株トレを参考に売り時・買い増し時期を探る、三菱UFJ FGの場合

今は株式市場が低迷しており、保有株式について売り時か買い増しかを悩んでいます。最近購入した株トレ(著者:窪田真之氏)という書籍はチャートを観るのに大変参考になりましたので、このアイデアを基に保有している三菱UFJフィナンシャル・グループ株について考えてみたいと思います。

書籍株トレとは

書籍「株トレ」は、楽天の投資コラム「トウシル」等で有名な窪田真之氏が著者でダイヤモンド出版から出版されています。内容は、チャートを読む力を養うための基礎的な本で、私のような初級者から中級者前ぐらいの人が対象です。

全60問のQ&Aとなっており、難しい問題が無く簡単でだいたい正解します。正解するから良い気になり理解も早いのかもしれません。

テクニカル分析の方法としては、①売買高の変化を読む、②移動平均線を読む、③ローソク足を読む、④チャートの節を読む、⑤ボリンジャーバンドを読む、⑥トレンドかボックスか見分ける、の6種類の章で説明しています。

著者の失敗事例も多くあり、実践的でとても参考になります。

ご興味があれば、下記サイトをご覧ください。

三菱UFJフィナンシャル・グループの状況

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFGと称します)の23/03期(連)及び2022年6月17日時点の主な指標は次のとおりです。

  • 株価:731.1円
  • 予想PER:9.2倍
  • 実績PBR:0.54倍
  • 予想1株配当:32円
  • 予想配当利回り:4.38%
  • 信用倍率:6.06倍

また、業績推移は次のグラフのとおりです。

MUFGの業績推移
【MUFGの業績推移】※SBI証券サイトから

コロナ禍の影響がありましたが、最近の米国利上げや自社株買い等がありますので業績は回復基調にあり、配当も良い株式です。信用倍率も過熱感がありません。できれば継続保有し、チャンスがあれば買い増ししたい銘柄の一つです。

チャートから考える事

私もMUFG株式を保有していますが、業績等を見ると継続保有が良いと考えています。しかし、世界の株式市場は、コロナ禍、ウクライナ危機、さらに米国利上げ継続等で非常に不安定になっていますので、全体に引っ張られて下落する事が考えられ、一旦利益確定をした方が良いのか、それとも継続保有かを迷っています。そこでチャートからある程度今後の方針を決めたいと考えた次第です。

次のチャートは、MUFG株価の6ヶ月日足チャートと出来高です。各線に意味は次のとおりです。σは標準偏差です。

  • 白色線:単純移動平均線(25日)
  • 紫色線:単純移動平均線(75日)
  • 青色線:ボリンジャーバンド上限線(+1σ)・下限線(-1σ)
  • 緑色線:ボリンジャーバンド上限線(+2σ)・下限線(-2σ)
  • 桃色線:ボリンジャーバンド中間線
MUFG株価の移動平均線とボリンジャーバンド(6ヶ月)
【MUFG株価の移動平均線とボリンジャーバンド(6ヶ月)】
※SBI証券ツールのHYPER SBI2から抜粋

MUFGの株価は、上昇時において+2σ(緑色線)と+1σ(青色線)の間で動いています(いわゆるバンドウォークとなっています)。そして+1σ(青色線)を割り込むと下降傾向となり-2σ(緑色線)が抵抗線になっているようです。

しかし最近1ヶ月では動きが小さくなっています。上記チャートの白枠部分を抜き出したのが次のチャートです。

MUFG株価の移動平均線とボリンジャーバンドの過去1ヶ月の抜粋
【MUFG株価の移動平均線とボリンジャーバンド(過去1ヶ月の抜粋)】

ボリンジャーバンド幅が狭くなっており、株価は730円~750円のボックス圏に入っています。このボックス圏から抜け出す時が売買いの判断になりそうです。

売り買いの判断は

売買のチャンスは、ボリンジャーバンドが狭まっている所から広がる時になります。結論として保有しているMUFG株を売却するか、さらに買い増しするかは次のとおりです。ある程度売買高の確認も必要です。

  • 売却の判断基準:-2σ(緑色線)を割り込む時
  • 買い増しの判断基準:+2σ(緑色線)を上回る時

さいごに

今までは、単純移動平均線ぐらいを使用して売買判断をしていました。この方法も単純で良いのですが、半分は感頼りもありました。しかし、上記で紹介した「株トレ」を読んであらためてボリンジャーバンドの良さを認識しました。

だましもあるチャートでうまくいくかは分かりませんが、暫くは本稿で説明した方法を実践してみたいと思います。

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