金投資を米ドル建で行う方法

米ドルで金投資を行う場合は、日本では金地金等の現物購入は難しく、米国ETFか米国株式市場に上場している産金会社等株式を購入するのが最も手っ取り早い方法です。そこで、代表的な米国ETFと米国株式を紹介します。低迷の続く金相場ですが、もしかすると買チャンスが来ているのかもしれません。まずは、検討からスタートしてはいかがでしょうか。

米国ETF

ETF(Exchange Traded Fund)とは、ニューヨークダウ指数や東証株価指数(TOPIX)などの特定の指数の動きに連動し、株式市場に上場・取引できる投資信託のことで、信託報酬率等の経費率が低いという特長があります。そして米国ETFは、米国株式市場に上場しており、株式同様に購入・売却できます。

米国ETFの中には、金(ゴールド)のロンドン価格等に連動するETFがあります。金の価格に連動するので配当や分配金は無く、値上がり益けを期待する商品です。

下の表は、主な金(ゴールド)の価格指数に連動する米国ETFです。

名称Ticker経費率設定日
iシェアーズ ゴールド トラストIAU0.25%2005/1/21
SPDR ゴールド シェアGLD0.40%2004/11/18
SPDR ゴールド ミニシェアーズ トラストGLDM0.18%2018/6/25
【ゴールドに連動する主な米国ETF(2022年11月)】

ひと昔前は、IAUが経費率が低く人気があったのですが、最近ではGLDMが経費率0.18%と最も安価です。しかも、SBI証券や楽天証券では米国ETF買付手数料無料キャンペーンを銘柄限定で実施しており、GLDMはその対象に含まれていますの手数料無料で購入できます

このため、これから金価格に連動する米国ETFを購入するのであればGLDMが良いのではないかと考えています。

米国株式

次は、産金会社等の米国株式です。下記の表は、SBI証券の検索ツールを使用して米国株式・ゴールド関係を調べた結果です。特に配当有の銘柄を適当にピックアップしました。

名称Ticker配当利回り時価総額(百万USD)
ゴールド フィールズ ADRGFI4.6687 %6,707.47
ニューモントNEM5.8216 %29,995.39
バリック ゴールドGOLD3.0534 %25,090.50
ロイヤル ゴールドRGLD1.5987 %5,748.06
2022年11月4日現在

株式ですので、配当があります。各銘柄については、皆さんお使いの証券会社のサイトでご覧ください。ここでは、SBI証券サイトの銘柄サマリーを基に意訳した内容で以下に紹介します。

ゴールド フィールズ ADR

ゴールド フィールズ ADRは、持株会社で、探査・抽出・加工・製錬等の産金及び関連事業を行っています。主要製品の金地金は、南アフリカ、ガーナ、オーストラリアで生産し、世界中で販売されています。さらにアフリカ、ユーラシア、オーストラリア、米州に金などの貴金属探査事業と持分を所有しています。

ニューモント

ニューモントは、金の生産者です。約9280万オンスの金資源を保有すると言われています。その他の資源として銅、銀、鉛、亜鉛の生産を行っています。

バリック ゴールド

ニューモントは、カナダを拠点とする金と銅の生産者です。南北アメリカ、アフリカ、パプアニューギニア、サウジアラビア等の18か国で鉱山と関連事業を行っています。

ロイヤル ゴールド

ロイヤル ゴールドは、貴金属の流通・ロイヤルティ等の権益の取得と管理を行う企業です。41の生産鉱山と17の開発段階プロジェクトの権益を含み、5大陸の約187の不動産の権益を所有しています。

金相場の状況

次のグラフは、米国ETFのGLDM(青)IAU(黄)GLD(薄青)の5年間の相対株価チャートです。相対株価チャートですので、5年前の時点を0%としてスタートしています。ただし、GLDM(青)はまだ5年間に満たないので、4年前からのスタートになっています。

ほぼ、同じような傾向ですが、経費率の差が若干現れているようにも見えます。

【金に連動する米国ETFの相対比較チャート(5年間)】
※Google Financeから抜粋

そして次のグラフは、米国株式としてNEM(青)、米国ETFとしてIAU(黄)を5年間の相対株価チャートとして比較したものです。

【NEMとIAUの相対比較チャート(5年間)】
※Google Financeから抜粋

個別の株式のNEMは、騰落が激しくそれだけリスク大の投資になります。特に最近では純利益大幅減、金生産コスト大等がネックとなっているようで下落幅が大きくなっています。ただし、株価が下がった分、配当利回り5.8216 %(税引前)が良くなっています。

一方、IAU(GLDMは設定期間が5年に達していないので)は、2020年後半から元気が無くなっていますが、それでも安定しており、安心して投資を続ける事ができます。特に定年後の人は、失敗すると挽回が難しくなりますので、どちらかと言えばIAUやGLDMを購入するのが良いのではないかと考えています。

さいごに

米ドル建で金に投資するのであれば、GLDMやIAUの米国ETFが比較的安定しているので良いのではないかというのが結論です。しかし、安定は逆説的にいえば退屈です。退屈を避けるには無理の無い範囲で少し個別株式を購入・運用するのが良く、調査にも熱が入ります。

個別株式としては、金関連銘柄でなくとも良いのですが、今回NEMをみると配当が良く、なかなか魅力的な銘柄に見えます。まだ下落の底が曖昧な状態ですので、即購入は危険だと思いますが、暫く注視していきたいと考えています。

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