米国株式を少し保有しており、この中で配当有の銘柄はKHC、JNK、VTIです。令和3年確定申告をまとめる時期になり、配当実績等を整理してみましたので、ご参考までに紹介します。
保有している米国株式
定年後の資産保全の一つとして、また外国株の勉強も兼ねて米国株式を少し保有しています。現在保有しているの銘柄は次のとおりです。
- KHC(クラフト ハインツ):食品持株会社です。一時、有名なバフェット銘柄として騒がれたこともありました。配当が比較的良い銘柄です。
- ISRG(インテューイティブ サージカル):医療機器メーカで、手術ロボット「ダビンチ」(da Vinci)で有名です。配当はありません。
- PFE(ファイザー):コロナ感染対策の切り札的なワクチン等を開発・販売している医薬品メーカーです。配当があります。
- T(AT&T):CNN等を傘下にもつ米国老舗の通信会社です。配当がとても良いです。
- JNK(SPDR BB ハイイールド債券 ETF):いわゆるジャンク債(非投資適格債券)等からなるETF(上場投資信託)です。分配金が年12回あり、利回りが高い傾向にあります。
- VTI(バンガード トータルストックマーケットETF):米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーするETF(上場投資信託)です。分配金が年間4回あります。
- IAU(iシェアーズ ゴールド トラスト):金(ゴールド)のETF(上場投資信託)です。経費率0.25%と低いので有名ですが、分配金はありません。
これらの中で、配当金(又は分配金)があるのは、KHC、PFE、T、JNK、VTIの5銘柄ですが、PFEとTは保有日数が短いので、KHC、JNK、VTIの3銘柄について、2021年の利回り等を見ていきたいと思います。
KHCの配当実績
次の表は、KHCの2021年配当実績です。保有株数は20株、単価$36.05(2021年1月28日時点)、評価額$721.00(=20株×$36.05/株)、利回り4.44%です。
最近5年間のチャートをみると、下降トレンドから回復基調にあります。ネット通販に押されていたのが底打ちされているように見えますので、これから配当金狙いも良いかもしれません。
JNKの配当実績
ジャンク債の集まりですが、配当利回り4.39%でとても良いという訳ではありません。
しかし、次の5年間チャートを見ると比較的安定しています。ジャンク債といえでも債券ですので、キャピタルゲイン(値上がり益)では無く、インカムゲイン(配当等)という事なのでしょう。多くのジャンク債を集めることでリスクが下がり、比較的安定した配当利回りを得る事ができそうです。
VTIの配当実績
VTIの2021年配当利回りの実績は、1.32%です。もう少しあるかと思いましたが、意外と少ない配当額だという印象です(公開されているデータはこんなものですが)。
しかし、チャートを見ると時々大きく下落していますが数か月で戻っており、ほぼ上昇トレンドで安定性は抜群です。米国株式全体をほぼカバーしていますので、リスクを抑えてリターンを得るには良い銘柄だと思います。
いま気になっている銘柄
まだ保有していませんが、個人的に気になっている銘柄を紹介します。
ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)は、無線および有線通信サービスを提供する会社です。最近の値下がりで配当利回り4.84%(2022年1月31日時点)と良い数値になっています。それでもAT&Tと比較すると見劣りしますが、ROEはこちらの方が良いです。通信関係はインフラの要ですので、どれかを保有しておきたいものです。
コカ・コーラ(KO)は、言わずと知れた世界的に飲料会社ですね。バフェット銘柄としても有名です。配当利回り2.76%(2022年1月31日時点)で、安定性が抜群です。
ピーピーエル コーポレーション(PPL)は、公益事業の会社で配当利回り5.59%(2022年1月31日時点)です。 ピーピーエル コーポレーションは、電気の発電・伝送・流通・販売や天然ガスの販売等の公益事業を所有・運用している企業です。最近の原油高によりコスト増になっているのがやや心配です。
さいごに
米国株は配当/分配金利回りが良いと思っていましたが、最近では日本株でも同じような利回りになってきました。例えば、商船三井などは10%以上になっています。これを考えると配当金狙いであれば、米国株である必要がなく、日本株で十分です。
一方、日本株式の低迷をみると、値上がり益を狙うならば、やはり米国株式なのだと思います。とはいえ、為替リスク(最近は円安)や米国市場の利上げ観測による株価下落リスクがありますので、今はとりあえず注視している状況です。
ドル円が110円/$~100円/$ぐらいになるのであれば考えたいのですが、そのような時は来るのでしょうか。大切な老後資金ですので、焦らず見守っていきたいと思います。
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