マイナンバーカードが2021年10月20日から健康保険証の代わりに使えるようになります。当初は2021年3月からの予定でしたが、コロナ禍の影響もあり、7ヶ月遅れのスタートです。まだ対応している病院や薬局は少ないですが、これらの探し方を含めて説明します。
その前に「マイナポイント事業の期間延長」について
皆さんは、マイナポイントを取得済でしょうか。マイナンバーカードの取得促進が目的ですが、マイナンバーカードを取得し、電子マネーカードや○〇ペイ等のキャッシュレス決済や事前チャージを行う事により、マイナポイント25%のポイント還元(最大5,000円分)があります。
このマイナポイント申込後チャージまたは買い物でポイントが受け取り出来る期間が2021年12月末まで延長されています(元々は2021年3月末まで)。
まだ手続きをされていない方は、この機会に是非登録されると良いと思います。
詳細については次の公式サイトをご覧ください。
また、マイナポイントの登録方法については次のサイトでもまとめていますのでご覧ください。
間もなくキャッシュレス購入・チャージでポイント25%が還元されるマイナポイント制度が始まります。あらかじめ、マイナンバーカードを使用して予約をしなければなりませんので、この具体的な方法を説明します。マイナポイントが始まります[…]
マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリット
さて本題に入ります。まずはメリットとしては次のとおりです。
- 転職・結婚・引越し等で健康保険証が変わっても新しい健康保険証の発行を待たずに、マイナンバーカードで医療機関・薬局を利用できます。
- マイナンバーカードを用いて、自分の薬剤情報、特定健診情報、医療費通知情報等を閲覧することが出来るようになります。
- マイナポータルでe-TAXを活用して確定申告の医療費控除が簡単にできます。
- 窓口へ提出していた次の書類等が不要となります。
- 保険者証類(健康保険被保険者証 / 国民健康保険被保険者証 / 高齢受給者証等)
- 被保険者資格証明書
- 限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担減額認定証
- 特定疾病療養受療証
お薬手帳が不要になりますし、確定申告も簡単になります。さらに今まで保険者に申請する必要があった限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担額減額認定証が不要になります。
登録されている病院・薬局の確認方法
しかし、まだまだ対応している病院や薬局が少ないのが現状です。
次の厚生労働省のサイトに健康保険証代わりにマイナンバーカードが利用できる病院等の検索方法が掲載されていましたので、クリックしてご覧ください。
上記と重複しますが、特に次のサイでは各市町村で対応できる病院等が検索できますので便利です。
また、次のようなポスターやステッカーが貼られている病院等でも対応していることが確認できます。
対応できる病院等が増えていく理由
国では、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう「令和5年3月末には概ね全ての医療機関等での導入を目指す」事を目標にしています。
このため、医療機関・薬局のシステム整備を支援しており、顔認証付きカードリーダの無償提供や、それ以外のソフトウェア・機器導入・システム改修等に補助等、全国整備に力を入れていますので行き渡るのは時間の問題だと思います。
次の表はこの補助の一例です。
健康保険証として利用するための申込方法
マイナンバーカードがある事が前提ですが、具体的な申込方法は次の記事をご覧ください。パソコンからの申込方法が記載されています。
マイナンバーカードが2021年3月から健康保険証の代わりに使えるようになります。当初は対応可能な病院や薬局は少ないかもしれませんが、メリットが大きいので申し込みをしました。健康保険証として利用できるメリットと登録方法について説明します。[…]
医療機関・薬局での受付方法
利用者は、受付時にマイナンバーカードを窓口に設置されているマイナンバーカードのICチップの読み取り機能があるカードリーダで次のいずれかの操作をします。過渡期という事もあるのでしょう、どちらも窓口職員の目視でも可なので安心です。
- 「顔認証付きカードリーダー」の場合
- 顔認証(カードのICチップ内の写真データと窓口で撮影した顔を比較)を行うか4桁の暗証番号を入力します。
- 窓口職員の目視も可です。
- 「汎用カードリーダー」の場合
- 4桁の暗証番号を入力します。
- 窓口職員の目視も可です。
さいごに
マイナンバーカードの普及率は、2021年度4月時点で約3割だそうで、まだまだ低い数字です。私は、e-TAXで確定申告をしている事もあり、比較的早い時期に取得しました。
利用してみると「パスワードを3回連続でミスるとロックがかかり役所に行かなければ再設定できない」等改善点も多いですが、マイナポイントで5,000円相当のポイント付与があったり、e-TAXで自宅から簡単に申告できたり、特別給付金を早く受給できたり等々良い面もあります。
普及が難航しているのは、国への不信感があるのかもしれませんが、コロナ禍で日本がロックダウンをしなかったという事であらためた個人の権利を重視している国なのだと認識しました。
これからは自動車免許証もマイナンバーカードでなどが検討されていますので、この機会に作成し、まずはマイナポイントをゲットしてはいかがでしょうか。たぶんこれからもっと便利になると思いますので。
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