SBI証券の投資信託保有でポイントをゲット、意外と差があるポイント付与率

SBI証券では投信マイレージの名称で投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるサービスがあります。保有額1,000万円未満で通常銘柄のポイント付与率0.1％でしたが、銘柄によってはこれを下回るものがあります。比較的人気のある銘柄のポイント付与率をいくつか挙げてみたいと思います。

SBI証券のポイントサービス

SBI証券では、いろいろなサービスでポイントが貯めることができ、その一部のポイントは投資信託で利用できます（ポイント投資といいます）。

この中で「投信マイレージ」の名称で投資信託の保有額により次の表のとおりポイントをゲットできるサービスがあります。ただし、ノーロード・インデックス型の比較的信託報酬率が低い銘柄については通常銘柄の区分では無く、その他指定銘柄のポイント率となりますので注意が必要です。

投資信託ののポイント付与率については、次のボタンをクリックしてご覧ください。

ポイント付与率の例

全て、月間平均保有金額が1,000万円未満の場合です（2023年5月16日時点のデータ）。また、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託、SBIラップ専用ファンド他は対象外です。

日経平均・TOPIX

eMAXIS Slimシリーズは、同種の他投資信託の信託報酬率以下にすることを標榜しており、最近でもeMAXIS Slim 国内株式（日経平均）等の信託報酬率0.154％を0.143％に下げました。他社も追随してくる可能性があります。

米国株式

NASDAQ100指数には銀行株が含まれていませんので、最近の金融不安でも戻りが顕著です。特にニッセイNASDAQ100インデックスファンドは信託報酬率0.2035%と低く、人気が出ている銘柄です。

世界株式

ひふみプラスはアクティブ型の投資信託ですが、比較的人気があるので掲載します。

先進国債権

資産安定化のために、一部を株式以外の債券に投資することが大切です。

バランス型

8資産とは、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債権、新興国債権、国内REIT、先進国REITです。また４資産とは、国内株式、外国株式、国内債券、外国債権です。

金（ゴールド）

資産安定化のために、一部を金（ゴールド）に投資することも良い方法だと思います。

試算

例えば、次のような銘柄を保有していた場合の月当たりのポイント付与を計算してみます。

• eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）【ポイント付与率0.042％】：月間保有金額100万円
• eMAXIS Slim 先進国債券インデックス【ポイント付与率0.05％】：月間保有金額50万円
• 日興－ゴールド・ファンド【ポイント付与率0.05％】：月間保有金額50万円

月当たりのポイント付与は次のとおり78ポイントです。年間では936ポイント（＝78ポイント×12月）になります。

78ポイント/月＝（100万円×0.042％+50万円×0.05％+50万円×0.05％）÷365日×31日

さいごに

ポイント付与率は、通常0.10％だと思っていましたが、人気のあるノーロード・インデックス型の投資信託では0.05％以下が多いことがわかりました。

付与されるポイント数としては小さいですが、NISA等で投資信託を積み立て実施している場合は、毎年保有額が増加していきますのでポイント付与も増えていく事になります。

SBI証券の場合は、このポイントで投資信託の買付も可能です。おまけで資産を増やすことができる感じですので、取りこぼしの無いように実施されるのが良いと思います。