楽天証券の投資信託付与ポイント数の改定とポートフォリオへの影響

楽天証券の保有投資信託に応じて楽天ポイントが得られるサービスが改定されます。長期的に運用している信託報酬率が比較的低い長期運用目的の投資信託を保有していると不利になる改定で、私の現在のポートフォリオにも影響が出る可能性があります。これらについて説明します。

改定内容

楽天から、2021年6月25日付で、「ハッピープログラムの対象、楽天証券でのお取引(投資信託分)の進呈ポイントの変更に関するお知らせ」がありました。

その内容は、次の表のとおり、投資信託の保有額に応じて付与されるポイントが、従来10万円毎に4ポイントだったのが、新しいルールでは、投資信託の銘柄に応じて10万円毎に0~10ポイントとなるというものです。

 区分 内容
変更前投資信託の月間平均残高10万円毎に4ポイント
変更後投資信託の月間平均残高10万円毎に0~10ポイント
【投資信託保有額により得られるポイント数の特典】

投資信託の銘柄は、A~D、そして対象外にグループ分けされ、そのグループに応じてポイントが付与されます。

詳細は次のとおりです。ここで、条件とは、投資信託の信託報酬率のうち楽天証券が受け取る代行報酬手数料率(税込)です。また、本表は2021年6月25日時点でのものが記載されていますので、対象銘柄(銘柄グループ)及び付与ポイントの条件は、今後の信託報酬(代行報酬手数料率)の水準により毎月変更変更される可能性があります。

銘柄グループ付与ポイント代行手数料率  銘柄例
A10p年率1.00%以上楽天・インカム戦略ポートフォリオ、ピクテ・ハイインカム・ソブリン・ファンド等43銘柄
B5p年率0.50%~1.00%未満ブラックロック・ゴールド・ファンド、ひふみプラス等1872銘柄
C4p年率0.05%~0.50%未満楽天・バンガード・ファンド、SMT ゴールドインデックス・オープン、eMAXIS Slim先進国債券等702銘柄
D3p年率0.036%~0.05%未満ニッセイ全世界株式ファンド、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)等7銘柄
対象外0年率0.036%未満SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま全世界株式)等3銘柄
【銘柄グループに応じた付与ポイントと銘柄例】

改定による影響

比較的信託報酬率の高いアクティブ型の投資信託は、A・Bグループと付与ポイントが増えていますが、信託報酬率が低い長期積立向きのインデックス型の投資信託はCグループ以下となっており、どちらかと言えば改悪の内容になっています。

ポートフォリオ変更の可能性

現状のポートフォリオ

ここで自分のポートフォリオの影響について見てみたいと思います。次の表はNISAで運用している私の積立投資信託の購入比率と今回の改定による銘柄グループとの対応です。

先進国債券20%、全世界株式40%、ゴールド20%で、各々信託報酬率が最低レベルの銘柄から構成されています。

投資信託の積立購入比率(NISA)と銘柄グループ
【投資信託の積立購入比率(NISA)と銘柄グループ】

この構成にしたのもいろいろと考えた結果で、管理しやすいように銘柄を絞り、無理ができない定年後の資産の安定性と、かつ少しの楽しみとしてゴールドも含めた構成になっています。

付与ポイントの改定前は、10万円毎に4ポイントが毎月付きましたが、改定後は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」がポイント付与対象外となり、それ以外の2銘柄はCグループですので、改定前と同じ10万円毎に4ポイントが毎月付きます。

この結果、付与されるポイントは減額となりました。

変更の可能性

改定前の「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」の付与ポイントは、毎月10万円毎に4ポイントです。1ポイント1円相当ですので、次の式で信託報酬率を0.048%下げる効果がありましたが、これが無くなりました。

  • (4ポイント/100,000円)×12月 =0.048%

ここで同じ世界株式の「楽天・バンガード・ファンド(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)」と比較をするとこちらは信託報酬率0.212%、銘柄グループCですので、信託報酬率が0.048%下がる効果があります。

この結果を信託報酬率で比較すると次のとおりです。

  • SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま):0.1102%
  • 楽天・バンガード・ファンド:0.164%(=0.212%-0.048%)

まだ「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」の方が有利ですので、継続した方が良さそうというのが結論です。

なお、関連する投資信託の銘柄選びについては次の記事でまとめていますので、ご覧ください。

関連記事

資産形成のためには、非課税のNISAやiDeCoの制度を活用し、管理費用の安い中長期の積立投資信託が有効です。iDeCoの方が非課税のメリットは大きいですが、引き出し可能になるのは60歳以降なので、まずは手軽に開始できるNISAについて、[…]

ネット証券における主なつみたてNISA商品
関連記事

NISA口座の金融機関変更に伴い、次に購入すべき投資信託・ETFとメリットある購入方法等を再考しています。同じテーマの(その1)では銘柄の調査を行い、(その2)では、金融商品の候補と資産配分について検討しました。この(その3)では、決定し[…]

積立投資信託の商品とネット証券の決定

さいごに

最近、楽天はポイントに係る改悪が続いています。楽天ゴールドカードのポイント還元の減少や公共料金でのポイント付与率の減少などがありました。今回もそうです。

ネット証券では、SBI証券がトップですが、楽天証券はそのトップの座を猛追してきていましたので残念です。SBI証券は投資信託保有額の0.1%をTポイントで還元してくれます。一方、楽天証券では楽天経済圏トータルとしてメリットを出していましたが、その差が無くなったかもしれません。

以前はそれほど見せなかった弱みのようなものが楽天に見え始めているような気がしています。日本を代表するネット企業ですので、引き続き応援していきたいと考えていますので、さらなる改善に期待したいと思います。

===↓ブログ村ランキングに参加しています。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 心地よい暮らしへ
にほんブログ村

楽天市場
5



楽天証券の投資信託付与ポイントの改定とポーとフォリオの影響
白ノ葉ブログの最新情報をチェック!