新型コロナウィルスの終息時期(株式アノマリーからの予想)

新型コロナウィルスの拡散がまだ収まる気配が見えませんが、株式の米国市場がチャートの底がもしかすると見えてきたのかもしれません。日本市場も先々週底になったように見えましたが、先週の感染増加で緊急事態宣言が出てまた不透明になってしまいました。しかし既に底が見えた可能性があり、株式市場のアノマリーから終息時期を予想します。

アノマリーとは

アノマリーとは、合理的な説明ができない法則をいいます。経験的にとか過去にこのようなことがあった後によくこれがあったとか、経験則のようであり、都市伝説のようなイメージがあります。

例えば、フィボナッチ数列から導出される比率が黄金比と言われ、長期短期の上昇・下降トレンドの目安になります。

フィボナッチ数列とは、0、1から始まり、前の2つの値を足したものが次の値のなり、それを続けていくことにより作られる数列のことです。面白いのは、この数列の隣通しの比率が、段々と1.618…のいわゆる黄金比に収束していきます。

この数値を使って、今の値の±1.6..、±0.6..などを上昇・下降の目安したり、上昇の続く期間や、下降が続く期間などの目安にしたりします。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のアナリストの方が、このフィボナッチ数列を活用したテクニカルレポートを定期的に出していたのですが、今はこの証券会社に口座を持っていなければレポートを閲覧できなくなってしまいました。

何かの指標が欲しい時に、ある程度の目安になりますので、面白かったのですが、ここには口座を持っていないので残念です。

ご興味があれば、下記サイトをご覧ください。

最近の株式チャートを見る

ここで、最近のNYダウ(ニューヨーク・ダウ)と日経平均の株チャートを見てみます。株価は上下しますが、下がり、上り、次に下がるときにさらに前の値より下になると当然下降トレンドになりますし、上昇トレンドはこの逆になります。

株式のアノマリーの一つとしては、株価は約6カ月先行すると言われていますので、この株価の推移を見れば新型コロナウィルスの動きが予想できるのではないかということです。

NYダウのチャート

次の図は、NYダウの2016年4月から2020年4月上旬までの週足です。2020年の下落が酷いですね。あっという間に4年前に戻ってしまいました。でも最近は動きは、少し戻り基調に見えます。

上記のNYダウ(週足)の拡大部分が下記のNYダウ(日足)の図です。日足での1番底、2番底のように見えますし、最後のローソク足は上の指示線を越えましたので、底を打った可能性があります。

日経平均のチャート

次に日経平均のチャートを見てみます。下記は、NYダウと同じ期間の週足です。NYダウと同じような傾向ですが、でこぼこが多いですね。アベノミクスの効果が飛んでしまいました。

上記の日経平均(週足)の拡大部分が下記の日経平均(日足)の図です。NYダウ同様に底になりつつあるように見えます。しかし、上の支持線をまだ超えていませんので、戻る可能性がより残っています。米国市場と比較して、相変わらず日本市場の勢いが弱い傾向にあります。

終息時期を期待を込めて予想

米国市場では株式の底が見えたのかもしれません。今回の株式の下落の一番大きな原因は、新型コロナウィルスのためですので、株式の底から上昇に転じた場合、その底から約6か月後には、その原因がほぼ終息するのではないということです。

米国市場では、既に新型コロナウィルス後の事を織り込み始めたのかもしれません。日本市場はまだ怪しい状況ですが、感染者数が諸外国と比較して少ないですので、世界中からその動向に注目が集まっており、期待もされています。もしも日本で感染拡大となった場合は、米国市場でも再度の底確認が生じる可能性があります。

しかし、このままで日本市場も底が確認されれば、約6カ月後の10月頃にほぼ終息しているのではないかと期待できます。

さいごに

アノマリーなので、根拠は希薄です。また、まずは株式の底が確認できなければなりません。しかし、日本人は欧米人と比較して、家に入るときに靴を脱ぐとか、新型コロナウィルスが広がる前から、花粉症もあるので手洗い・マスクをすることを心掛けているということで、感染が緩やかに収まっている傾向にあります。

私も毎年2月3月に必ず、風邪やインフルエンザにかかっていましたが、今年は早めのマスク・手洗いを励行したためか、まだ元気です。

今回の厄災も皆さんと共に早く克服し、次のチャンスに備えたいものです。


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