国際配送の一実例とFBA納品の比較、ハッピー転送の場合

米国から商品を購入し日本に配送するサービスとしてハッピー転送を初めて利用させていただきました。少し数値を丸めていますが実際の費用等を説明します。また、ハッピー転送では、FBA納品も可能ですので、自分で納品する場合と比較してみましたので、これらを含めて説明します。

ハッピー転送を利用する切っ掛け

個人で並行輸入をする際に、比較的有名な国際配送会社としては、MyUS.comがあります。

MyUS.comは、会員レベルがシングルパッケージ会員、プレミアム会員、ビジネス会員の3種類あり、例えばプレミアム会員の場合は、クレジットカード種類により配送料15%~30オフや会費$7/月が2年間無料になる特典があります。

私もまずはMyUS.comを利用させていただいたのですが、いくつかのトラブルがあり、少々困ってしまいました。

そのトラブルの内容や経緯等を箇条書きにすると次のとおりです。

  • MyUS.com会員登録の際に特典のあるJCBのクレジットカードを設定したのですが、米国内の配送(米国Amazon商品をMyUS.com集荷拠点に送る)を入れたところで、「billing check」に移ってしまいました(ここは少々長くなるので下記の「米国出荷の初回発送処理で苦労しました、トラブル事例の紹介」をご覧ください)。
  • 「billing check」ではJCBカードではうまくいかず、結局、MyUS.comサポート員の助けを得て、AMEXカードでOKになりました。
  • ただし、MyUS.com会員登録の際にはJCBカードでしたので、AMEXカードの特典が使えず、2年間の利用料も無料にならず、配送料オフも無しです
  • しかも、この問題解決に日米間でメールのやり取りをして、約10日間もかかってしまいました。

この問題は、私自身のミスが原因というわけではありませんので、結構もやもやが残ってしまいました。

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海外配送の初回発送トラブル事例

このような事情で他の国際配送会社を探したわけですが、そこで見つけたのが(株)エイティファイブが運用している「ハッピー転送」(以下、パッピー転送で統一します)です。

ハッピー転送

主な特長は次のとおりです。

  • 会社が神奈川県藤沢市にあります。そして日本人が商品の荷受・発送に関与しており、日本語でサポートしてくれます。
  • 相乗り便といって、利用者(会員)の荷物をまとめて(相乗り)発送する事でコストを下げています。相乗りの荷物が70kgを超えるとその単位で、毎日1~2便が発送されますので、安い費用で比較的早く荷物が届きます。
  • 相乗り便は藤沢市の集積拠点に届きますので、さらに自宅に送るためには国内発送サービスを申し込まなければなりません。
  • 自宅に送る代わりにAmazonのフルフィルメント倉庫に直接送ってもらうFBA納品やエンドユーザへ商品を送ってもらう国内発送代行サービスなどもあります。

「ハッピー転送」とMyUS.comの国際配送の比較は、次の記事でまとめていますので、ご覧ください。配送料は「ハッピー転送」を利用する方が1万円以上安くできます

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国際配送業者の比較

ハッピー転送を利用したひとつの実例

実際に利用した結果について説明します。

前提

前提となる配送する商品等は次のとおりです。ほぼ、私が利用したものと同じです。

  • サービスの種類:エコノミープラン(一番安価にプランを選択)
  • 米国での購入価格:340ドル
  • 商品個数:17個
  • 重量:5.1kg
  • 国内輸送箱の個数:1個
  • 国内輸送箱のサイズ:100㎝(幅+奥行+高さ)
  • 国内輸送先:(藤沢市の集荷拠点から自宅)関東

「ハッピー転送」には、3つの月額料金プランがありますが、一番安いエコノミープラン(2,200円/月)を利用します。

米国で購入した商品総額は、340ドルです。商品個数は17個、合計の重量は5.1kgで、米国から藤沢市の集荷拠点に届けられます

藤沢市の集荷拠点で、1個の輸送箱(サイズ100㎝内)に詰められ、関東の自宅に配送されます。

実績

次の表は、前提を下に、米国集荷拠点(オレゴン州ビーバートン)⇒日本集荷拠点(神奈川県藤沢市)⇒自宅へ配送した場合の費用です。

区分の国際配送では、ハッピー転送が立替えた「米国から輸入された商品の関税や輸入消費税等」が記載されており、国内配送では、「国内送料・手数料等」が費用として計上されています。

