管されています。ETFが1kg相当以上になった場合、1kgから金の現物に交換・取得することができます。

また、円で購入しますので、ある程度為替ヘッジをしていることになります。つまり、一般的にドル建ての金が上昇するとドルは下落します。相対的にドルに対して円は上昇することになりますので、金の国際価格(ドル建て)が上昇すると円も上昇する。金が下落すると円も下落し、同じ方向に動きます。このため、金の価値に合わせたような穏やかな円貨になります。半面、日本円に換算したETF価格は変動が少なく面白くはないかもしれません。

証券コード1326のSPDRゴールド・シェアは、世界最大級のゴールドETFであるSPDRゴールドシェアに連動(円換算した「ロンドン金値決めの金地金価格」しています。 日本では出来高が少ないのが玉にきずです。

最後に

国内ETFは、日銀の大量買付・保有があり、今後の動きが良く分かりません。しかし、リスクがあるのは個別株も同様です。却って個別株よりもリスクは小さいですので、手数料無料化の動きに合わせて、また購入を検討したいと思います。ただ、今は資金が無いので、暫くはじっくり検討したいと思います。

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