NISA口座変更に伴う購入すべき投資信託&ETFの比較(その3)、金融商品決定とネット証券の特典

NISA口座の金融機関変更に伴い、次に購入すべき投資信託・ETFとメリットある購入方法等を再考しています。同じテーマの(その1)では銘柄の調査を行い、(その2)では、金融商品の候補と資産配分について検討しました。この(その3)では、決定した金融商品と変更先のネット証券の特典について説明します。

銘柄の調査と資産配分の検討

今まで検討してきた購入候補となる銘柄(金融商品)の調査と資産配分を検討してきました。各々、次のサイトに内容を記載していますので、ご興味があれば下記サイトをご覧ください。各アセット(資産)の管理費用が安価な投資信託や海外ETFが記載されています。

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投資信託とETFの構成の検討

購入商品の絞り込み

資産配分の考え方については、上記(その2)に記載されているとおり、各資産(アセット)のリターン・リスクと相関関係を考慮して、所謂ポートフォリオ(金融資産の比率)を決定します。

金融商品を決める上での方針

次の方針で購入する金融商品を決めていきたいと思います。

  • 相関関係が良い国内債券、国内外株式、金は組込むように考えます(国内債券・金と国内外株式は逆相関の傾向があります)。
  • ただし国内債券は除きます。既に保有している銀行の定期預金や積立預金等は一部国内債券で運用されています。リターンも小さいので新たに追加で組み入れる必要は無いと判断します。
  • 国内REIT、先進国REITは除きます。動きが小さく安定しているとも言えますが魅力が感じられません(株式とのリターン小の順相関と見えます)。ただし、国内REITは配当4%前後と利率が良いので個別購入を考えます。積立では無いので、今回の構成からは外します。
  • 管理の手間を軽くするため金融商品数を極力抑えます

決定された金融商品の構成

基本の構成

次の2つの表が決定した金融商品で、各アセットで最も管理費用が安い投資信託を選んでいます。

ここで、「SBI・全世界株式インデックス」とは、ほぼ全世界の株式から構成されており、実際は米国株式・先進国株式・新興国株式のETFから成っており、各割合はファンド内組入比率のとおりです。このため、これを反映して実質組入比率を算出しています。

金融商品の組合せとアセットの実質組入比率
【金融商品の組合せとアセットの実質組入比率】
金融商品の組合せによるアセットのリターンとリスク
【金融商品の組合せによるアセットのリターンとリスク】

これらの結果、管理費用0.1398%、リターン8.99%、リスク13.99%となり、大変良い数値になっています。ただし、リターン・リスクについては米国株式は10年間の指標で最近の株式市場の好調さを反映しており良すぎますので、実際は、リターンで半分ぐらい、リスクで5割アップぐらいに考えていた方が良いと思います。

新興国株式比率を上げた構成

基本の構成の新興国株式比率6%は低いかもしれません。元になった新興国株式ETFの構成では、中国35.55%、台湾14.73%、インド12.24%等々ですので、少し比率を上げてみたのが次の表です。

さきほどの「SBI・全世界株式インデックス」を3つの投資信託に分け、国内株式と新興国株式の割合を少し上げてみました

積立投資信託の購入数が2銘柄増え、若干管理費用が増えますが、管理費用0.1494%、リターン5.95%、リスク15.51%と数値的には良い値です。

新興国株式の割合を増やした例
【新興国株式の割合を増やした例】

購入方法によるネット証券会社の特典

ネット証券では、購入手数料や保有投資信託数に応じてポイント付与をしてくれるサービスがあります。

ネット証券の特典比較

ネット証券としては、楽天証券SBI証券の比較をしてみました。投資信託等の購入における各社のメリットとしては、積立投資信託では楽天証券が良く投資信託保有額ではSBI証券が良いという結果です。

詳細については、次の記事をご覧ください。

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NISAを変更するネット証券先の比較

楽天証券の購入方法による特典

今回は、NISA口座の金融機関変更ですので、今までのNISA口座で保有していたものは一旦解約して新たな金融機関に移動させます。

値下がりリスクを抑えるために、一括購入を避けて積立を再開します。このため定期積立で投資信託を購入するとメリットがある楽天証券に決めました

楽天証券で積立投資信託を行うメリット

楽天証券で積立投資信託を行うメリットは次のとおりです。

  1. 積立の投資信託を楽天カードで最大5万円まで決済ができ、1%のポイントが付与されます。※つみたてNISAの場合は、40万円/12月≒3.33万円/月までとなりますが。
  2. 楽天銀行のハッピープログラムを申し込み、楽天銀行口座と楽天証券の口座を連結させるマネーブリッジを申し込むと投資信託残高10万円毎に毎月4ポイント付与されます。
  3. 楽天ポイントを利用したポイント投資ができます。しかも楽天ポイントを含む投資信託を1回500円以上購入するとSPU(楽天スーパーポイントアップサービス)の対象となり、楽天市場での買物が+1%アップします。

現在、楽天証券では「NISA口座を他社から楽天証券に変更すると抽選で千名に2,000ポイントプレゼント(対象期間:2020年10月1日~2021年2月15日)」キャンペーンを実施中です。ご興味があれば下記サイトをご覧ください。

→楽天証券のNISA変更キャンペーンをみる

どれぐらい楽天ポイントが貯まるのかの試算

毎月5万円を楽天カード決済で積立投資信託を購入する」と仮定すると年間で貯まるポイントは上記①②だけで次のとおりとなり、初年度で6,144ポイントが付与されます。

  1. 積立で6,000ポイント/年(=50,000円×ポイント1%×12ヶ月)となります。
  2. 投資信託保有で144ポイント/年、次年度からはこれがベース(前年で積み立てた保有額)となり更に増えていきます。

→楽天カードを見る

さいごに

最終的に購入する積立投資信託は、「基本の構成」にするか、「新興国株式比率を増やした構成」にするか迷っています。10年先はわかりませんが、暫くは米国市場中心に世界の市場が動きますので、米国市場がおかしくなれば、新興国株式市場もおかしくなるわけで、それならば今まで立ち直りが早かった米国市場の比率のままで良いのかもしれません。

このあたりは好みも出るところですが、長期投資ができる若い方以外は、やはり「基本の構成」かなぁ~と考えています。数字の遊びはこれぐらいにして、まずは気楽に開始したいと思います。

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楽天市場
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