比較してわかる海外ETFの活用、手数料無料化の波

海外ETFの買付手数料の無料化の波がネット証券を中心に広がりつつあります。まだ限られた銘柄ですが、SBI証券、楽天証券、マネックス証券で対応している銘柄と特長を紹介します。

海外ETFの買付手数料無料化のながれ

投資信託の分野では、経費の低減化の流れがあり、売買手数料の無料化や信託報酬率の低減化として表れています。

よくインデックス型の投資信託に投資するには、ノーロード(売買手数料無料の意味)の一般的なインデックス型投資信託が良いのか、それとも購入時に株式同様購入手数料が掛かるが信託報酬率の低いETF(上場型投資信託:株式と同じように市場で売買できる)が良いのか話題になっていました。

しかし、最近では、海外ETFでも購入手数料の掛からないものがでてきました。これにより、特にインパクトが大きいと思えるのは、購入手数料無料なので毎月積立購入がし易くなったということです。

いままでは積立と言えばノーロードの投資信託でしたが、さらに信託報酬率の低い海外ETFを購入できるのであれば、投資の方法を変えなければなりません。

まだ銘柄は少ないですが、この流れが広がっていくのか興味深いところです。

買付手数料無料の銘柄

次の表は、海外株式の取引に熱心なSBI証券、楽天証券、マネックス証券の海外ETF買付手数料無料化に対応している銘柄です。

コードとは、Tickerコードといい、日本株の証券コードに相当します。信託報酬率とはその銘柄を保有している期間支払い続ける経費で、一般的な投資信託よりも低い数値になっています。

海外ETF買付手数料無料化のネット証券会社

銘柄の傾向をみると、SBI証券とマネックス証券は全く同じ銘柄で分野に捉われない米国市場中心(インドが1銘柄ありますが)となっており、楽天証券は分野に特化した銘柄もあり差別化を図ったように見えます。

また、 3証券とも全世界に幅広く投資するもの(VT)と米国市場平均に投資するもの(VOO、VTI、SPY)が対象になっており、人気が高く、経費の低いこれらは外すことのできない重要銘柄ということでしょうか。

興味のある銘柄

この中から何を選ぶかは、好みが出るところですが、現状注目しているのは、VOO(バンガード S&P 500 ETF)とGLDM(SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト)です。

VOOは、元気な米国市場のS&P500の中で一番信託報酬率が低いのがその理由です。なお、全世界の株式に投資するのであれば、VTだけに集中するのもありでここは好みが出るところです。

GLDMは、金(ゴールド)が投資対象です。ノーロードの金の積立投資信託では、iシェアーズゴールドインデックスファンドの信託報酬率が0.5085%で最も低いのですが、さらに低くなっています。また、金のETFでは、iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)が有名ですが、これも 信託報酬率0.25%です。

金は上昇しており買いづらいですが、買付手数料が無料ですので、積立もし易いので考えどころです。

米国ETF買付時の証券会社の特長

米国ETFを購入するためには、円を米ドルに交換して購入しなければなりません。この面で各証券が会社の特長を見ていきます。

SBI証券

米国ETFを購入する際は、円貨決済とドル決算(外貨決済)のどちらでも可能です。

円貨決済の場合は、事前の為替取引手続きは不要ですが、為替手数料が取られます。為替手数料は、日本円⇔米ドルで片道25銭/ドルです。

ただし、FX(外国為替証拠金取引)を活用し、一旦、円貨を米ドルに交換し、その米ドルを現引(又は現受)することにより費用を抑えることができます。この場合スプレッド(売値と買値の差)が為替手数料に相当しますので、0.2~0.3銭/ドル程度で交換できます。ただ、これを活用するためには、最低1万ドル相当以上の円貨を用意しておかなければなりません(FX口座に事前に入れておく)。

米ドル決済の場合は、直接米ドルで売買ができます。また、売却代金をそのまま米ドルで保有することができます。

楽天証券

楽天証券の場合も、円貨決済とドル決算(外貨決済)のどちらでも可能です。

円貨決済の場合は為替手数料が必要で、為替手数料は日本円⇔米ドルで片道25銭/ドルです。

また、米国MMF(米ドルベース)は利用可能で、この米国MMFから米国ETFや株式を購入することや売却後に入れることも可能です。ただし、 ゴールドマン・サックス の米国MMFだけで、ニッセイの米国MMFは対象外です。

マネックス証券

マネックス証券の場合も、円貨決済とドル決算(外貨決済)のどちらでも可能です。

また、現在、米国株取引のための円貨から米ドルへの買付時為替手数料を無料化するキャンペーンを実施しており、2020年7月1日以降も続ける旨アナウンスしています(次回の見直しは2020年9月) 。これは円貨決済を利用した場合の為替手数料も無料となります。

なお、通常の為替手数料は日本円⇔米ドルで片道25銭/ドルです。

また、マネックス証券もSBI証券同様に、FX(外国為替証拠金取引)を活用した 現引き(現受け)で交換コストを下げる事が可能です。

さいごに

5年ほど前にインデックス型投資信託の信託報酬率の値下げ競争があり、数か月ごとに一番低い銘柄が変わるような状況でした。これが昨年からまた再燃したようで、株式、信用取引、投資信託、国内外ETF等々の手数料の値下げ競争になっています。

証券会社も大変な状況でしょうが、どの分野でも世界との競争になっています。世界における日本企業の地位低下が顕著になってきましたが、 なんとか世界に伍するよう非効率を改め、私たちの明日の生活の安定のためにも、果敢に攻めていって成果を出し続けていただきたいと願っています。

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