楽天証券とSBI証券における積立投資信託でのポイント付与の比較

楽天証券やSBI証券では、投資信託の保有額や購入時のクレジットカード決済額に応じてポイント付与されるサービスがあります。よくこのポイント付与条件の変更があり混乱してしまいますが、2022年3月時点で公表されている条件で比較してみましたので、その結果を紹介します。

楽天証券での投資信託に係るポイント付与

楽天証券では、投資信託保有額(保有残高)と楽天カードによるクレジットカード決済額に応じてポイントが付与されます。これらについて見ていきます。

投資信託保有額に応じたポイント付与

楽天証券と自動口座連携(マネーブリッジと称してます)を行う楽天銀行でハッピープログラムを登録していると、2022年4月1日から投資信託の保有額(達成残高)に応じて次のようにポイント付与されます。

達成残高(月末時点)進呈ポイント
はじめて10万円に到達した場合10ポイント
はじめて30万円に到達した場合30ポイント
はじめて50万円に到達した場合50ポイント
はじめて100万円に到達した場合100ポイント
はじめて200万円に到達した場合100ポイント
はじめて300万円に到達した場合100ポイント
はじめて400万円に到達した場合100ポイント
はじめて500万円に到達した場合100ポイント
はじめて1000万円に到達した場合500ポイント
はじめて1500万円に到達した場合500ポイント
はじめて2000万円に到達した場合500ポイント
【ポイント進呈条件】※楽天証券資料から抜粋。

積立て時の楽天カード決済でポイント付与

楽天ポイント還元率は、2022年9月の積立投資信託買付分から信託報酬の内で楽天が受取る代行手数料が年率0.4%(税込)を境に次のように変更になります。このため、費用の安いノーロード・インデックス型の投資信託は楽天カード決済でポイント還元率0.2%となります。

  • 代行手数料年率0.4%未満:楽天カード決済でポイント付与率0.2%です。
  • 代行手数料年率0.4%以上:楽天カード決済でポイント付与率1.0%です。(従来と同じ)

また、別に楽天キャッシュでも5万円/月購入できるようになり、楽天カードから楽天キャッシュへのチャージ時にポイント付与率0.5%が適用されます。つまり、一月最大5万円分を楽天カード→楽天キャッシュ→投資信託購入の流れで行うと、ポイント付与率0.5%となります。

詳細については、次の記事をご覧ください。

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楽天証券におけるキャッシュレス決済のポイント還元改悪

SBI証券での投資信託に係るポイント付与

SBI証券でも、投資信託保有額(保有残高)と三井住友カード等によるクレジットカード決済額に応じてポイントが付与されます。これらについて見ていきます

投資信託保有額に応じたポイント付与

SBI証券では投信マイレージサービスと称して、投資信託の月間平均保有金額に応じたポイント付与率でポイントがもらえるサービスがあります。

ポイント付与率の一例としては次のとおりです(保有金額は全て1,000万円未満)。

銘柄ポイント付与率
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.050%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド0.0220%
SBI・先進国株式インデックス・ファンド0.0250%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.050%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0340%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.050%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド0.0382%
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)0.050%
【ポイント付与率の一例】※2022年2月(2022年3月付与分)から

積立て時の三井住友カード(NL)決済でポイント付与

SBI証券では、積立投資信託を三井住友カードでカード決済できるサービスがあります(タカシマヤのクレジットカードでも可能ですが説明を割愛します)。

クレジット決済での積立可能額は最大5万円/月で、三井住友カードのプラチナ系で2%、ゴールド系で1%、NL(ナンバーレス)で0.5%がVポイントとして還元されます。

詳細は次の記事をご覧ください。

ポイント付与数の比較

仮定

購入する条件や購入・保有する投資信託を次のように仮定します。

  • 毎月の積立購入額50,000円/月とし、ポイント付与サービスがあるクレジットカードで決済します。
  • 購入銘柄と積立月額は次のとおりです。
    • eMAXIS Slim先進国債券インデックス:10,000円
    • SBI・全世界株式インデックス・ファンド(SBI証券の場合)または楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天証券の場合):30,000円
    • SMT ゴールドインデックス・オープン:10,000円
SBI証券で積み立てる銘柄管理費用積立月額ポイント付与率
eMAXIS Slim先進国債券インデックス0.1540%10,000円0.050%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド0.1102%30,000円0.0220%
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)0.2750%10,000円0.050%
0.1529%50,0000.0332%
【SBI証券で積み立てる投資信託銘柄】
楽天証券で積み立てる銘柄管理費用積立月額
eMAXIS Slim先進国債券インデックス0.1540%10,000円
楽天・全世界株式インデックスファンド0.2120%30,000円
SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)0.2750%10,000円
0.2130%50,000円
【楽天証券で積み立てる投資信託銘柄】

仮定した銘柄は全てインデックス型ノーロード(売買手数料無料)の投資信託で、債券1:株式3:金1のバランスにしてみました。なお、楽天証券で「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」を採用しなかった理由は、同ファンドがポイント付与サービスの対象外のためです。

比較結果

SBI証券と楽天証券において、先の投資信託銘柄を毎月5万円(年間60万円)づつ10年間に渡り、クレジットカード決済で購入した結果です。

SBI証券のポイント付与数の推移

仮定した条件で投資信託を購入した結果です。保有額ポイント付与数では、Tポイント、Pontaポイント、dポイントのいずれかを選択して貯める事ができます。カード決済ポイント数は、購入額の0.5%がVポイントとした貯まり(3,000=60万円×0.5%)、累計ポイント数はこれら異なるポイントを合算した数値で示しています。

この結果、10年後の累計ポイント数は150,512となりました。

楽天証券のポイント付与数の推移

楽天証券では、保有額に対して一定比率のポイントが付くのではなく、保有額が「はじめて・・・」達した時にポイント付加されますので、ポイント数の貯まり具合は少ないです。

この結果、10年後の累計ポイント数は30,690となりました。

SBI証券と楽天証券の累計ポイント数の比較

上記の結果をまとめたのが次のグラフです。黄色縦棒は投信保有額赤色折れ線グラフはSBI証券の累計ポイント数紫色折れ線グラフは楽天証券の累計ポイント数です。

投資信託の積立・保有で得られるポイント数の比較では、SBI証券の方が圧倒した結果となっています。変更される前はこれほどの差ではなかったので、少々驚きです。

さいごに

投資信託の積立、特にNISAを適用する場合は楽天証券の方が良いと思っていました。その理由は、付与される楽天ポイントの使い勝手の良さ投資信託定期売却サービスの定率指定(投資信託を取り崩す際に比較的長期間受取る事ができるので出口戦略としては良い考えています)がある事でした。

しかし、今回の付与ポイント数の比較ではSBI証券の方が優れた結果となっています。ポイント等これらのサービスについては、ポイント付与の見直しやSBI証券での投資信託定期売却サービスでの定率指定の追加(現状は定額指定のみ)等これからも変更があるでしょうが、いまの段階では投資信託を積立てする場合はSBI証券が良いという結果です。

私の場合は、投資信託の積立てを楽天証券のNISA口座で実施していますので、今回の結果はインパクト大です。このような状態が続くようであれば、NISA口座に移管も考えなければなりません。あまりドタバタしたくはありませんが、悩みは尽きません。。。

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