今がチャンスかも、高配当の米国株式で作る余暇資金

テーパリングの思惑とコロナ禍再燃の気配で米国株式市場が少し停滞しています。しかし、中長期の株価チャートで見ると依然として上昇トレンドのように見えます。米国株式では高配当銘柄も多くあり、定年後の余暇資金造りには強い味方になってくれます。このため低迷している時こそ購入チャンスかもしれませんので、日頃気になっている銘柄について利回り等を調べてみました。

米国株式市場の状況

次のチャートは、NYダウNASDAQ総合の2年間の週足チャートです。共に2020年3月の大暴落後、チャートは13週線をほぼ超えており上昇トレンドを形成しています。

しかし、この数週間は、インフレ懸念からテーパリングの思惑やコロナ禍へのワクチン接種効果の危惧から低迷が続いています。それでも2年間のチャートでみれば、まだ上昇トレンドを維持し続けるのではないかとの期待も持てます。

NYダウの週足2年間のチャート
【NYダウ、週足2年間】
※Yahoo!JAPANファイナンスから
NASDAQ総合の週足2年間のチャート
【NASDAQ総合、週足2年間】
※Yahoo!JAPANファイナンスから

気になっている銘柄の状況

今回の低迷は、もしかすると新たに米国株式を購入するチャンスかもしれません。そこで、日頃から少しフォローしている米国株式の状況を調べてみました。今回は特に定年後にありがたい高配当になりそうな銘柄を選んでみました。このため、配当が無い・配当が有っても低いGAFAは対象外としています。

取り上げた米国株式は次のとおりです。業種は、コロナ禍での医薬品、通信関係、所謂バフェット銘柄、安定している公益事業等で、Ticker、株価$、配当利回り(税引前)、予想PER、予想ROEを比較しており、多分に自分の好みが入っています。

Tickerは国内株式でいえば株式コードに相当するものです。PER(Price Earnings Ratio)は1株当りに利益に対して何倍の株価になっているかを表しています。また、ROE(Return On Equity)は自己資本利益率と称し、資本に対してどのぐらいの利益を上げているかを表しており、ROEが高いと株価も上がりやすい傾向にあります。

主な米国株式の状況
【米国株式の状況(2021年9月10日時点)】
※SBI証券のデータを基にしています。

主なポイントは次のとおりです。

ファイザーは、コロナ感染対策の切り札的なワクチン等を開発・販売している医薬品メーカーです。本当は、30ドル台ぐらいで購入したかったのですが、まだワクチン3次接種の必要性や恒常的なワクチン接種の可能性等で依然として良い値です。

ジョンソン&ジョンソンは、コロナ感染対策用のワクチンに少し懸念が生じたために株価が下がりましたが、それでも予想REOはファイザーよりも良い値です。

AT&Tは、米国老舗の通信会社です。何といっても配当利回り7.59%と凄い値です。昨年は元気がありませんでしたが、今年は傘下のワーナーメディア・DirecTVとディスカバリー・コミュニケーションズが統合する等のニュースがありました。CNNやケーブルテレビ局のHBOも傘下にあり、売上高・純利益共に大きく改善・増加していますので、良い感じです。

ベライゾンコミュニケーションズ、ビザ、コカ・コーラ、クラフトハインツは、所謂バッフェット銘柄です。

ベライゾンコミュニケーションズも配当利回り4.70%と良い数値です。AT&Tと比較すると見劣りしますが、ROEはこちらの方が良いです。通信関係はインフラの要ですので、どれかを保有しておきたいものです。

ビザは最近ビザタッチのCMを良く見るようになりましたが業種がインターネットサービスとなっています。クレジット会社も変わってきています。しかし配当利回りが悪いので、今回は購入対象外です。

コカ・コーラは配当利回り3.01%クラフトハインツは配当利回り4.38%です。

保険ではアフラックの配当利回り2.39%、公益事業ではピーピーエル コーポレーションの配当利回り5.57%です。 ピーピーエル コーポレーションは、電気の発電・伝送・流通・販売や天然ガスの販売等の公益事業を所有・運用している企業です。

購入検討銘柄

今まで上げた銘柄の中から購入候補を2点絞りました。資金力は小さいので何でも購入ならインデックスファンドでも買えば良いわけで、こちらは個別株で面白みを追求の意味合いがあります。なお、購入においては高値掴みをしたくありませんので、下値を拾い損ねる可能性もあります。

ファイザー

まずは、ワクチン接種の本命のファイザーです。私自身の出動が遅れてしまいましたが、数値を見るとまだ上昇の余地は十分あるのではないかと考えています。

40ドルを切るのが良いのですが、そのような事は暫くなさそうなので、値ごろ感のチャンスを待ちたいと思います。

ファイザーの週足2年間のチャート
【ファイザー、週足2年間】
※ Yahoo!JAPANファイナンスから

AT&T

昨年の赤字から復活です。下値の抵抗線に近づいているように見えますので、購入チャンスかもしれません。

AT&Tの週足2年間のチャート
【AT&T、週足2年間】
※ Yahoo!JAPANファイナンスから

さいごに

最近の米国株式の購入候補を挙げて見ました。株式の購入においては、下がると思って買う事はありません。しかし、思いに反して購入後下落し、損失が発生するのも事実です。購入時は、余力資金を活用して無理をしない事が肝要だといつも考えています。買えなければチャンスはまたあるのでそれでも良いとの気持ちです。

もしかするとこれから大暴落が起こる可能性も無きにしも非ずですので、大暴落時をチャンスと捉えられるようにあくまで余力を持って、出動したいと思います。でも欲との闘いはいつも難しいですね。

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