金は利息を生みませんがどこの国でも通じる実体のある資産として、5%から10%程度投資配分をした方が良いと言われています。金の投資商品を説明し、その中から私の選んだ商品を紹介します。
金投資商品の概要
金投資商品の概要を下表にまとめました。各々について説明します。
特徴
現物
現物としては金のコインと金地金ですが、これらは、買と売で価格差があります。
コインは、金地金より高めですが、これはプレミアム価格が上乗せされているからです。売の時もプレミアム価格が入っていますので金地金より不利になるということはありません。ただし、傷が付いていたりするとプレミアム分がなくなり金地金と同じ価格になります。保管には注意しましょう。
金地金は、5gから購入できますが売買手数料が必要です。ただし、500g以上では売買手数料は無料となります。金地金の問題点は保管をどうするかです。自宅は不用心ですし、貴金属店や銀行に預けると保管料が必要になります。
純金積立
純金積立は手軽にできる方法です。田中貴金属の純金積立を例に説明します。この商品は、最低3,000円/月から積立が可能です。積立金額は日割りして、毎日少しずつ購入する仕組みでスポット購入も可能です。保管料は無料ですが引き出し手数料が必要です。
手軽にできる方法ですが、積立手数料が積立額により1.5%~2.5%必要なのが、気になるところです。
投資信託
金に投資する投資信託もあります。iシェアーズゴールドインデックスは、金現物市場を代表する指標であるLBMA(London Bullion Market Association)金価格に連動するインデックス型の投資信託です。ノーロードなので、株やETFのように売買手数料はありません。信託報酬率は0.5085%です。
日本ETF
日本市場に上場されているETF(Exchange Traded Fund:上場投資信託)です。SPDRゴールド・シェアは、円換算した「金地金価格(ロンドン金値決め)」との連動を目指すインデックス型のETFです。売買する場合は、株式同様に売買手数料が必要ですが、信託報酬率は0.4%です(一般的に投資信託より信託報酬率が低い)。
また、上記表の「純金上場信託(現物国内保管型)」は、東京商品取引所の金先物価格に連動しているインデックス型のETFです。「金の果実」の商品名で、1kgから金の現物に交換・取得することができます。また、国内に上場している貴金属ETFの中では、現物が国内に保管されているものは、現時点で「金の果実」のみです。信託報酬率は0.49%です。
海外ETF
米国 NYSE Arcaに上場している海外ETFです。金の現物に投資し、金地金価格の変動に概ね連動するインデックス型のETFです。信託報酬率は0.25%です。金に投資する投資信託・ETFの中で、信託報酬率が最も低いのですが、米ドルで購入しなけれなりません(日本円で購入する場合は米ドルに交換してから購入する)。
購入した/しているもの
上記の中で、私が購入したもの/購入しているものは、次のとおり、定年記念としてコイン、堅実に積立で投資信託、お試しで米国ETFです。
- ウイーンハーモニー金貨(コイン):1回目の定年記念に家族と自分に購入
- iシェアーズゴールドインデックス(投資信託):リスクを抑え毎月積立で購入・運用中
- iシェアーズゴールド・トラストETF(米国ETF):ドル建て運用のお試しで購入
みなさんも記念にコインでもいかがでしょうか。
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