年金相談の電話予約で気をつけたい事、早めに動きましょう

まもなく65歳で老齢年金の受給資格となります。念のため、年金事務所でいろいと教えてもらおうと電話予約をしました。結構混んでいるようで少し注意事項がありますので説明します。

特別支給の老齢年金からの切り替え

いろいろと人生の節目があります。私の場合は、60歳定年時に会社に再雇用され、その後「特別支給の老齢厚生年金」の受給資格が発生しましたので、手続き済です。ただし、再雇用で厚生年金保険に継続加入していましたので、全額支給停止になっています。

この件については、次のサイトでまとめていますので、よろしければご覧ください。

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花と花瓶

さて、65歳になると老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)の受給資格が発生しますので、「特別支給の老齢厚生年金」から「老齢年金」に切り替えなければなりません。

この手続きとして、日本年金機構から郵送されてくる「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」を提出しなければなりません

手続き自体は簡単そうなのですが、なんせ初めての事ばかりなので、この機会に年金事務所へ行き、最終的な年金額や支給の具体的な時期等を確認したいと思いました。

年金相談の順番

「特別支給の老齢厚生年金」から「老齢年金」に切り替えるために必要な「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」は、日本年金機構本部から65歳になる誕生月の前月の初旬頃に送られてきます。この請求書は、 誕生月の末日を期限として日本年金機構本部に 提出しなければなりません

また、年金関係を相談するための電話窓口としては次があります。

  1. ねんきんダイヤル(0570-05-1165):年金相談に関する一般的な内容です。どこに架けるのが良いのか分からない場合は、まずはこの番号に架けてください。
  2. 年金相談の予約受付専用電話(0570-05-4890):年金事務所等に相談する日時を予約する番号です。
  3. ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号(0570-058-555):年金定期便等の内容を問合せ・確認するための番号です。

まだ、「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」が届いていない場合は、上記①で何時頃手元に届くかを確認し、その後で②に電話をして予約日時の調整を行います。

なお、上記①~③の詳細については、日本年金機構の「電話での年金相談窓口」をご覧ください。

年金請求書の到着日の確認

まずは、「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」の到着日です。65歳になるのが2月下旬の誕生日として説明します(私の場合ですが)。

ねんきんダイヤル(0570-05-1165)で確認した事は次のとおりです。到着日以外の事についても参考に記載します。

  • 年金請求書の到着日:誕生日前の2月第1週又は第2週に届きます。
  • 年金支給開始:2月末まで提出すれば4月から支給されます。手続きが遅れて4月に間に合わない場合は3月に臨時支給してくれます。臨時支給をしてくれるのは初回のみです。
  • 最初の支給分:年金は偶数月の15日に前2月分が支給されます。今回のケースでは、4月に最初に支給される分は「2月分の特別支給の老齢年金」と「3月分の老齢年金」となります。
  • 年金支給の見込み額:「ねんきんダイヤル」ではわかりません。郵送されてくる「年金請求書」にも同封されていません。「年金請求書」を提出した後の通知書か、または、下記の予約した年金事務所で年金見込み額を計算してくれます

年金相談先(年金事務所)の予約

「年金請求書」が手元に届く時期がわかりましたので、次はこれを持って年金事務所等へ行く予約日時の調整です。

「予約受付専用電話」(0570-05-4890)で予約し、ついでに確認した事を記載します。

  • 決定した予約事項
    • 予約日時:混んでいるようで誕生日の約1カ月前に電話をしましたが、決定日時は希望していた日時の1週間後になりました。相談時間は45分間までです。時間が限られているので相談する内容を整理しておく必要があります。
    • 予約場所:希望した街の年金事務所に決定しました。念のためということで、街の年金事務所の住所と電話番号を教えてくれました。
  • 電話先から確認された事
    • 希望する相談先:上記の街の年金事務所を希望しましたが、不明な場合は住所から調べてくれます。
    • 相談内容:手続き方法、年金支給額・最初の支給日、年金受取口座(変更したので)等の確認をするつもりです。
    • 自分の基礎年金番号:手元に年金手帳等を準備して電話をしましょう。
    • 氏名・生年月日:本人確認ですね。
    • 奥さんの情報:基礎年金番号を聞かれましたが、手元になかったので、奥さんの氏名、生年月日、住所を回答してOKでした。加給年金の関係だと思います。
  • 相談する際に持参するもの:電話先から言われました。
    • 写真付身分証明書(運転免許証等)
    • 年金手帳
    • 印鑑(シャチハタ不可)
    • (当日年金事務所受付で○○時から予約している旨を伝える事)
  • 予約をキャンセルする場合:電話先から言われました。
    • 予約前日まで:「予約受付専用電話」(0570-05-4890)へ連絡します。
    • 予約当日:相談先の年金事務所へ連絡します。

注意点のまとめ

今まで説明した注意点を整理すると次のとおりです。

  • 「年金請求書」が手元に届いていない場合は、まず「ねんきんダイヤル」に電話をして到着日を確認し、その後で「予約受付専用電話」に電話して予約をします。
  • 「ねんきんダイヤル」及び「予約受付専用電話」に電話をする際には、自分の年金手帳や奥さん情報を手元に準備しておく事と何を相談したいかを整理しておくのが良いです。
  • 65歳の誕生日の一月前に電話予約を入れようとしましたが、希望日時では既に予約が一杯で駄目でした。早めの予約が必要です。

なお、老齢基礎年金・老齢厚生年金を共に繰下げをされる人は何もしなくともOKです(どちらかを繰下げる人は提出が必要ですが)。でも個人的には、繰下げ(老齢厚生年金)を行うと加給年金も支給停止になるので、お勧めできません。加給年金は老齢厚生年金に付加されるものなので、老齢厚生年金が繰下げで支給停止になると加給年金も同様になります。

なお、加給年金については、次のサイトをご覧ください。

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特別支給の年金(表紙)

さいごに

いよいよ第2の定年で、本格的な年金生活がスタートします。なんとなく面倒な気もしないではないですが、何もしないと自動的に年金繰下げになりますので、「年金請求書」を提出して、しっかりと老齢年金を受給したいと思います。

とは言え、65歳といえども平均寿命で考えると20年以上あります。まだ20年間もあると考えるか、20年間しかないと考えるかで若干意識が変わりますが、どちらにしても今までできなかった事を実行に移してみたいですし、生活安定のため少しは働く事になるのかなぁ~とも思っています。。。

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