今年から楽天証券にNISA口座を移して積立投資信託を始めました。楽天証券の積立投資信託では楽天カードが使えたり楽天ポイントで投資信託を購入する事ができます。まだ積立期間が3月~9月までと短いですが、銘柄を含めて現状の成績を途中経過として報告します。
楽天証券を利用する理由
元々NISA口座や積立投資信託は、別の証券会社に設定していたのですが、昨年積立投資信託を全て解約し、今年から楽天証券にNISA口座も積立投資信託を変更しました。
NISA口座を楽天証券にした主な理由は次のとおりです。
- 楽天カードで積立投資信託を最大5万円/月まで決済ができ、1%のポイントが付与されます。つまり月当たり最大500P(楽天ポイント)が貯まります。1年間では6,000P(半年で3,000P)貯まりますので、楽天会員の最高ランクであるダイヤモンド会員の条件(例えば半年4,000P以上なので後1,000P)を満足しやすくなります。ダイヤモンド会員になるといろいろな特典がゲットできます。
- 楽天ポイントを利用したポイント投資ができますので、上記500Pを毎月投資信託に付けるとさらに投資効率が上がります。
- 楽天ポイントを含む投資信託を1回500円以上購入するとSPU(楽天スーパーポイントアップサービス)の対象となり、楽天市場での買物が+1%アップします。
- 楽天銀行の口座を作り、楽天カードの利用代金を引き落とすと楽天市場での買物が+1%アップします。
- 楽天銀行のハッピープログラムと楽天銀行口座・楽天証券口座を連結させるマネーブリッジ(両口座間の無料自動入出金サービス)を申し込むと投資信託残高10万円毎に毎月0~10P付与されます(銘柄により付与されるポイントが異なります)。
上記のようにいろいろなメリットがありますが、次の開設が最低必要になります。
- 楽天証券口座→楽天銀行とマネーブリッジ、楽天カードで積立投資信託(最大5万円/月)
- 楽天銀行口座→楽天証券とマネーブリッジ、ハッピープログラム
- 楽天カード →引き落としを楽天銀行に設定
楽天の公式サイトは次をご覧ください。
積立銘柄
積立投資信託として購入している銘柄は、eMAXIS Slim先進国債券インデックス、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))、SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)の3つです。全てインデックス型ノーロード(売買手数料無料)の投資信託で、コア・サテライト戦略でいうところの比較的安定しているであろうコア銘柄に相当します。各々、簡単に特徴を説明します。
eMAXIS Slim先進国債券インデックス は、三菱UFJ国際信託が運用しているeMAXISシリーズの先進国債券型の投資信託です。eMAXISシリーズ は管理費用が低い事で有名で、この銘柄の管理費用は0.154%(税込)です。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))は、SBIアセットマネジメントが運用している日本を含むグローバルな投資信託です。 管理費用はグローバルな投資信託としては比較的低い0.1102%(税込)です。いくつかの投資信託を組合せてこの投資信託と同じ程度の管理費用にする事も可能ですが、リバランスが面倒ですので、これを選択しています。
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)は、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する金(ゴールド)の投資信託です。管理費用は金の投資信託としては最も低い0.275%(税込)です。また、為替ヘッジなしを選択していますので、円安の時はより利益が生じ、円高の時はより利益が減ります。
なお、銘柄の決定については、次の記事でまとめていますので、ご覧ください。
NISA口座の金融機関変更に伴い、次に購入すべき投資信託・ETFとメリットある購入方法等を再考しています。同じテーマの(その1)では銘柄の調査を行い、(その2)では、金融商品の候補と資産配分について検討しました。この(その3)では、決定し[…]
現状成績
少し前説明が長くなりましたが、今年から始めた積立投資信託の成績結果を紹介します。
積立は次のとおりです。
- 積立期間:2021年3月~2021年9月22日(約7カ月間)
- 積立月額:5万円/月(楽天カード最大利用額)で次の表の割合
- 積立銘柄:
- eMAXIS Slim先進国債券インデックス
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))
- SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)
積立投資信託の損益
各銘柄につき、管理費用(税込)、積立月額、現時点(2021年9月22日末)での評価額、評価損益、損益率を表しています。
結果は、評価損益1,294円、損益率0.370%とパッとしない成績です。これは、9月に中国恒大集団のデフォルト懸念が明らかになり世界市場が大幅下落したためです。9月24日にはその反動で大幅上昇がありましたが、暫くは上下動を繰り返していくと思いますので、9月24日の良い値に直す事は止めました。
積立投資信託のリターン・損益率の推移
次のグラフは、各銘柄・全体のリターン(左軸)と全体の損益率(右軸、黄色の縦棒)です。9月では、購入時の9月2日とデータ取得した9月22日の2点で採っているのは、9月の変動が大きかったからです。このグラフも上記同様に9月24日に大幅上昇があり、損益率が9月2日時点の値に近くなっているのですが、これから上下動の変動が続くと予想されますので、直す事は止めました。
ポイント投資を考慮してみた損益
積立投資信託では、毎月500Pを利用するポイント投資をしています。つまり、実際毎月拠出しているお金は「50,000円-500P(※500円相当)=49,500円」です。これでみた損益が次の表です。
表中の積立月額(+500P)とは表中の拠出しているお金の他にさらに500P(500円相当)を積み立てているという意味です。この結果で見ると損益率が約1%改善されています。
毎月50,000円の1%の500円を投資信託購入に充てていますので、その1%にさらに運用効果が上積されているわけです。
さいごに
積立なので、下落してもあまり気にはなりません。ドルコスト平均法の効果で今の内に安く購入できると考えるからです。また、金は、一時期の勢いが無く今年は低迷が続いています。もしかすると仕込み時期なのかもしれません。そのような事を考えていても積立なら勝手に購入してくれますので、購入資金の流れや積立購入の仕組みさえ作っておけば良いのでとても楽です。
老後になり、大切な財産をできるだけ減らさず延ばすためには、安心して安全にお金に働いてもらわなけばなりません。今回は積立期間が短く、あまり説得力がありませんが、それでもしっかりと利益は出ており、数年は現状のままで続けていきたいと考えています。
後はどのように無理なく家族に引き渡せるかですが、難しいですね。これは、別の稿でまとめて行きたいと思います。
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