米国から国内(自宅)への配送料の実績
【米国から国内(自宅)への配送料の実績】

もう少し細かく見ると、国際配送の関税立替、輸入消費税立替、キャリア手数料立替、他品目申告手数料立替等よくわからない項目が並んでいますが、これら税率等は商品購入額の約12%で考えて良さそうです。

輸入送料は、商品1kgあたり734円(エコノミープランかつ円安の影響で他プランよりお高め)で商品総重量が5.1㎏なので、3,744円となります。

オレゴン荷受手数料は、商品1個あたりに1ドル課金、かつドル円換算されて1,870円です。

国内配送の国内送料は、サイズ100(幅+奥行+高さが100cm以内)で藤沢集荷拠点⇒自宅(関東)の1箱分の価格676円です。

国内手数料は、1箱363円ですが、商品が6個以上の場合は1商品毎に15円課金され、オプション180円(=(17-5)×15円)となります。

この結果、米国集荷拠点(オレゴン州ビーバートン)から自宅(関東)の配送料等は、11,307円となりました。

所要日数

今回の商品は全て米国Amazonで購入したものです。

米国Amazonから自宅(関東)までどの程度の日数で届いたかを示すと次のとおりです。ここで商品購入を0日目として実働の経過日数を示しています。
なお()内は土日を含んだ日数です。

  • 0日目:米国Amazonで商品購入 ※米国AmazonPrime会員
  • 1日目(3日目):オレゴン州ビーバートン発
  • 7日目(11日目):神奈川県藤沢集荷拠点着 ※時差考慮
  • 8日目(12日目):神奈川県藤沢集荷拠点着

土日を含めると、米国Amazonから商品を購入して2週間弱で自宅に届くことになります。一つの例ではありますが、少し遅いですね。

FBA納品と自宅経由との比較

ハッピー転送では、国内集荷拠点(神奈川県藤沢)から直接FBA納品(FBA倉庫へ納品)する事も可能です。

次の表は、直接FBA納品する場合と自宅経由(一旦自宅に送りその後FBA倉庫へ納品する)の場合を比較したものです。

直接のFBA納品と自宅を経由する納品の比較
【FBA納品の比較】

結果、自宅経由の方が246円費用が少ない結果です。自宅からフルフィルメント倉庫へ商品を送る場合は、商品へのバーコード付けや梱包等面倒ですので、この程度の差であればFBA納品の方が良いと思います。

ただし、「自宅→FBA倉庫」の送料は、現在ヤマト運輸を使うとFBAパートナーキャリア・ヤマトオプションで15,000円分無料となるキャンペーンを実施中ですので、676円(税抜)が無料になります。この結果、自宅経由の方が約1,000円費用軽減が図れます。

これからの方針

国際配送については、次の方針で臨みたいと思います。

  • 暫くは費用的にメリットがある「ハッピー転送」を利用する。
  • 米国からの商品仕入れからAmazonマーケットプレイス掲載は2週間強の期間がかかるとして考えておく。
  • FBAパートナーキャリア・ヤマトオプションの15,000円分の特典がなくなるまで、自宅経由でFBA倉庫へ納品し、その後はFBA倉庫へ直接送るFBA納品を考える。

さいごに

ハッピー転送の利用の一実例を紹介しました。

やはり日本語で通じるのは楽ですね。米国とのやり取りは、Google 自動翻訳とか便利なツールがあるので英語メール・チャットのやり取りができるのですが、どうしてもワンテンポ遅れてしまいますし、時差の関係でクイックレスポンスが難しい場合もあります。

さらに費用面でも安く上がります。短所としては少し納入が遅れる事が(約1週間遅れる場合もありそう)、そんなにキツキツの商売をしている訳でもないので遅れる事を念頭に仕入スケジュールを考えれば良いと思っています。

いろいろと失敗しながら、スモールビジネスの真似事を試行中です。少し格好を付けて言うと市場を読むことが結構面白いので、少なくともボケ防止には効果があるかなと勝手に考えています。

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ハッピー転送の一事例
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