ヘルスケア系の日本ホスピスホールディングスの株式を始めて購入しました。購入時期が早い気もしますが、終末ケアに特長のある企業で自分も年を重ねていきますので、応援半分の気持ちです。その他のヘルスケア系の企業を含めて説明します。
日本ホスピスホールディングスとは
日本ホスピスホールディングス(以下、日本ホスピスといいます)は、末期がん患者などの終末期ケアを行うホスピス住宅の運営や在宅患者向けの訪問看護等を扱うヘルスケア系の企業です。事業内容は次のとおりです。詳細は、上記画をクリックしてご覧ください。
- ホスピス住宅事業:がん末期患者や難病患者等に限定したホスピス住宅を運営し、ケアサービスを提供しています。また、次の訪問看護・訪問介護事業所を併設又は近設もしています。
- 訪問介護事業:医療的ケアが必要な人に対して、医師から指示書を受け取った看護師による訪問看護サービスを提供しています。
- 在宅介護事業:「通い」「泊り」「訪問」の3つのサービスを組み合せた包括的な医療的ケアを特長とするサービスを提供しています。
株式指標と業績推移予想
日本ホスピスの主な株式指標は次のとおりです。2022年7月20日現在の株価で見ると予想PER、実績PBR等が少し高めです。配当については、暫くは事業拡大を優先するようで0円が続いています。信用倍率も若干高めです。
- 上場市場:東証グロース
- 株式コード:7061
- 株価(2022年7月20日):1,419円
- 予想PER:25.29倍
- 実績PBR:7.43倍
- 予想1株配当(配当利回り):0円(0%)
- 信用倍率:12.08倍
- 株主優待制度:無し
次に日本ホスピスの通期業績です。順調に売上・利益とも伸ばしています。施設数を積極的に増やしていますが、ヘルスケア系、特に終末期ケアとなると優秀な人材をどれだけ確保できるかが課題です。
今買い時なのか
次の画は、日本ホスピス株価の6ヶ月間日足チャートです。なかなか動意づかないようで、ここ数か月は三角持ち合いのようです。これから上に行くか、下に行くか注視してしている状況です。
私は先行投資の意味合いで少し購入してみましたが、株式指標を見ても過熱感が無くまだ余力がありそうですし、チャートでも出来高が膨らんでいませんので、まだ購入は早いのかもしれません。
狙いは、三角持ち合いを上抜け・出来高増のあたりですので、その際には買い増しを考えたいと思います。
その他のヘルスケア銘柄
これから注目というよりは、既に注目されているヘルスケア銘柄ですが、日本ホスピス以外の銘柄を3つほど簡単に紹介します。
アンビスホールデングス
関東・東北中心の医療施設型ホスピスです。主な株式指標は次のとおりです。信用倍率がすごい値になっていますので、売り圧力が強いと予想できます。日本ホスピスと同じ業種なので、傾向をみるのには参考になりますので、暫くは注視どまりです。
- 上場市場:東証スタンダード
- 株式コード:7071
- 株価(2022年7月20日):4,420円
- 予想PER:65倍
- 実績PBR:11.85倍
- 予想1株配当(配当利回り):6円(0.14%)
- 信用倍率:2,924倍
- 株主優待制度:無し
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人
ヘルスケア・住居系のREIT(不動産投資信託)です。REITなので、PBRの代わりに1口当たりのNAVの値を、また、配当金の代わりに分配金の値を参考に記載しています。NAVとは「Net Asset Value」の略で純資産総額です。これを発行済み投資口数で割ったものが1口当たりNAVで株式のPBR(株価純資産倍率)に相当します。
REITは分配金利回りが良いのが一般的です。しかも、このREITは投資主優待制度があります。
- 上場市場:東証REIT
- 株式コード:3278
- 1口価格(2022年7月20日):222,500円
- 1口当たりNAV:1.12
- 1口分配金(分配金利回り):8,221円(3.69%)
- 信用倍率:0.63倍
- 投資主優待制度:有り※無料見学・宿泊、利用割引等
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人については、次の記事でもまとめていますので、ご覧ください。
ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人のREITを保有しているとヘルスケア系施設の割引や見学無料等の投資主優待があります。分配金利回りも実績として安定的に4%~5%程度を維持しています。老後の投資先に一つの候補として紹介します。[…]
ヘルスケア&メディカル投資法人
こちらは純粋にヘルスケア系のREIT(不動産投資信託)です。先にREIT同様に分配金利回りが良く、同じような投資主優待制度があります。
- 上場市場:東証REIT
- 株式コード:3455
- 1口価格(2022年7月20日):170,200円
- 実績NAV:1.37
- 予想1口配当(配当利回り):6,633円(3.90%)
- 信用倍率:1.02倍
- 投資主優待制度:有り※無料見学・宿泊、利用割引等
ヘルスケア&メディカル投資法人については、次の記事でもまとめていますので、ご覧ください。
ヘルスケア系REITでは、投資主優待として老人ホーム・介護施設等の無料見学、入居・利用費用割引等があります。この記事では、 ヘルスケア系REITであるヘルスケア&メディカル投資法人(HCM)の優待対象施設を調べてみました。ヘルスケ[…]
さいごに
先行投資として日本ホスピスの株式を購入しましたが、その他に我が家では、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人を私が、ヘルスケア&メディカル投資法人を奥さんがそれぞれ購入しています。REITについては、分配金と投資主優待狙いです。
ヘルスケア系は、人材・処遇等の課題がありますが、これから無くてはならない業種なので、業績の伸長が期待できます。とはいえ、誰でも同じような事を考えるので、現状では期待ほどには株価・投資口価格が上昇していません。
応援すると言っても損失は避けなければなりませんので、現状のコロナ禍においては、慎重な対応が求められると考えています。暫くは注視が続きそうです。
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