株式配当金の受取口座指定で現金ゲット、楽天銀行の特典

国内株式配当金の受取口座を楽天銀行に指定すると件数に応じた現金のプレゼントがあるキャンペーンを実施中です。キャンペーンは毎回更新されており、恒常的な施策になっていますが、NISAは適用できない等注意点もあります。これらについて説明します。

まずは注意点から

次の方は、このキャンペーン(株式配当金受取プログラム)を利用できません。後半で使えないと分かると嫌でしょうから、あらかじめ下記に記載しておきます。

  • NISAで株式投資をされている人は非課税が利用できません。NISA口座の株式配当金を非課税とするためには、証券会社で配当金等を受け取る「 株式数比例配分方式」に変更する必要があります。しかし、この後のキャンペーン概要にありますが、株式配当金の受取口座を楽天銀行口座に指定しなければなりませんので、受取額に応じて源泉徴収され非課税になりません。
  • 楽天証券を含めて複数の証券会社を利用されている方は、同じ配当金の受取方法になります。例えば、楽天証券で「株式数比例配分方式」から楽天銀行口座に変更して場合、他の証券会社に保有している株式の配当金も同じく変更されます。
  • 毎月エントリ-が必要です。現在実施されている同キャンペーンは一月単位なので、毎月キャンペーンがなされる状態です。このため、同キャンペーンの特典を得るためには毎月エントリーする必要があります。

キャンペーンの概要

楽天銀行の株式配当金受取プログラムの内容は次のとおりです。

  • 条件:
    1. 株式配当金の受取を楽天銀行口座に指名します。
    2. 同プログラムにエントリーします。
  • 特典:配当金受取1件につき、10円プレゼントされます。
  • 期間:現在のエントリー期間は2021年10月1日~2021年10月29日16:00です。最近では毎月同じ条件で実施されていますが、月毎に受付期間内でのエントリーが必要です(少し面倒)。

うまく利用するためには

株式投資にNISAを使わない方が このキャンペーン(株式配当金受取プログラム) を利用するメリットがあります

例えば投資信託です。積立投資信託はNISAを適用し、株式投資では同キャンペーンを利用するとNISAのメリットも同キャンペーンのメリットも享受することができます。

株式投資では、NISAを利用する事にリスクがあります。つまりNISAは損益通算(株式売買益と売買損失の相殺)や損失繰越しができません。このため、総合課税で配当控除を活用した方がメリットが大きい場合があります。

また、損失が無くとも年収900万円以下の人は、株式配当について所得税では総合課税で、住民税では源泉徴収を選択した方が税的には有利と言われています。これについては、次の記事をご覧ください。

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その他のメリット

このキャンペーンを利用する場合は、楽天証券と楽天銀行に口座を開設しなければなりません。これに関連したメリットを次に記載します。

  • 楽天証券口座と楽天銀行普通預金口座は、マネーブリッジという無料の口座間自動入出金サービスで繋げる事ができます。これにより、いちいち人手で操作する事が無く簡単に資金移動ができます。しかも、マネーブリッジを設定しておくと楽天銀行の普通預金口座の利息が0.1%になります。株式投資をされていなくともこのサービスだけでも設定しておく価値があります。
  • 楽天銀行のユーザ向けに「ハッピープログラム」という優遇プログラムがあります。これは、預金残高や取引件数に応じて決められた会員ステージがあり、ATM手数料が最大7回/月、他行振込手数料が最大3回/月まで無料になります。また、楽天市場等楽天グループでもらえる楽天ポイントが増えたり、楽天ポイントを他行振込手数料に補填したりする事ができます。

「ハッピープログラム」 の概要については、次の記事もご覧ください。

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申込方法

このキャンペーン(株式配当金受取プログラム) の申込方法を簡単に記載します。

最初の手続き画面

次の図は、楽天銀行の「株式配当金のお受取」 サイトの一部です。

株式配当金の受取口座を変更する」をクリックします。

楽天銀行の株式配当金受取口座の変更
【株式配当金受取口座の変更】
※図をクリックすると該当サイトへ移動します。

配当金受取方法変更/受付画面

銀行口座等でのお受取り(銀行口座等の登録・変更)」を選択し、下の「次へ」をクリックします。

楽天銀行の国内株式配当金受取方法変更/受付画面
【国内株式配当金受取方法変更/受付画面】

配当金受取方法変更/口座入力

銀行口座の入力画面です。特典を得るために、楽天銀行を選択して必要な口座情報を入力します。後は確認して完了です。

楽天証券の国内株式配当金受取方法変更/口座入力
【国内株式配当金受取方法変更/口座入力】

さいごに

楽天銀行の株式配当金受取口座指定のキャンペーンについて説明しました。株式投資でのNISAを諦めなければなりませんが、株式は損益が発生するリスク大ですので、私などはNISAを投資信託で対応しています。

NISAで株式投資を行う場合は、損益通算等が無いので臨機応変の対応やまずくなったら長期間寝かせることも必要になります。このため、特に定年後はNISAで株主投資を行う必要がないのではないかと考えるようになりました。総合課税もありますので。

この考えで行けば、今回紹介したキャンペーンの出番もあるのではないかと思います。いつまで続くキャンペーンかは分かりませんが、少し面白いなと思い紹介させていただきましたので、ご参考になれば幸いです。

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